
プレ男親父が会社の健診で「便潜血陽性」って言われたけど、「痔があるからそのせいだろ」って放置してるんだ…。

メル美それ、放っておいて大丈夫なのかな?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、大腸がんと大腸がん検診の話です。国立がん研究センターの「がん情報サービス」をもとにまとめました。
とても多いがん
- 2023年に大腸がんと診断されたのは154,039人(男性85,208人、女性68,830人)。2024年には54,416人が亡くなっています
- 男性では、前立腺がんに次いで2番目に多く診断されるがんです(2023年)
- かかる人は40代から増えます
- 5年相対生存率は69.9%(2018年診断例)
検診は40歳から、毎年
- 40歳から、1年に1度、定期的に受けることが勧められています
- 検査は便潜血検査(2日法):2日分の便をとって、便にまじった目に見えない血液を調べます。がんやポリープがあると、腸の中で出血することがあるためです
- 検診には利益だけでなく、見落としや、がんでないのに疑いありとなるなどの不利益もあるため、年齢と間隔を守ることが大切とされています

プレ男便を2日分とるだけなんだ。思ったより簡単だね。
「要精密検査」になったら
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必ず精密検査を受けましょう
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大腸がんは毎日出血しているわけではないので、2日のうち1日分だけの陽性でも、精密検査が必要です
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便潜血検査をもう一度受けても、精密検査の代わりにはなりません
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痔がある人でも、出血が痔のせいか、大腸がんやポリープのせいかは、精密検査をしないとわかりません
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大腸がんがあっても症状が出ないことはよくあります。「次の検診まで待とう」「症状がないから大丈夫」と自己判断しないで
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精密検査で最初に行われるのは全大腸内視鏡検査です。下剤で大腸を空にしてから、肛門から内視鏡を入れて、直腸から盲腸まで大腸全体を観察します。内視鏡が難しいときは、X線検査との組み合わせや大腸CT検査が行われます

メル美「痔のせい」と決めつけちゃダメなんだね。お父さんに精密検査をすすめて!
症状があるときは、検診ではなくすぐ受診
- 血便、腹痛、便の形や性質、回数の変化などの症状があるときは、検診ではなく、すぐに医療機関を受診してください
- 検診で「異常なし」でも、症状が出てきたら、次の検診を待たずに受診しましょう
家族にできること
- 40歳を過ぎた家族に、毎年の検診をすすめる
- 「要精密検査」を放っている家族がいたら、受診を後押しする。一緒に病院を調べるのもいい方法です

大腸がん検診は40歳から毎年、便を2日分とるだけです。「要精密検査」になったら、痔があっても、1日分だけの陽性でも、必ず精密検査を受けましょう。
まとめ
- 大腸がんは男性で2番目に多いがん。40代から増える
- 検診は40歳から毎年、便潜血検査(2日法)
- 要精密検査なら必ず受ける。1日分の陽性でも、痔があっても、便の再検査は代わりにならない
- 血便・腹痛・便の変化は検診を待たずすぐ受診
参考文献
- 国立がん研究センター がん情報サービス. 大腸がん検診について. https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/colon.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 国立がん研究センター がん情報サービス. がん種別統計情報 大腸. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 国立がん研究センター がん情報サービス. 最新がん統計. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。