
プレ男飲み会のあと、コンタクトをつけたまま寝ちゃった。朝、目がゴロゴロして真っ赤…。2週間用のやつを1か月くらい使ってたのもまずかったかな。

メル美それ、すぐ眼科に行ったほうがいいよ!
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、コンタクトレンズの正しい使い方の話です。厚生労働省のリーフレット「コンタクトレンズを正しく使いましょう!」と、日本眼科医会の「防ごう目のトラブル!!コンタクトレンズの眼合併症」をもとにまとめました。メガネをやめてコンタクトにすると印象が変わりますが、目の健康あってこそです。
コンタクトレンズは「医療機器」
- コンタクトレンズは、目に直接のせて使う医療機器です
- 視力を補正できる一方、取り扱いやケアの方法をまちがえると、角膜潰瘍などの重い目の障害につながることがあります(厚生労働省)
- 日本眼科医会によると、角膜(目の表面にある厚さ0.5mmの透明な膜)は傷つきやすく、レンズが角膜を直接傷つけたり、涙が減って乾いたりすることがあります。傷ついた角膜から病原体が入って感染症を起こすこともあります
いちばん怖いのは「角膜感染症」
- 日本眼科医会によると、コンタクトレンズの合併症でもっとも怖いのは角膜感染症で、重症では失明の危険もあります
- 多くは、レンズの管理が不十分だったり、無理な使い方をしたりした場合に起こります(問題なく使っていても起こる場合があります)
- 重い角膜感染症の原因になるアカントアメーバや緑膿菌は、水道水などを介してレンズケースの中でふえ、目に入って感染します。急な目の痛みと視力の低下が出て、治療も長くなることが多いとされています

プレ男レンズケースの中で微生物がふえるのか…。ケース、ずっと同じのを使ってた。
正しい使い方(日本眼科医会・厚生労働省)
使い始める前に
- 必ず眼科を受診する。はじめてのとき、レンズの種類を変えるときも。目の状態に合ったレンズを選び、取り扱いとケアの指導を受ける
- 使う製品の添付文書をよく読む。何日ごとに交換するか(1日・2週間・1か月など)、ケアの方法、つけはずしの注意を確かめる
毎日のこと
- 手を石けんで洗ってからレンズをさわる。爪は短く、なめらかに
- つける前に、レンズに破損・傷・汚れがないか確かめる。異常があれば使わない
- 装用時間を守る。極端に長い装用や、つけたまま寝てしまうことは大きなリスク
- 2週間・1か月交換のレンズは、保存液につけるだけでは汚れが落ちきらないので、洗浄液で約10秒こすり洗いする。ソフトレンズは、毎日、洗浄と消毒を
- レンズケースは毎日洗って自然乾燥。ソフトレンズのケースは3か月をめどに新しいものに交換
- 交換の期限を守る。交換の期限は、実際に使った日数ではなく、パッケージを開けた日から数える
異常があったら・定期検査
- 目やに・充血・ゴロゴロする感じ・見え方の変化などがあれば、レンズをはずして、すぐ眼科へ
- レンズがこわれたままつけてしまったときや、装用中にこわれたときは、痛みがなくても必ず眼科へ
- 症状がなくても目の障害が起きていることがあるので、眼科医に指示された定期検査を受ける。処方と定期検査は眼科専門医で(日本眼科医会)

コンタクトレンズは医療機器です。手を洗う、こすり洗い、ケースは3か月で交換、つけたまま寝ない。目が痛い・赤い・見えにくいときは、レンズをはずしてすぐ眼科へ。症状がなくても定期検査を受けましょう。
目が乾く・目薬を使いたいとき
- コンタクトレンズをつけると、涙が減ったり蒸発しやすくなったりして、ドライアイの症状が出ることがあります(日本眼科医会)
- 目薬は、基本的にはレンズをはずしてからさすものです。レンズの上からさすときに使える目薬には条件があるので、眼科医に相談しましょう
- 画面を見つづける目の疲れは、スマホ・PCの目の疲れへ

プレ男今日は眼科に行く。治ったら、2週間で交換して、ケースも新しくする!

メル美飲み会の日は、メガネで行くのもありだよね。
まとめ
- コンタクトレンズは医療機器。始める前・種類を変えるときは眼科へ
- いちばん怖いのは角膜感染症。重症では失明の危険も
- 手洗い、こすり洗い、ケースは3か月で交換、交換期限は開封日から
- 装用時間を守る、つけたまま寝ない
- 異常があればはずしてすぐ眼科。症状がなくても定期検査
参考文献
- 厚生労働省. コンタクトレンズを正しく使いましょう!(リーフレット). https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/colorcontact/dl/tekiseishiyou.pdf (閲覧日:2026年10月4日)
- 公益社団法人日本眼科医会. 防ごう目のトラブル!!コンタクトレンズの眼合併症(日本コンタクトレンズ学会理事長 堀裕一). https://www.gankaikai.or.jp/health/62/index.html (閲覧日:2026年10月4日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。