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九尾の狐『山海経』では、青丘の山にすむ、赤ちゃんのような声で鳴き、人を食べる獣。でもその肉を食べると、「蠱(こ)」にあたらない。のちの『呉越春秋』では、白い九尾の狐が、洪水をおさめた禹のもとにあらわれ、「王になるしるし」とされた

2026年10月10日

墨でえがかれた絵。9本のふさふさした尾をもつ狐が、体をくねらせて身がまえている。右上に「白面金毛九尾之妖狐」と書かれている
葛飾北斎「白面金毛九尾の妖狐」18〜19世紀、日本・江戸時代。紙に墨。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 青丘の山の獣
  3. 2. 青丘の国
  4. 3. 白い九尾の狐と、禹の結婚
  5. 4. 結婚してすぐ、治水の旅へ
  6. まとめ

プレ男九尾の狐って、人をだます悪い妖怪だよね? 漫画でもよく見る!

メル美古い中国の本では、「めでたいしるし」として出てくることもあるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 幻獣の解説、今回は九尾の狐です。中国の『山海経(せんがいきょう)』南山経・海外東経と、後漢の『呉越春秋』越王無余外伝の原文(ウィキソース)を読みました。中国神話の全体は中国神話の入門へ。

墨でえがかれた絵。9本のふさふさした尾をもつ狐が、体をくねらせて身がまえている。右上に「白面金毛九尾之妖狐」と書かれている

葛飾北斎「白面金毛九尾の妖狐」18〜19世紀、日本・江戸時代。紙に墨。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 九尾狐(『山海経』の注)、白狐九尾(『呉越春秋』)
すみか 青丘(せいきゅう)の山(『山海経』南山経)、青丘の国の北(海外東経)
すがた 狐のようで、9本の尾、4本の足
鳴き声 赤ちゃん(嬰児)のような声
性質 人を食べる。でもその肉を食べた人は、蠱(こ)にあたらない
めでたいしるし 禹のもとにあらわれた白い九尾の狐は「王になるしるし」(『呉越春秋』)

1. 青丘の山の獣

『山海経』南山経のはじめの部分(南山経之首)です。

メル美赤ちゃんみたいな声で鳴いて、人を食べる…。ちょっとこわいね。

2. 青丘の国

3. 白い九尾の狐と、禹の結婚

後漢の『呉越春秋』越王無余外伝です。洪水をおさめた禹の話が出てきます。

プレ男九尾の狐が、結婚のめでたいしるしだったんだ! 悪い妖怪のイメージと全然ちがう。

4. 結婚してすぐ、治水の旅へ

『呉越春秋』では、禹のもとにあらわれた白い九尾の狐が、「王になるしるし」とされています。

まとめ


参考文献

  1. 『山海經』南山經(南山經之首、青丘之山)と郭璞注; 海外東經. ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/山海經/南山經 , https://zh.wikisource.org/wiki/山海經/海外東經 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 『吳越春秋』越王無余外傳. ウィキソース. https://zh.wikisource.org/wiki/吳越春秋/越王無余外傳 (閲覧日:2026年10月10日)
  3. メトロポリタン美術館. Katsushika Hokusai, Nine-Tailed Golden Fox, 18th–19th century(56.121.31、パブリックドメイン). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/57281 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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