タダラフィルを毎日飲む方法とは?性行為のタイミングを気にしないED治療と、日本での位置づけ
ED治療薬のタダラフィルを、少ない量で毎日飲む方法があります。性行為の時間を気にせずにすむのが特徴です。海外での承認、日本での位置づけ、前立腺肥大症の薬としての使い方、注意点をまとめました。

プレ男ED治療薬を毎日飲む方法もあるって聞いたんだけど、どういうこと?
こんにちは、Dr. Taro です。 ED治療薬は、ふつう性行為の前に飲む薬です。一方で、タダラフィルには、少ない量を毎日飲むという使い方もあります。今回は、この使い方についてお話しします。
毎日飲む使い方ってなに?
タダラフィルを、少ない量(2.5mgや5mg)で、毎日決まった時間に飲む使い方です。
- 毎日飲むことで、体の中に薬がある状態が続くため、性行為のタイミングに合わせて飲む必要がありません
- 米国では、EDに対して、1日1回2.5mg(効果や副作用をみて5mgまで)を、性行為のタイミングに関係なく飲む使い方が承認されています
性行為の前に飲む使い方との違い
| 性行為の前に飲む | 毎日飲む | |
|---|---|---|
| 1回の量 | 10mg(20mgまで) | 2.5〜5mg |
| 飲むタイミング | 性行為の約1時間前 | 毎日決まった時間 |
| 性行為の予定 | 合わせて飲む必要がある | 気にしなくてよい |
| 日本での承認(ED) | 承認されている | 承認されていない |
日本での位置づけ
- 日本では、タダラフィルのEDに対する承認は、性行為の前に飲む使い方(10mg、20mgまで)です
- 日本では、タダラフィル5mgを毎日飲む使い方は、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療として承認されています(保険が使えます)
- EDに対して毎日飲む使い方は、日本では承認されていない使い方になります
注意すること
注意点は、性行為の前に飲む使い方と同じです。くわしくはED治療薬のページをご覧ください。
- 硝酸薬(ニトログリセリンなど)やリオシグアトとは、一緒に使えません。毎日飲む場合は、いつも体の中に薬があることになるので、特に注意が必要です
- 頭痛、ほてり、消化不良、背中や筋肉の痛みなどの副作用がおこることがあります
- 4時間以上勃起が続くときは、すぐに受診しましょう
- HIVの薬の一部など、飲み合わせに注意が必要な薬があります。飲んでいる薬は必ず医師に伝えましょう
毎日飲む場合は、いつも体の中に薬がある状態になります。硝酸薬などの飲み合わせには、特に気をつけてくださいね。
性感染症は防げない
タダラフィルは、性感染症を防ぐ薬ではありません。性感染症の予防には、コンドームを使いましょう。
まとめ
- タダラフィルには、少ない量(2.5〜5mg)を毎日飲む使い方がある。性行為のタイミングを気にしなくてよい
- 米国では、EDに対してこの使い方が承認されている
- 日本では、毎日5mgは前立腺肥大症の薬として承認。EDに対して毎日飲む使い方は承認されていない
- 硝酸薬とは一緒に使えない。毎日飲む場合は特に注意
- 性感染症は防げない。コンドームを
参考文献
- U.S. Food and Drug Administration. Tadalafil tablets Prescribing Information(once daily use for ED). https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2018/021368s030lbl.pdf (閲覧日:2026年9月26日)
- タダラフィル錠(前立腺肥大症に伴う排尿障害) 添付文書(KEGG MEDICUS). https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00068565 (閲覧日:2026年9月26日)
- タダラフィル錠(勃起不全) 添付文書(KEGG MEDICUS). https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00053585 (閲覧日:2026年9月26日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。