
メル美友だちの彼氏、友だちのスマホを毎日チェックして、男友だちの連絡先を消させるんだって。友だちは「愛されてる証拠」って言うんだけど…。

プレ男それって束縛…だよね。どこからが「暴力」なんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、デートDV(恋人からの暴力)の話です。内閣府が2023年度に行った全国調査をもとにまとめました。
5人に1人近くが経験している
内閣府の「男女間における暴力に関する調査(令和5年度)」(全国の18〜59歳、2,950人が回答)によると、
- 交際経験がある人の18.0%が、交際相手から暴力を受けたことがあります
- 性別では、女性の22.7%、男性の12.0%
- 被害を受けた人の18.6%(女性の23.3%、男性の7.2%)は、命の危険を感じた経験があります

プレ男女性の4〜5人に1人…。男性も8人に1人くらいいるんだ。
暴力は、殴る・蹴るだけではない
同じ調査では、配偶者からの暴力を、次の4つに分けて調べています。デートDVでも、同じような形があります。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 身体的暴行 | なぐる、ける、物を投げつける、突き飛ばす |
| 心理的攻撃 | 怒鳴る、ばかにする、スマホや交友関係を監視・制限する、無視する |
| 経済的圧迫 | お金を借りて返さない、デート代をすべて払わせる、バイトや仕事をやめさせる |
| 性的強要 | 嫌がっているのに性的な行為を強要する、避妊に協力しない、性的な画像を送らせる・撮る |
- 「束縛は愛されている証拠」ではありません。相手の行動や人間関係をコントロールしようとすることは、心理的な暴力になりえます
- 性的な行為は、おたがいの同意が前提です。付き合っていても、断っていいのです(不同意性交等罪)
相談しない人が多い
- 配偶者からの暴力を受けた人の44.2%(女性の36.3%、男性の57.2%)は、どこにも相談していません
- 不同意性交等の被害を受けた人の55.7%も、どこにも相談していません
- 「恥ずかしい」「自分が悪い」「男なのに」と思わずに、話してみてください

メル美男性のほうが、相談しない人が多いんだ。
相談先
- DV相談ナビ #8008(はれれば):近くの配偶者暴力相談支援センターにつながります
- DV相談+(プラス):電話 0120-279-889(24時間)、チャット(12時〜22時)などで相談できます。男性の相談にも対応しています(毎週日曜15〜21時は男性専用の回線)
- 命の危険が迫っているときは、迷わず110番。急ぎでないときは警察相談専用電話 #9110
- 一緒に住んでいる恋人からの暴力は、DV防止法の保護命令の対象になります(DV防止法)。別れたあとのつきまといはストーカー規制法も
まわりにできること
- 「別れればいいのに」と責めずに、まず話を聞く
- 「あなたは悪くない」と伝える。相談先の情報を渡す
- 本人の気持ちを尊重しつつ、危険なときは警察へ

交際経験のある女性の22.7%、男性の12.0%が恋人から暴力を受けた経験があります。束縛や性の強要も暴力です。ひとりで抱えずに相談してください。
まとめ
- 交際経験のある人の18.0%(女性22.7%、男性12.0%)が恋人からの暴力を経験
- 被害を受けた女性の23.3%は命の危険を感じた
- 監視・束縛、お金、性の強要も暴力。付き合っていても断っていい
- 相談は #8008、DV相談+、危険なら 110番
- 恋人のSNSに勝手にログインするのは不正アクセス禁止法の問題にも
参考文献
- 内閣府男女共同参画局. 「男女間における暴力に関する調査」(令和5年度)調査結果のポイント. https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/boryoku/siryo/pdf/bo124-1.pdf (閲覧日:2026年9月29日)
- 内閣府男女共同参画局. 男女間における暴力に関する調査 令和5年度調査. https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/r05_boryoku_cyousa.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 内閣府男女共同参画局. DV相談について. https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv_navi/index.html (閲覧日:2026年9月29日)
- DV相談+(プラス)(内閣府の事業). https://soudanplus.jp/ (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。