
メル美「王冠を捨てた恋」って聞いたことある?イギリスの王様が、恋のために王位をやめたんだって。

プレ男王様をやめてまで!?どんな恋だったんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 「大人の教養」の男女の実話シリーズ、今回は英国王エドワード8世とウォリス・シンプソンです。英国王室の公式サイト、米HISTORYの記事をもとにまとめました。
人気者のプリンス・オブ・ウェールズ
- エドワードは1894年生まれ。国王ジョージ5世の長男です
- 皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)として、不況に苦しむ地域への訪問や海外への公式訪問を重ね、戦争中の功績、恵まれない人々への心づかいで人気を集めていました
- 飛行機の操縦資格を持った最初の君主でもあり、1936年には王室の公務のための飛行隊を作っています
人妻だったアメリカ人女性との恋
- 英国王室の公式サイトによると、1930年、皇太子は、結婚していたアメリカ人女性ウォリス・シンプソン夫人と出会い、恋に落ちました
- HISTORYによると、ウォリスはペンシルベニア州生まれ。以前に米海軍のパイロットと結婚・離婚しており、当時は英米の実業家アーネスト・シンプソンの妻でした
1936年:即位、そして決断
- 1936年1月、エドワードはエドワード8世として即位しました
- HISTORYによると、2人の関係は米国や欧州の新聞では報じられていましたが、英国の新聞は政府との申し合わせで報じていませんでした
- 1936年10月、ウォリスが離婚の手続きを進めると、国王が彼女と結婚するつもりだということがはっきりし、内閣、野党、自治領などの間で懸念が広がりました
- 英国王室の公式サイトは、2度離婚した女性は王妃として受け入れられなかったと説明しています。エドワードは、王冠か、ウォリスかを選ばなければならなくなりました
- エドワードは、ウォリスに王妃としての地位や財産の権利を与えない結婚(貴賤結婚)も提案しましたが、12月2日、ボールドウィン首相に退けられました(HISTORY)

メル美「王妃にしなくていいから結婚させて」って提案までしたんだ…。
12月10日、退位
- 1936年12月10日、エドワード8世は退位の文書に署名し、翌日、退位のための法律に国王として同意して、退位が法的に成立しました。エドワード8世と、その子どもは王位継承から外されました
- 在位はわずか325日。戴冠式は行われませんでした。王位は弟のアルバートが継ぎ、ジョージ6世となりました
ラジオで語った言葉
- 12月11日の夜、エドワードはBBCのラジオで国民に語りかけました
- 「愛する女性の助けと支えなしには、私が望むように、重い責任を担い、国王の務めを果たすことはできないと気づいたのです」 (I have found it impossible to carry on the heavy burden of responsibility and to discharge the duties of king, as I would wish to do, without the help and support of the woman I love.)

プレ男「愛する女性の支えなしには」…。国民の前で、そこまで言いきるなんて。
その後の2人
- 1937年、エドワードはウィンザー公となり、フランスでウォリスと結婚しました
- 第二次世界大戦中の1940年、パリからリスボンへ逃れ、1945年までバハマ総督を務めました
- HISTORYによると、1937年にはドイツを訪れてヒトラーと会い、その後もナチスに利用されかけたことなど、政治的な判断には批判もあります
- 王室の公式の式典に夫妻が招かれたのは、1967年になってからでした(HISTORY)
- エドワードは1972年にパリで亡くなり、ウィンザー城の敷地内のフロッグモアに葬られました。ウォリスは1986年に亡くなり、彼のそばに葬られています
デートで話すなら
- 「王冠か、愛する人か」という究極の選択は、今も映画やドラマで描かれるテーマです
- 恋のために地位を捨てたロマンスとして語られる一方、国王としての責任や、その後の政治的な判断には厳しい評価もあります。1つの恋を、いろいろな角度から話せるのが大人の教養です

エドワード8世は、2度の離婚歴があるウォリス・シンプソンと結婚するため、在位325日で退位しました。2人は1937年に結婚し、今は同じ場所に眠っています。
まとめ
- エドワード8世は1936年1月に即位、12月に退位。在位325日、戴冠式なし
- 相手は、2度目の離婚をしようとしていたアメリカ人女性ウォリス・シンプソン
- ラジオで「愛する女性の助けと支えなしには」と語った
- 1937年にフランスで結婚。1972年・1986年に亡くなり、フロッグモアに並んで眠る
- あわせて読みたい:ヴィクトリア女王とアルバート公、ナポレオンとジョゼフィーヌ
参考文献
- The Royal Family. Edward VIII (r. Jan-Dec 1936). https://www.royal.uk/edward-viii (閲覧日:2026年9月29日)
- HISTORY. Edward VIII announces his abdication(December 11, 1936). https://www.history.com/this-day-in-history/december-11/edward-viii-abdicates (閲覧日:2026年9月29日)
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