電気毛布・電気あんか・電気カーペットで冬をあたたかく:事故は2月に最も多い。低温やけどは44℃でも3〜4時間で。寝るときはスイッチを切る
体をやさしくあたためてくれる電気毛布、電気あんか、電気カーペット(電気マット)。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、これらの事故は2月に最も多く、寝ている間の低温やけどや、折り曲げ・コードの傷みによる発煙・焼損が起きています。低温やけどは44℃でも3〜4時間で起こると言われます。安全に使うポイントをまとめました。

プレ男電気毛布を「強」にして、朝までぬくぬく寝るのが最高なんだ。

メル美えっ、つけっぱなし?低温やけどにならない?
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、冬の心強い味方、電気毛布・電気あんか・電気カーペット(電気マット)の話です。NITE(製品評価技術基盤機構)の注意喚起をもとにまとめました。
事故は2月に最も多い
- NITE によると、電気マット・電気毛布・電気あんかの事故は、2月に最も多く起きています
- 電気毛布・電気あんか:寝ている間に使うため、低温やけどや、電源コードの扱いが原因の発煙・焼損
- 電気マット(電気カーペット):しまうときに強く折り曲げたり、ソファーの上に敷いたりして、中のヒーター線がよれたり切れたりして発煙・焼損
実際にあった事故(NITE)
- 電気敷毛布で、寝ている間にひざが長時間触れて低温やけど(30歳代、重傷)。製品は正常に動いていた
- 電気あんかを「強」のまま体に触れさせて寝て、足に低温やけど(50歳代、重傷)。製品は正常に動いていた
- 電気毛布のコードの付け根にくり返し力がかかって芯線が切れ、スパークして出火
- 電気カーペットの強い折りじわの裏で、ヒーター線が切れて焼損

プレ男製品がこわれてなくても、低温やけどになるんだ…。
低温やけどとは
- 「あたたかい」と感じるくらいの温度でも、長い時間、同じところの皮膚に触れていると、皮膚の下の組織がダメージを受けて「低温やけど」になります
- 44℃では3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分で低温やけどになると言われています
- 熱源に触れたところが圧迫されていると、より短い時間でなります。血流や皮膚の感覚には個人差があり、44℃以下でもなることがあります
- ふつうのやけどは皮膚の表面だけですが、低温やけどは皮膚の深いところまで及ぶことがあり、重症になるおそれがあります
- 高齢の人は感覚がにぶく触れている時間が長くなりがちで、重症化しやすい傾向があります。小さな子ども、体の不自由な人、糖尿病の人も特に注意が必要と言われています

低温やけどは、皮膚の深いところまで及ぶことがあります。「あたたかい」くらいの温度でも、寝ている間ずっと同じところに触れているのは避けましょう。
安全に使うポイント(NITE)
電気毛布・電気あんか
- 電気毛布は、寝る前にあたためて、寝るときは低い目盛りに。寝ている間はスイッチを切る
- 電気あんかも、寝る前に布団をあたためたら、スイッチを切って布団から出す
- 電気あんかを厚手のタオルやカバーで包んでいても、低温やけどのおそれがあります
- 電源コードを無理に曲げたり、引っぱったりしない。本体に巻きつけない
電気カーペット(電気マット)
- 折り曲げたり、しわが寄ったまま使わない
- ソファーやクッションなど、やわらかいものの上で使わない
- 針やピンを刺したり、いすや机など重いもの・硬いものをのせたりしない
- ヒーター線が傷ついた製品は使わない

メル美寝る前にあたためて、寝るときは切る。これならぽかぽかのまま眠れるね。
- 使っている製品がリコール対象でないかも、NITE の「SAFE-Lite」などで確認しましょう
冬の乾燥対策には、加湿器の選び方と事故の防ぎ方もどうぞ。
ストーブやファンヒーターの点検と注意は、冬のストーブ・ファンヒーターは「距離」と「点検」へ。
まとめ
- 電気毛布・あんか・カーペットの事故は2月に最も多い
- 低温やけどは44℃でも3〜4時間で。皮膚の深いところまで及ぶことも
- 寝るときはスイッチを切る。あんかは布団から出す
- コードは曲げない・引っぱらない・巻きつけない
- カーペットは折り曲げない、ソファーに敷かない
参考文献
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 製品安全情報マガジン Vol.493「電気マット、電気毛布、電気あんかの事故」(2026年1月27日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/2025fy/vol493_260127.html (閲覧日:2026年10月3日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。