
メル美おばあちゃんの上まぶたに、黄色っぽいしこりがあるの。痛くないから放っておいていいのかな。

プレ男父さんは、目頭の近くに黄色い平らなものがあるよ。まぶたのできものって、いろいろあるんだね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、まぶたのできもの(眼瞼腫瘍)の話です。日本眼科学会の病気の解説「眼瞼腫瘍」(監修:日本眼形成再建外科学会)をもとにまとめました。
良性と悪性がある
- 眼瞼腫瘍は、まぶたにできる腫瘍で、良性と悪性があります
- 腫瘍の多くは、炎症とちがって痛みがありません
主な良性の腫瘍
| 名前 | 特徴(解説より) |
|---|---|
| 脂漏性角化症 | 黒〜こげ茶の盛り上がり。ごつごつと硬い感じ。年齢とともに増える |
| 乳頭腫 | 結膜からまぶたにかけてでき、キノコ状の根をもつ。ウイルスによる |
| 黄色腫 | まぶたの内側(目頭側)にできる黄色い平らなしこり。コレステロールの沈着が原因 |
主な悪性の腫瘍
| 名前 | 特徴(解説より) |
|---|---|
| 基底細胞がん | 皮膚の側に多い。潰瘍をともなうものや、初期はほくろに似ているものも。肌の白い西洋人に多く、紫外線が大きな原因の一つ |
| 脂腺がん | まぶたの中の脂の腺(マイボーム腺)から多く発生。やや黄色っぽいものが多い。上まぶたにできやすい |

メル美上まぶたの黄色っぽいしこりは、脂腺がんのこともあるんだ。お父さんの目頭の黄色い平らなものは、黄色腫かもしれないね。
悪性を疑うサイン
- まつげが抜ける
- 血管が多い
- 大きくなる速度が速い
- 形が非対称
- 腫瘍と正常な部分の境目がわかりにくい

まぶたのできもので、まつげが抜ける、血管が多い、大きくなるのが速い、形がいびつ、境目がはっきりしないといった特徴は、悪性のサインです。
治療
- 治療は切除が基本です。悪性が疑われるときは、一部をとって病理検査を行います
- 悪性の場合は、まわりに一定の安全な範囲をつけて切除し、まわりの組織を動かしてまぶたを作りなおすことが多いです。手術が難しい場合などは放射線治療が選ばれることもあります
- 高齢の人では、霰粒腫(ものもらいの一種)と思われたものが脂腺がんだったこともあります。薬でよくならないときは、腫瘍の専門家への紹介が考えられます(ものもらい)
予防:紫外線対策

プレ男痛くなくても、大きくなるのが速いとか形がいびつなら、早めに眼科で見てもらおう。
まとめ
- 眼瞼腫瘍は良性と悪性があり、多くは痛みがない
- 良性は脂漏性角化症・乳頭腫・黄色腫など
- 悪性の代表は基底細胞がん(紫外線が原因の一つ)と脂腺がん(上まぶたに多い)
- まつげが抜ける・血管が多い・大きくなるのが速い・非対称・境目が不明瞭は悪性のサイン
- 治療は切除。予防は紫外線対策
参考文献
- 日本眼科学会(監修:日本眼形成再建外科学会). 病気の解説「眼瞼腫瘍」. https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=87 (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。