男磨きOWNER'S MANUAL

PART 01 / HEADDOC. M-01-08

モヤモヤは「言葉にする」と少し落ちつく?気持ちに名前をつけると、脳の扁桃体の反応が弱まったという研究。つらい体験を書く方法は146の試験のまとめで「小さな効果」

PART01 メンタルDATE2026年10月4日
SOURCES2 件CHECK医師 監修

「イライラ」「不安」「悲しい」と、気持ちに名前をつけることを、心理学では「感情のラベリング」といいます。米国の研究では、いやな気持ちを起こさせる画像を見ながら気持ちを言葉で表すと、脳の扁桃体などの反応が弱まりました。つらい体験や気持ちを書き出す「筆記開示」は、146のランダム化試験のまとめで、効果はあるものの小さい(効果量 r=0.075)という結果でした。弱音を吐きにくい男性でも、ひとりでできる「言葉にする」方法と、研究の限界、相談先をまとめました。

目次
  1. 気持ちに名前をつける「感情のラベリング」
  2. つらい体験を「書く」方法
  3. やってみるなら
  4. 言葉にしても、つらさが続くときは
  5. まとめ

プレ男仕事でミスして、ずっとモヤモヤしてる。でも、何がつらいのか自分でもよくわからないんだよね。

メル美「モヤモヤ」の中身を言葉にしてみたら?「悔しい」なのか「恥ずかしい」なのか、とか。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、気持ちを言葉にすることの話です。「男は弱音を吐くな」と言われて育つと、自分の気持ちに名前をつけるのが苦手になりがちです(“オス”のメンタル)。でも、気持ちを言葉にすることには、研究の裏づけもあります。査読論文をもとに、効果とその限界を正直に見てみます。

気持ちに名前をつける「感情のラベリング」

脳の「扁桃体」の反応が弱まった

米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究(Lieberman ら、Psychological Science、2007年)では、

プレ男気持ちに名前をつけるだけで、脳の反応が変わるのか。

ただし、この研究は実験室で画像を見たときの、その場の脳の反応を調べたものです。

つらい体験を「書く」方法

気持ちを言葉にする方法の1つに、つらい体験や、そのときの気持ちを書き出す「筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)」があります。

メル美効果はあるけど小さめ、なんだ。書けば全部すっきり、ってわけじゃないのね。

気持ちに名前をつけると、脳の扁桃体の反応が弱まったという研究があります。つらい体験を書く方法も、効果は小さめですが研究で確かめられています。ただし、どれも治療の代わりにはなりません。

やってみるなら

言葉にしても、つらさが続くときは

書いたり話したりしても、気分の落ちこみや眠れない状態が続くときは、ひとりで抱えこまず、医療機関や相談窓口に相談しましょう。助けを求めるのは、弱さではありません(「弱音を吐けない」男ほど危ない)。

プレ男書いてみたら、モヤモヤの正体は「先輩にがっかりされたかも、っていう不安」だった。ちょっと楽になったかも。

メル美言葉になると、次にどうすればいいかも考えやすくなるよね。

まとめ


参考文献

  1. Lieberman MD, Eisenberger NI, Crockett MJ, et al. Putting feelings into words: affect labeling disrupts amygdala activity in response to affective stimuli. Psychol Sci. 2007;18(5):421-428. doi:10.1111/j.1467-9280.2007.01916.x. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17576282/ (閲覧日:2026年10月4日)
  2. Frattaroli J. Experimental disclosure and its moderators: a meta-analysis. Psychol Bull. 2006;132(6):823-865. doi:10.1037/0033-2909.132.6.823. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17073523/ (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。