
プレ男男は弱音を吐いちゃダメだって、ずっと思ってきたんだけど…。

メル美ひとりで抱えこむほうが、しんどくない?
こんにちは、Dr. Taro です。 「男磨き」から、“オス”のメンタルの話です。強くありたい、負けたくない。その気持ちは、男を前に進ませる力になります。でも、「弱音を吐かない」ことが、自分を追いつめてしまうこともあります。警察庁と厚生労働省の統計や、査読のある研究をもとにまとめました。
男性の自殺は、女性の2倍以上
- 2025年(令和7年)に、日本で自ら命を絶った人は19,188人でした
- そのうち男性は13,176人、女性は6,012人。男性は女性の2倍以上です
- 男性は、年代で見ると50歳代(2,702人)、40歳代(2,193人)が多くなっています

プレ男働き盛りの男性が、こんなに…。
「男らしさ」が、相談をさまたげる
- 男性は女性にくらべて、心の不調で専門家に相談しにくいことが知られています
- 35のグループの研究をまとめた解析(2025年)では、「男は強くあるべき」「感情を見せるべきではない」といった伝統的な男らしさを強く持つ男性ほど、心の相談に否定的で、「相談する自分は弱い」と感じやすいことが示されました
本当に強い男は、自分の弱さを知っていて、必要なときに人に頼れる男だと、私は思います。

「男らしさ」を強く持つ人ほど、心の相談をためらう傾向があります。相談することは、弱さではありません。
体を動かすことは、心にも効く
- 218のランダム化比較試験(約1万4,000人)をまとめた解析(2024年)では、ウォーキングやジョギング、ヨガ、筋トレなどの運動が、うつの症状を中くらいの程度で軽くすることが示されました
- 運動の強さに比例して効果が大きく、筋トレとヨガは続けやすい方法とされています
- ただし、研究の質には限界があるとされています。重いうつのときは、運動だけで治そうとせず、医療機関へ
筋トレの始め方は、筋トレの始め方をご覧ください。
“オス”のメンタルを整える5つのこと
- 体を動かす:筋トレやジョギングで、体と一緒に心もきたえる
- よく眠る:眠れない日が続くのは、心のサインのことも(睡眠の基本)
- 話せる相手を持つ:仲間、パートナー、家族。弱音を話せる相手は、男の財産
- お酒で紛らわさない:つらいときの飲酒は、かえって心を追いつめることがある
- 早めに相談する:2週間以上、気分の落ちこみや、何も楽しめない状態が続くときは、医療機関へ(うつのサイン)
ひとりで抱えないで
「消えてしまいたい」と思うほどつらいときは、今すぐ相談してください。24時間つながる電話窓口もあります。こころがしんどいときの相談先にまとめています。

メル美弱音を話してくれる人のほうが、信頼できるよ。
弱音を人に話す前に、まず自分の気持ちに名前をつけてみる方法は、モヤモヤは「言葉にする」と少し落ちつく?へ。
まとめ
- 2025年、自ら命を絶った男性は13,176人。女性の2倍以上
- 「伝統的な男らしさ」を強く持つ男性ほど、心の相談をためらう傾向がある
- 運動(ウォーキング・ジョギング・ヨガ・筋トレ)は、うつの症状を軽くする
- 本当に強い男は、弱音を吐ける男。つらいときは、ひとりで抱えず相談を
参考文献
- 厚生労働省自殺対策推進室・警察庁生活安全局生活安全企画課. 令和7年中における自殺の状況(令和8年3月27日). https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R08/R7jisatsunojoukyou.pdf (閲覧日:2026年9月28日)
- Üzümçeker E. Traditional Masculinity and Men’s Psychological Help-Seeking: A Meta-Analysis. Int J Psychol. 2025. https://doi.org/10.1002/ijop.70031 (閲覧日:2026年9月28日)
- Noetel M, et al. Effect of exercise for depression: systematic review and network meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ. 2024. https://doi.org/10.1136/bmj-2023-075847 (閲覧日:2026年9月28日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。