幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.115

田中貢太郎「蟇の血」雨あがりの山の手の夜道。「電車の方へは、こう行ったらよろしゅうございましょうか」と声をかけてきた若い女を、送っていった先の古い屋敷。ガラス窓の向こうで老婆がにぎっていたのは、生きた疣だらけの蟇だった

田中貢太郎の怪談「蟇の血」(がまのち。底本:学研M文庫『伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典』、初出は『黒雨集』1923年)。高等文官試験をめざす三島譲は、海岸で知りあった身寄りのない女と同棲しようとしています。先輩の家からの帰り道、道をたずねてきた若い女を親類の家まで送ると、そこは甘い毒々しい花の香りのする屋敷でした。青空文庫の本文で、あらすじと読みどころを紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 先輩の家からの帰り道
  2. くるくる舞う電燈の笠
  3. 「電車の方へは、こう行ったら……」
  4. 甘い毒々しい花の香りの屋敷
  5. 奥様のお相手を
  6. 窓の向こうの少年
  7. 「お前さんの好きな野狐を見せてやる」
  8. まとめ

プレ男「蟇の血」…。タイトルからしてもう、ぞわっとするね。

メル美夜道で女の人に道をたずねられるところから始まるんだって。

今回は、田中貢太郎の怪談「蟇の血」(がまのち)です。青空文庫の本文(底本:学研M文庫『伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典』、底本の親本:『黒雨集』)で読みました。青空文庫のファイルには、初出は『黒雨集』1923年(大正12年)10月25日と書かれています。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、人が縛られて責められる場面、生き物を殺す場面、人が亡くなる話が出てきます。

先輩の家からの帰り道

くるくる舞う電燈の笠

「電車の方へは、こう行ったら……」

甘い毒々しい花の香りの屋敷

奥様のお相手を

窓の向こうの少年

メル美お屋敷の中のどこを見ても、ふつうじゃないものばかり…。

「お前さんの好きな野狐を見せてやる」

屋敷の女たちは、下宿で待っていた女のことを最初から「野狐」と呼び、「野狐がついているから、その男はとても駄目だ」と言っていました。最後に、その女の姿は赤茶けた色の獣に変わります。

まとめ


参考文献

  1. 田中貢太郎. 蟇の血(底本:『伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典』学研M文庫、学習研究社). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/card47996.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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