幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.083

田中貢太郎「狐と狸」千年を生きた狐と狸が、少年の書生に化けて、物知りで知られる張華に議論をいどむ。「やめてくれ」と止めた墓の鳥居の神。猟犬を見ても平気な二人の正体をあばいたのは、千年の神木の火だった

田中貢太郎の怪談「狐と狸」(底本:河出文庫『中国の怪談(一)』、底本の親本:桃源社『支那怪談全集』)。燕の恵王の墓の上に、千年あまりを経た狐と狸が棲んでいました。二匹は、晋の司空・張華の博学をへこませてやろうと、少年の書生に化けて出かけます。墓の前の鳥居の神(華表神)は「二人が命を失うばかりでなく、その禍が俺たちにもかかってくる」と止めますが、二匹は聞きません。議論で張華をこまらせた二人は、猟犬をけしかけられても平気でした。張華は言います。百年の精なら猟犬で正体をあらわすが、千年の妖なら、千年の神木の火で——。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 千年の狐と狸
  2. 止めた鳥居の神
  3. 議論と猟犬
  4. 千年の神木の火
  5. まとめ

プレ男狐と狸が、物知りの学者に議論で勝負をいどむ話なんだって。おもしろそう!

メル美中国の怪談をもとにしたお話だよ。止めてくれた神さまの言うことを聞いていればよかったのに…。

今回は、田中貢太郎の怪談「狐と狸」(きつねとたぬき)です。青空文庫の本文(底本:河出文庫『中国の怪談(一)』、底本の親本:桃源社『支那怪談全集』)で読みました。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

千年の狐と狸

止めた鳥居の神

プレ男「俺たちにも禍がかかる」って…。神さまのほうが、先が見えてたんだ。

議論と猟犬

千年の神木の火

メル美止めてくれた神木まで、伐られてしまった…。いちばんかわいそうなのは、鳥居の神さまかもしれないね。

田中貢太郎の「狐と狸」で、千年の狐と狸の正体をあらわしたのは、二匹を止めた鳥居の神が宿る、千年の華表木の火でした。神は「わしの詞を聞かなかったから、わしにも禍が及んできた」と泣いて消えます。

まとめ


参考文献

  1. 田中貢太郎. 狐と狸(底本:『中国の怪談(一)』河出文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/card1620.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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