幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.069

田中貢太郎「義猫の塚」嵐の海で板切れにしがみついていた子猫を、和尚は自分で舟を出してまで助けた。10年後、縁側の猫たちが話していた——「近いうちに、うちの和尚さんの身に、変ったことがありそうだから」

田中貢太郎の怪談「義猫の塚」(底本の親本は1938年の改造社『新怪談集 物語篇』)。遠州・御前崎の西林院の慈悲深い住職は、風波のはげしい日、怒濤のなかで船の破片にしがみつく子猫を見つけ、漁師たちをうごかして助けました。猫は寺で飼われ、住職の言うことをよく聞きわける猫に育ちます。10年後の春、縁側でうたた寝していた寺男は、二匹の猫の話し声を聞きました。伊勢参りに行こうとさそう近くの寺の猫に、寺の猫はことわります。その夜、天井裏で大きな物音がして——。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 嵐の海の子猫
  2. 縁側の話し声
  3. 天井裏の物音
  4. 旅の僧
  5. まとめ

メル美猫が恩返しをする怪談があるんだって。猫好きにはたまらないお話かも。

プレ男「義猫」って、義理がたい猫ってことかな?

今回は、田中貢太郎の怪談「義猫の塚」(ぎびょうのつか)です。青空文庫の本文(底本:春陽文庫『怪奇・伝奇時代小説選集3 新怪談集』、底本の親本:改造社『新怪談集 物語篇』1938年)で読みました。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

嵐の海の子猫

プレ男嵐の海に自分で舟を出そうとするなんて、和尚さん、すごい!

縁側の話し声

天井裏の物音

旅の僧

メル美伊勢参りをことわって、和尚さんを守ったんだね。近くの寺の猫まで、いっしょに戦ってくれたなんて…。

田中貢太郎の「義猫の塚」で、嵐の海から助けられた猫は、10年後、「和尚さんに助けられた恩義がある」と、近くの寺の猫とともに天井裏の大鼠と戦い、命を落としました。

まとめ


参考文献

  1. 田中貢太郎. 義猫の塚(底本:『怪奇・伝奇時代小説選集3 新怪談集』春陽文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/card42272.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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