
プレ男同じメニューで筋トレしてるのに、友だちのほうがどんどんムキムキになる。やっぱり遺伝なのかな…。

メル美遺伝がどれくらいかかわってるか、研究があるみたいだよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は運動能力と遺伝の話です。厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」の「身体能力と遺伝(遺伝子多型)」「身体活動・運動と遺伝的要因」(2023年2月更新)をもとにまとめました。
筋力の遺伝率は約52%、持久力は約56%
- 持久力や筋力などの体の能力には、一部に遺伝の要因がかかわっていることがわかっています
- 双子や家族を調べた研究をまとめて分析した結果、
- 持久力の指標である最大酸素摂取量の遺伝率は約56%
- 握力など筋力の遺伝率は約52%

プレ男遺伝もかかわるけど、遺伝だけで決まるわけじゃないんだね。
短距離向き・持久力向きの遺伝子
- ACE 遺伝子:「I型」と「D型」があり、酸素ボンベなしで8,000m級の山に登った登山家15人は、全員が I型をもっていたと報告されています。持久力には I型が有利な可能性があります
- ACTN3 遺伝子:「R型」と「X型」があり、持久系のオリンピック選手には XX型が多く、パワー系・短距離系の選手には XX型がいなかったという報告があります
- こうした研究が進めば、自分に合った種目やトレーニングを選べるようになるかもしれない、としています
「運動を続ける」にも遺伝がかかわる
- ヨーロッパ7か国の双子3万7,051組の研究では、週1時間以上運動しているかどうかの遺伝率は、男性で27〜67%、女性で48〜71%でした
- ただ、どの遺伝子がかかわるかは、まだはっきりした結論は出ていない研究段階です
遺伝だけで決まるわけではない
- e-ヘルスネットは、人の体の能力は遺伝の要因だけで決まるわけではないことを、十分に知っておくことが大切だとしています

研究では、筋力の遺伝率は約52%、持久力は約56%とされています。遺伝の影響はありますが、運動能力は遺伝だけで決まるわけではありません。
運動部の経験がなくても体は変わる話はスポーツをやってこなかった男は弱いのか?、始め方は筋トレの始め方へ。

プレ男遺伝のせいにしないで、自分のペースで続ける!

メル美友だちとくらべるより、先月の自分とくらべよう。
まとめ
- 筋力の遺伝率は約52%、持久力(最大酸素摂取量)は約56%
- ACE、ACTN3 など、持久力・短距離に関係する遺伝子の型が研究されている
- 「運動を続けるか」にも遺伝がかかわるが、具体的な遺伝子は研究段階
- 運動能力は遺伝だけで決まるわけではない
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 身体能力と遺伝(遺伝子多型)(最終更新日:2023年2月20日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-03-003.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 身体活動・運動と遺伝的要因(最終更新日:2023年2月20日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-03-004.html (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。