
プレ男「最近の大人は体力が落ちてる」ってよく聞くけど、ほんとなの?

メル美国が毎年、体力テストの調査をしてるんだって。見てみよう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は大人の体力の話です。スポーツ庁の「令和6年度 体力・運動能力調査」(2024年5〜10月に実施、2025年10月公表)をもとにまとめました。
調査のあらまし
- 6歳から79歳までの体力・運動能力を、毎年しらべている国の調査です
- 20〜64歳(成年)のテストは、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、急歩または20mシャトルラン、立ち幅とびの6つ
- 令和6年度の成年の回収数は19,447人でした
年齢とともにどう変わる?
- ほとんどの記録は、男子では高校生年代でピークになり、そのあとは年齢とともにほぼ一直線に下がっていきます(下がりかたは項目によって大きくちがいます)
- ただし握力だけは、大人になってもゆるやかに伸びつづけ、30〜40歳代でピークになります

プレ男握力は30〜40歳代がピーク!まだ伸びしろがあるってことか。
25年前の大人とくらべると(20〜64歳の男性)
新体力テストがはじまった平成10年(1998年)ごろと令和6年度をくらべると、
- 高くなった:上体起こし、反復横とび、20mシャトルラン(どの年代でも)
- 低くなった:握力、長座体前屈、立ち幅とび(ほとんどの年代で)
- テストの合計点は、ほとんどの年代で令和6年度のほうが高い
- 最近10年間では、多くの年代で握力と立ち幅とびが低下傾向、合計点は横ばいです
つまり、「全部が落ちている」わけではなく、腹筋や持久力は上がり、握る力・跳ぶ力・体のやわらかさは下がっている、というのが調査の結果です。
体力が高い人ほど、運動している
- 20〜64歳全体で、体力の総合評価がいちばん高い Aの人は、週1日以上運動・スポーツをしている割合が78.8%。いちばん低い Eの人は29.0%で、約50ポイントの差がありました
- 男性は、全体的に女性より運動している割合が高い結果でした
学校時代に運動しなかった人も
- 学校時代の運動経験がある人は、ない人より新体力テストの合計点が高いのですが、その差は若い年代ほど大きく、年齢が上がると小さくなります(男性では、20〜24歳で8.5点の差、60〜64歳では1.3点の差)
- 20〜39歳の男性で、いま週1日以上運動している割合は、学校時代の運動経験がある人で約57%、ない人で約48%(差は9.2ポイント)でした
- 運動部じゃなかった人でも、大人になってからの運動で体は変わります(スポーツをやってこなかった男は弱いのか?)

令和6年度の調査では、大人の男性の握力と立ち幅とびは25年前より低く、上体起こしや反復横とびは高くなっていました。握力は30〜40歳代がピークです。体力が高い人ほど、ふだん運動しています。
下がっている力をきたえるなら
- 握る力・脚の力:筋トレの始め方、椅子スクワット
- 体幹のチェック:腹筋(体幹)は何段階?
- 体のやわらかさ:ストレッチの基本、股関節と足首のかたさ

プレ男立ち幅とびと長座体前屈、自分でもやってみよう。

メル美週1日でも運動を続けるのが大事だね。
大人がどれくらい運動しているかの最新の調査は、週1日以上運動している男性は約半分へ。
自分で新体力テストを受けて体力年齢を出す方法は、自分の「体力年齢」を出してみるへ。
まとめ
- 大人の男性は、25年前より上体起こし・反復横とび・シャトルランが高く、握力・長座体前屈・立ち幅とびが低い
- 最近10年は握力と立ち幅とびが低下傾向。合計点は横ばい
- 記録のピークは高校生年代。握力は30〜40歳代
- 体力が高い人ほど週1日以上運動している(A 78.8%、E 29.0%)
- 学校時代の運動経験による差は、年齢とともに小さくなる
参考文献
- スポーツ庁. 令和6年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について. https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/1421920_00012.htm (閲覧日:2026年10月6日)
- スポーツ庁. 「令和6年度体力・運動能力調査」の概要(PDF). https://www.mext.go.jp/sports/content/251007-spt_kensport01-000045281_1.pdf (閲覧日:2026年10月6日)
- スポーツ庁. 令和6年度体力・運動能力調査 調査結果の分析(PDF). https://www.mext.go.jp/sports/content/251007-spt_kensport01-000045281_2.pdf (閲覧日:2026年10月6日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。