幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.117

田中貢太郎「八人みさきの話」土佐の少年たちがこわがった「七人御先」。そのはじまりは、長宗我部元親に死を命じられた吉良親実ら八人の怨霊だった。夜の仁淀川で、姿の見えない客を乗せた渡し守——「これは、蓮池左京殿でござるぞ」

田中貢太郎の「八人みさきの話」(底本:河出文庫『日本の怪談』、底本の親本:桃源社『日本怪談全集』)。高知の海岸に生まれた作者が少年のころ聞かされた、出会うと病気になる物の怪「七人御先」。その話は、天正16年、家督相続に異をとなえて長宗我部元親に切腹を命じられた吉良親実をはじめとする八人の怨霊「八人御先」から始まります。見えない客を乗せた渡し舟、久武内蔵助の家につづく不幸、寺の本堂から列をつくって出ていく位牌——青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月22日

目次
  1. 少年のころの「七人御先」
  2. 家督相続の評定
  3. 碁を打ちおえてから
  4. 見えない客を乗せた渡し舟
  5. 八人御先のたたり
  6. 新改の七人御先
  7. 読みどころ
  8. まとめ

メル美「みさき」って、海の岬のこと?

プレ男それが、土佐で言い伝えられてきた、形も影もない物の怪の名前なんだって。

今回は、田中貢太郎の「八人みさきの話」です。青空文庫の本文(底本:河出文庫『日本の怪談』河出書房新社、底本の親本:桃源社『日本怪談全集』)で読みました。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。この記事で紹介する人物や出来事は、すべて作品の中で語られているものです。

※この作品には、切腹、子どもが亡くなる場面、処刑の場面が出てきます。

少年のころの「七人御先」

家督相続の評定

碁を打ちおえてから

見えない客を乗せた渡し舟

メル美姿は見えないのに、舟だけが重くなる…。静かな川の場面だから、よけいにこわいね。

八人御先のたたり

新改の七人御先

作者は、少年のころにおそれた「七人御先」は、比江山親興の妻子と長福寺の住職の「新改の七人御先」だろう、と書いています。

読みどころ

まとめ


参考文献

  1. 田中貢太郎. 八人みさきの話(底本:『日本の怪談』河出文庫、河出書房新社、底本の親本:『日本怪談全集』桃源社). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/card1613.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  3. 怪談田中貢太郎「義猫の塚」嵐の海で板切れにしがみついていた子猫を、和尚は自分で舟を出してまで助けた。10年後、縁側の猫たちが話していた——「近いうちに、うちの和尚さんの身に、変ったことがありそうだから」