幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.072

岡本綺堂「白髪鬼」弁護士試験の答案を書こうとすると、机の前に「髪の白い女」があらわれる。まっ昼間、ほかの受験者には見えない。4回つづけて落ちた先輩が、下宿の二階で打ちあけた秘密と、その後に起きたこと

岡本綺堂の怪談「白髪鬼」(初出は1928年8月の「文藝倶樂部」)。S弁護士が、若いころ麹町の下宿で出会った事件を語ります。同じ下宿の先輩・山岸は、学力も胆力もあるのに、弁護士試験に4回つづけて落ちていました。酉の市の帰りに鰻屋の二階で打ちあけたわけは——試験場で答案を書こうとすると、「髪の白い女」が机の前にあらわれ、紙の上をじっとのぞきこむ。まっ昼間で、ほかの人には見えないらしい。山岸は郷里に帰ると決め、下宿の娘・伊佐子は、そのことを気にかけていました。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 麹町の下宿
  2. 酉の市の帰りに
  3. 4回つづけて落ちたわけ
  4. 父の沈黙
  5. 鰻と黒猫
  6. 白い髪の婦人を乗せた自動車
  7. 白く変わった髪
  8. まとめ

※この作品には、登場人物が自ら命を絶つ場面と、動物が毒で死ぬ場面が出てきます。

プレ男試験のたびに幽霊が出てくるなんて…。それは受からないよ。

メル美しかも、まっ昼間の、人がたくさんいる試験場なんだって。

今回は、岡本綺堂の怪談「白髪鬼」(はくはつき)です。青空文庫の本文で読みました。初出は1928年(昭和3年)8月の「文藝倶樂部」です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

麹町の下宿

酉の市の帰りに

4回つづけて落ちたわけ

プレ男席が変わっても、ついてくるんだ…。

父の沈黙

鰻と黒猫

メル美伊佐子さん、山岸さんが帰ってしまうのがこわかったんだね…。

白い髪の婦人を乗せた自動車

白く変わった髪

岡本綺堂の「白髪鬼」で、山岸の試験場にあらわれた髪の白い女は、伊佐子さんにそっくりだったと山岸は語ります。それが何だったのかは、最後まで明かされません。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 白髪鬼. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43576.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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