幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.105

岡本綺堂「妖婆」雪の番町、「鬼婆横町」の大溝のふちに、頭から真っ白に雪をかぶった老婆が坐っていた。素通りした者、声をかけた者、銭を投げた者、刀で斬りつけた者——4人の若侍のその後

岡本綺堂の怪談「妖婆」(初出は1928年4月の「文藝倶樂部」)。嘉永4年の正月、四日も雪が降りつづいたその二日目の夜、番町の旗本・高原織衛の屋敷で歌留多の会がひらかれます。集まってきた若侍たちが口々に言うのは、「鬼婆横町」の大溝のふちに、雪をかぶった老婆が坐っていたということ。声をかけると、すがたは消えたといいます。遅れてきた石川房之丞は、その老婆に刀で斬りかかっていました。素通りした者、銭を投げた者、からかった者。その後、4人の運命は分かれていきます。青空文庫の本文で紹介します。

2026年10月12日

目次
  1. 嘉永4年、雪の番町
  2. 「鬼婆横町」の老婆
  3. 鬼婆の伝説
  4. 雪の中で斬りつける
  5. 「さっきの一言おぼえているか」
  6. 雪に埋もれていたもの
  7. 4人のその後
  8. まとめ

※この作品には、殺人と、登場人物が自ら命を絶つ場面が出てきます。

メル美雪の夜の路ばたに、おばあさんがひとりで坐っていたら…どうする?

プレ男声をかけるかな…。でも、それが「鬼婆横町」だったら、ちょっとこわいね。

今回は、岡本綺堂の怪談「妖婆」(ようば)です。青空文庫の本文で読みました。初出は1928年(昭和3年)4月の「文藝倶樂部」です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

嘉永4年、雪の番町

「鬼婆横町」の老婆

若侍 老婆に対して
神南佐太郎 だまって素通りした
堀口弥三郎 立ちどまって声をかけると、すがたが消えるように見えなくなった
森積嘉兵衛 「可哀そうだったから」と小銭を投げて通った

プレ男同じおばあさんに、3人とも別々のことをしてるんだ。

鬼婆の伝説

雪の中で斬りつける

「さっきの一言おぼえているか」

メル美からかいのひと言で、幼なじみを…?それだけの理由とは思えないね。

雪に埋もれていたもの

4人のその後

若侍 老婆に対して その後
堀口弥三郎 声をかけた(そして石川をからかった) 石川に殺された
石川房之丞 刀で斬りつけた 自ら命を絶った
神南佐太郎 素通りした 無事だった
森積嘉兵衛 銭を投げてやった 翌年の正月、ばってきされて破格の立身をした

岡本綺堂の「妖婆」で、妖婆を見た4人のうち、素通りした神南は無事で、銭を投げてやった森積は翌年に破格の立身をしました。妖婆の正体は、最後まで明かされません。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 妖婆. 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card43578.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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