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遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)とすい臓がん

家族にすい臓がんの人がいれば、50歳ごろから年1回の画像検査がすすめられる。BRCAの変化は、すい臓がんの薬の選び方にもかかわる

2026年10月12日

遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)とすい臓がんについて、日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)の患者・市民向けガイドブック(2022年版)のQ48・Q49をもとにまとめました。親・きょうだい・子どもにすい臓がんの人が2人以上いる「家族性膵がん」では、10〜20%程度に遺伝子の病的バリアントがみられ、最も多いのはBRCA2です。HBOCで家族にすい臓がんの人がいる場合は、すい臓がんの定期検査(サーベイランス)の対象とされ、50歳(家族に40歳以下で発症した人がいれば40歳)から、超音波内視鏡とMRCPを年1回行うことが提唱されています(保険の適用外)。BRCAの変化があるすい臓がんでは、抗がん剤の効き方がちがう可能性があります。

目次
  1. 家族性のすい臓がんとBRCA
  2. 薬の選び方にかかわる
  3. すい臓がんの定期検査(サーベイランス)
  4. まとめ

プレ男遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)って、すい臓がんにも関係があるの?

メル美すい臓がんは見つけにくいって聞くから、気になるね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)とすい臓がんの話です。日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)の患者・市民向けガイドブック「遺伝性乳がん卵巣がんを知ろう!」(2022年版)のQ48・Q49をもとにまとめました。HBOCそのものについては遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を見てください。

家族性のすい臓がんとBRCA

ガイドブックによると、

薬の選び方にかかわる

ガイドブックによると、BRCAの病的バリアントがあるすい臓がんでは、プラチナ系の抗がん剤の効果が高いという報告が複数あり、一定の条件でPARP阻害薬(オラパリブ)が保険で使えるようになっています(2020年12月)。そのため、治療の前にBRCAの病的バリアントの有無を調べることが望まれるとしています。

HBOCと診断されていて家族にすい臓がんの人がいる場合は、すい臓がんの定期検査の対象とされています。始める年齢は50歳、家族に40歳以下で発症した人がいれば40歳が提唱されています。

すい臓がんの定期検査(サーベイランス)

ガイドブックによると、

プレ男家族のがんの話を知っておくことも、自分の健康を考えるうえで大事なんだね。

日本でHBOCの体質をもつ人の割合は日本で遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の体質をもつ人はどのくらい?、男性のことは男性と遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構. 遺伝性乳がん卵巣がんを知ろう!みんなのためのガイドブック 2022年版 Q48 HBOCで発症する膵がんに特徴はありますか? https://johboc.jp/guidebook_g2022/q48/ (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 同 Q49 膵がんのサーベイランスは必要ですか?どのようなことをしますか? https://johboc.jp/guidebook_g2022/q49/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。