性教育Sex Education

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避妊、妊娠、生理、からだの悩み。人に聞きにくいことを、学会や公的機関の情報にもとづいて、やさしく答えます。あなたのからだは、あなたのもの。

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Contraception

避妊

ピル、アフターピル、IUD。自分で選べる方法と、「外に出す」が避妊にならない理由。

  1. Q.コンドームは「医療機器」A.日本ではクラスⅡの管理医療機器で、使う目的は「避妊及び性感染症予防の補助」。世界ではWHOが2026年9月から品質の事前認証を始めた
  2. Q.避妊がもたらす、妊娠を防ぐ以外の健康への影響(WHO、2025年)A.飲む避妊薬で卵巣がんのリスクは36%、子宮体がんは44%低い。生理痛などの改善も。一方、子宮頸がんのリスクはわずかに上がる
  3. Q.世界の避妊(WHO、2025年)A.妊娠できる年代の女性19億人のうち、8億7,400万人が近代的な避妊法を使い、1億6,400万人は避妊が必要なのに使えていない。性感染症も防げる避妊法はコンドームだけ
  4. Q.避妊のせいで、セックスが楽しくなくなった?A.避妊をやめた人の約20人に1人は、性生活への影響が理由(WHO、2025年)。ホルモンを使う方法でも使わない方法でも、同じくらい
  5. Q.WHOが避妊の選択肢を広げる新しい指針(2026年9月)A.ピルを最長1年続けて飲む、インプラントを5年使う、緊急避妊にミフェプリストンも。男性の新しい避妊法は5〜10年以内に出てくるかも
  6. Q.日本の夫婦の避妊(出生動向基本調査2021年)A.過去1か月に性交があった夫婦で避妊をしたのは58.3%。子どもを先にのばしたい・もう望まない夫婦でも、確実性の高い方法は61.3%
  7. Q.薬局で緊急避妊薬を買った人は?(試験販売、6,813件)A.20代が55%。理由の75%は「コンドームの脱落・破損・不適切な使用」。3人に1人は前にも飲んだことがある
  8. Q.抗菌薬を飲むとピルが効かなくなる?A.ふつうの抗菌薬(抗生物質)は、ピルの避妊効果にほとんど影響しない。ただし結核などの薬(リファンピシン・リファブチン)、一部のてんかんの薬、セイヨウオトギリソウには注意
  9. Q.40代からの避妊A.妊娠しにくくなっても、閉経までは妊娠の可能性がある。避妊は「55歳まで」が目安。ホルモンを使わない方法なら、50歳未満は生理が2年来なくなるまで、50歳以上は1年来なくなるまで。HRTは避妊にならない
  10. Q.黄体ホルモンを出す子宮内システム(IUS)の悩みA.入れて3〜6か月は不正出血が多い。長く続くときは妊娠や位置のずれ、ほかの病気を確かめる。生理の量が多い人や筋腫・腺筋症がある人は抜けやすいことも。ずれていたら避妊の効果が下がるので別の避妊も
  11. Q.飲んでいる薬の説明書に「避妊」と書いてあったらA.薬によっては、飲んでいる間と最後に飲んでから数か月、避妊が必要。男性もコンドームが必要な薬がある(2023年の国のガイダンス)。でも自己判断で薬をやめないで、妊娠を考えたら主治医に相談
  12. Q.生理周期と妊娠のしくみA.排卵はふつう次の生理の10〜16日前。精子は体の中で最大7日生きるので、生理が終わってすぐでも妊娠することがある。挿入しなくても、ごくまれに妊娠することも
  13. Q.ピルとがんの関係A.低用量ピルは卵巣がん・子宮体がん・大腸がんのリスクを下げる。乳がん・子宮頸がんのリスクは少し上がる可能性があり、やめて10年でもとに戻る(英国NHS)。ピルを飲んでいる人も子宮頸がん検診を
  14. Q.低用量ピルのよくある疑問A.飲み始めの吐き気や不正出血はよくある。生理の量が減り生理痛が軽くなる「副効用」も。医師と相談すれば連続して飲んで生理の回数を減らすこともできる。休薬期間に出血がなければ、まず妊娠の確認を
  15. Q.40歳を過ぎても低用量ピル(LEP・OC)は続けられる?A.年齢以外にリスクがなければ、基本的に続けられる。ただし40代は血栓症がふえるので、たばこ・高血圧・肥満などがあれば別の方法も。閉経か50歳をめやすにやめることを考える
  16. Q.手術が決まったら、ピルやHRTはどうする?A.低用量ピル(OC・LEP)は手術の4週前から術後2週まで休むのが一般的。飲み薬のHRTも手術によって休むことがある。血栓(静脈血栓塞栓症)を防ぐため。手術の予定が決まったら、飲んでいる薬を必ず伝えて
  17. Q.10代の避妊A.高校生・大学生の避妊は9割以上がコンドーム、次が「外出し」。でも外出しは避妊ではない。日本産婦人科医会の研修ノートは、女性が自分で使えるピルで避妊し、性感染症はコンドームで防ぐ「二重の守り」をすすめる。失敗したら緊急避妊薬を
  18. Q.初めてのセックスの前に知っておきたい5つのことA.同意はその都度、16歳未満は法律で守られている、初めてでも妊娠する、性感染症はコンドームで、もしものときはアフターピル
  19. Q.産後の避妊とセックスの再開A.出産から3週間で妊娠できる体に。授乳中でも、生理が戻る前でも妊娠することがある。次の妊娠までは1年以上あけるのが目安
  20. Q.不妊手術(パイプカット・卵管結紮)A.元に戻せないことが前提の避妊法。日本では母体保護法で条件と「配偶者の同意」が決まっている。性感染症は防げない
  21. Q.「外に出せば大丈夫」は避妊じゃないA.外出し(膣外射精)は1年で14〜27%が妊娠。射精前の液に精子がいる人も4割
  22. Q.アフターピル(緊急避妊薬)とは?A.飲める時間・効果と2種類の違い、飲んだあとに気をつけること
  23. Q.IUD・皮下インプラントとは?A.飲み忘れのない長く効く避妊法と、性感染症との関係
  24. Q.低用量ピルとは?A.避妊の効果・飲み方・血栓症のリスクと、性感染症は防げないこと
  25. Q.ミニピルとは?A.エストロゲンを含まないピルの避妊効果・飲み方と、2種類の違い
  26. Q.月経移動とは?A.旅行や大事な予定に合わせて生理をずらす方法と、注意すること

Pregnancy

妊娠

妊娠を考えたら、妊娠したら。検査薬、つわり、食べもの、感染症、産後のこころまで。

  1. Q.都道府県別の人工妊娠中絶(2024年度)A.実施率(女性1,000人あたり)は全国5.5。東京8.1、大阪7.9、宮崎7.1、熊本7.0、福岡6.9。低いのは奈良2.7、滋賀3.0、茨城3.2
  2. Q.世界の人工妊娠中絶(WHO、2025年)A.毎年約7,300万件。予定外の妊娠の6割が中絶に。正しい方法なら安全な医療だが、世界の約45%は安全でない中絶
  3. Q.世界の10代の妊娠(WHO)A.低・中所得国では15〜19歳の妊娠が年2,100万件、約半分は予定外。10代の出産は、お母さんの子癇や感染症、赤ちゃんの低出生体重・早産のリスクが高い。出生率は2000年から下がっている
  4. Q.年齢と体外受精の成績(2024年)A.1回の治療で赤ちゃんが生まれた割合は、30歳23.5%、35歳20.5%、40歳10.9%、43歳4.4%、45歳1.6%。流産の割合は40歳で34.5%、45歳で53.8%
  5. Q.体外受精などで生まれた赤ちゃんは2024年に8万6,473人で過去最多A.その年に生まれた赤ちゃんの約12.6%(約8人に1人)。96%は凍結した胚をもどす方法で、これまでの合計は108万人をこえた
  6. Q.生まれつきの病気(先天異常)は、原因がわからないことが多いA.それでも防げるものも:葉酸、風しんワクチン、梅毒などの検査、お酒・たばこを避ける、糖尿病の管理(WHO)
  7. Q.数字で見る日本のお産の場(2023年)A.お産をあつかう施設は12年で約4分の3に。帝王切開は病院で29.1%、無痛分娩は病院で13.2%・診療所で14.6%と、どちらも増えている
  8. Q.数字で見る日本の出産(2025年)A.生まれた赤ちゃんは67万1,270人で過去最少、合計特殊出生率は1.14。30〜34歳のお母さんの出産は増えた。死産率は22.3
  9. Q.世界の母乳育児(2026年、WHO・ユニセフ)A.生後6か月までの完全母乳は約37%から47%超に。でも、母乳をささえるサービスはまだ足りない
  10. Q.世界の帝王切開(WHO)A.お産の5回に1回以上(21%)が帝王切開。1990年の約7%から増え、2030年には約3割の見通し。必要な人が受けられない国と、多すぎる国の差
  11. Q.帝王切開のあとの子宮の傷のくぼみ(帝王切開瘢痕症候群)A.生理のあとに茶色い出血がだらだら続く、生理痛、妊娠しにくいなどの原因になることも。くぼみがあっても症状がなければ治療はいらない。次の妊娠をあきらめる必要もない
  12. Q.先天性風疹症候群(CRS)ってどんな病気?A.妊娠1か月での感染では赤ちゃんへの感染は50%以上。心臓の病気・難聴・白内障。予防できるのは妊娠前のワクチンだけ
  13. Q.妊娠中の高血糖は、世界の出生の6人に1人(年2,100万人)に影響(WHO)A.2025年11月にWHOが初めて妊娠中の糖尿病のケアの指針。2026年は診断基準も見直し
  14. Q.赤ちゃんのGBS(B群溶血性レンサ球菌)の重い感染症は、へっていないA.10道県の10年間で356例、98.6%は1歳未満。2.8%が亡くなり7.3%に後遺症。お母さんの検査を受けていたのは73.5%
  15. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と妊娠A.妊娠できる可能性は大きく減らない。リスク低減手術の前に、早めの妊娠計画を。不妊治療をひかえる必要はないと考えられている
  16. Q.早く・小さく生まれた赤ちゃんの「カンガルー・マザー・ケア」(WHO、2025年):肌と肌のふれあいと母乳で、新生児の死亡が30%以上、低体温が約70%、重い感染症が15%へる。お父さんや家族もできる
  17. Q.世界の妊産婦死亡(2023年、WHO)A.1年で約26万人、毎日700人以上が妊娠・出産で亡くなっている。多くは防げる原因。高所得国では生涯リスク7,933人に1人、低所得国では66人に1人
  18. Q.妊娠中・産後1年以内の自殺A.日本では2022〜2024年の3年間で162人。産後3か月〜1年が56%。産後は「子育ての悩み」と「うつ病」が多い。つらいときは一人でかかえずに相談を
  19. Q.助産師が中心になるお産のケア(WHO、2025年)A.信頼できる助産師のケアを受けた人は、経腟分娩が多く満足度も高い。熟練した助産師を誰もが利用できれば、母子の死亡の60%以上を防げる試算
  20. Q.赤ちゃんの「新生児聴覚スクリーニング」A.生まれた赤ちゃんの0.1〜0.3%に難聴がある。早く見つけて早く支援につなげるための検査。「要精密検査」なら遅くとも生後3か月までに精密検査を。「正常」でも、あとから難聴がわかることも
  21. Q.生まれて28日以内に亡くなる赤ちゃんA.世界では2022年に230万人、日本は2025年に575人(出生千あたり0.9)。世界の死亡の75%は生後1週間以内(WHO・人口動態統計)
  22. Q.赤ちゃんの「新生児マススクリーニング」A.生後4〜6日ごろにかかとから少し採血して、約20の病気を調べる。症状が出る前に見つけて治療すれば、ふつうの成長発達が期待できる。「陽性」でも、すぐに病気と決まるわけではない
  23. Q.生後1か月までの赤ちゃん、こんなときはすぐ受診A.熱や体温が低い、元気がない・飲みが悪い、けいれん、緑色の吐きもの、血便、白っぽい便、息が苦しそう。新生児は病気の進みが早い。いつもとちがうと感じたら早めに
  24. Q.前置胎盤A.分娩の1%弱。妊娠の早い時期に疑われても、多くはあとで胎盤が子宮口から離れる。32週で確定したら帝王切開の準備を。痛みのない出血(警告出血)はすぐ連絡
  25. Q.赤ちゃんの頭のかたちのゆがみ(斜頭)A.仰向け寝の向き癖で、生後2〜3か月の20〜30%に。生後1〜2か月のうちに向きを変える、起きているときの腹ばい(タミータイム)で予防。3〜4か月をすぎると自分たちで直すのはむずかしくなる
  26. Q.お産のあとの大量出血(分娩後出血)A.世界で年に約4万5,000人が亡くなる。WHOが2025年に新しい指針で、早く見つけてすぐに対応することを強調。妊娠中の貧血の治療や、会陰マッサージなどの予防も
  27. Q.出産のあと、何か月・何年も続く体とこころの不調A.世界で毎年4,000万人以上。性交の痛み35%、腰痛32%、便もれ19%、尿もれ8〜31%、不安9〜24%、うつ11〜17%(WHO・ランセット)
  28. Q.妊娠高血圧腎症は世界で年4万2,000人の妊産婦の命にかかわる(WHO、2026年):産んだあとも、高血圧・心臓病・脳卒中のリスクが続く。ひどい頭痛などのサインは産後も受診を
  29. Q.妊娠中・産後に災害にあったらA.避難生活では、おなかの張り、むくみ、血圧の上昇、血栓、こころの不調が起こりやすい。水分、塩分、体を動かすこと、ひとりで抱えこまないこと
  30. Q.妊娠中・授乳中の薬の情報が少ないのはなぜ?A.妊婦や授乳中の人は、薬の臨床試験から長く外されてきた。WHOは2026年10月、試験に参加できるようにするための知識ポータルを公開
  31. Q.流産・死産のあとのささえA.経験した人の53.3%が「つらさで日常生活に支障」、13.8%は「誰にも相談していない」。働く人の休業や、使える制度・相談先(こども家庭庁)
  32. Q.妊娠の届出はいつ?(2024年度)A.73万6,562人のうち94.7%は妊娠11週までに届け出。一方で、妊娠28週以降が2,618人、出産のあとが1,612人。産後の健診を受けた人は5年で約1.2倍に
  33. Q.世界の早産(WHO)A.毎年約1,340万人、10人に1人以上が早産で生まれる。5歳未満の子どもの死亡原因の第1位。どこで生まれるかで、助かるかどうかが大きくちがう
  34. Q.風疹の抗体をもっている人の割合(2025年度)A.女性はおおむね90%以上、45〜64歳の男性は87〜89%。20歳以上で風疹ワクチンを受けたとわかっている人は男性22%・女性47%
  35. Q.日本の風疹は「排除」を達成(2025年9月、WHOが認定)A.2013年は1万4,344件、いまは年に9〜15件。でも子どものワクチンの接種率が下がっていて、海外から持ちこまれれば再流行のおそれ
  36. Q.風疹ワクチンの制度の歴史A.1977年は中学生の女子だけ、1995年度から男女の幼児に、2006年度から2回接種。だから「受ける機会がなかった世代」の男性がいる
  37. Q.風疹の対策は職場でもA.職場からすすめられた男性は、抗体検査を受けた人が多かった(北海道の調査)。健診の場で検査をしたある事業所では受検率99.4%、ワクチンは最後に83%
  38. Q.生まれてすぐの「早期母子接触」A.肌と肌のふれあいで、母乳育児が続きやすく、赤ちゃんの体温や呼吸も安定しやすい。ただし生後すぐは予期せぬ急変もありうる。顔を横に向けて、スタッフに見守ってもらいながら
  39. Q.10代の人工妊娠中絶(2024年度)A.20歳未満は1万844件で前の年度より7.9%増。19歳4,976件、18歳2,899件、15歳未満も159件。だれも責めず、避妊と相談につなげたい
  40. Q.ほしい数の子どもをもてない人は5人に1人(国連人口基金・世界人口白書2025)A.問題は「望まない」ことではなく「選べない」こと。3人に1人は予定外の妊娠を経験
  41. Q.思いがけない妊娠かも、と思ったらA.ひとりでかかえこまずに相談を。「性と健康の相談センター」、女性相談支援センター(#8778)など。初回の受診費用を支援する自治体も
  42. Q.高齢妊娠・高年初産A.35歳以上の初産では注意したいことがあるが、大多数は元気な赤ちゃんを産んでいる。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、流産などに気をつけ、無理をせず健診を
  43. Q.中絶のあとの体とこころA.数日の腹痛と、数週間続くこともある出血はよくあること。出血が多い・熱が出る・妊娠している感じが続くときはすぐ受診。すぐに妊娠できるので避妊を。きちんと診察を受けていれば、将来の妊娠はあまり心配いらない
  44. Q.膠原病(SLE・抗リン脂質抗体症候群・関節リウマチ)があって妊娠を考えたらA.病気が落ちついた状態(寛解)で、妊娠中に使える薬に切りかえてからの妊娠がすすめられる。妊娠前に産婦人科で相談を。リウマチは妊娠中によくなっても産後に再燃しやすい
  45. Q.妊婦健診で「赤ちゃんが大きめ」と言われたらA.超音波の推定体重は誤差が大きく、大きい赤ちゃん(巨大児)を正確に見分けるのはむずかしい。日本では、大きいかもしれないというだけで帝王切開をすすめるはっきりした根拠はない。お産の方法は相談して決める
  46. Q.双極性障害・統合失調症があって妊娠を考えたらA.薬をやめると再発しやすい。妊娠中も薬を続けるのが原則。とくに産後は再発しやすいので、妊娠前から精神科と産婦人科で準備を。産後は休息と睡眠がとれるような手助けを
  47. Q.お産の準備A.「バースプラン」は希望を書いておくもの。助産師と話すきっかけに。でも予定どおりにいかないこともあるので柔軟に。入院の荷物は予定日の3週間前までに。病院への行き方も夜中を想定して決めておく
  48. Q.授乳中のおっぱいの張り・しこりA.張りすぎ(緊満)や乳管のつまりは、こまめに授乳して、ためこまないのがいちばん。しこりのある側から飲ませる、授乳の合間は冷やす。熱が出る・赤く痛い・12〜24時間でよくならないときは乳腺炎かも
  49. Q.仕事に戻っても授乳を続けたいA.1歳未満の子を育てる人は、休憩とは別に1日2回・各30分以上の「育児時間」を請求できる(労働基準法)。産後1年までは残業・休日出勤・深夜業をことわれる。搾乳できる場所や冷蔵庫も職場と相談を
  50. Q.母乳育児のよいところA.WHOは生後6か月まで母乳だけ、その後も2歳以上まで続けることをすすめる。赤ちゃんを感染症から守り、お母さんの乳がん・卵巣がんのリスクも下げる。日本では生後3か月で母乳だけは約55%。ミルクや混合でも、自分を責めないで
  51. Q.授乳中のお酒・たばこ・カフェインA.お酒はいちばん安全なのは飲まないこと。たまに飲むなら授乳まで時間をあける。たばこはやめるのがいちばんだが、やめられなくても授乳は続けて。カフェインは1日200mgまで(英国)
  52. Q.授乳中の薬A.多くの薬は母乳に移る量がとても少なく、赤ちゃんに影響する可能性は低い。薬のために授乳をあきらめる必要がないことも多い。自己判断でやめず、医師・薬剤師に「授乳中」と伝えて相談を
  53. Q.授乳のあとに両方の乳首が強く痛むA.乳首のカンジダかもしれない。赤ちゃんの口の中に、ふいてもとれない白い斑点があればうつしあっていることも。お母さんと赤ちゃんを同時に治療し、授乳は続けてよい(英国NHS)
  54. Q.前の妊娠で「頸管無力症」が疑われたらA.予防的に子宮の入り口をしばる手術(頸管縫縮術)と、経過をみる方法は、どちらも選べる。経過をみるなら頸管の長さを超音波でこまめに測る。入院や寝たきりの安静は必ずしも必要ない
  55. Q.腎臓の病気(慢性腎臓病)があって妊娠を考えたらA.腎臓の働きが下がっているほど、妊娠の合併症や、腎臓がさらに悪くなるリスクが上がる。腎移植のあとは、腎臓の働きが安定して1年以上たてば比較的安全とされる。妊娠前に主治医と産婦人科に相談を
  56. Q.提供された精子・卵子を使う治療とはA.第三者の精子を使う人工授精(AID)や、提供精子・卵子による体外受精がある。日本では2025年4月時点で法律の規制はなく、学会のルールで、法律上の夫婦・匿名の提供者に限られている
  57. Q.妊娠かもしれないサインA.生理が来ない、少量の出血、吐き気、強い眠気・疲れ、胸の張り、トイレが近い。妊娠4〜6週ごろから。妊娠がわかったら、受診・妊娠の届出・お酒とたばこをやめる
  58. Q.母乳のしぼり方と保存A.手でしぼるコツ、搾乳器の使い方。冷蔵庫(4℃以下)で8日、冷凍(-18℃以下)で6か月まで(英国)。電子レンジで温めない、解凍した母乳は再冷凍しない
  59. Q.お産がこわくてたまらない(出産恐怖症)A.陣痛や医療処置、もしものことへの強い恐怖で、眠れないなど生活に支障が出ることも。無痛分娩で痛みがやわらいでも、恐怖そのものは残ることが多い。ひとりでかかえずに妊婦健診で話して
  60. Q.がん治療の前に知っておきたい「妊孕性温存」A.抗がん剤や放射線で妊娠する力が下がることがある。治療の前に卵子・受精卵・卵巣組織・精子を凍結する方法があり、43歳未満は国と都道府県の助成も。ただしいちばん大切なのはがんの治療
  61. Q.潰瘍性大腸炎・クローン病があって妊娠を考えたらA.病気が落ちついている時期(寛解期)の妊娠が望ましい。薬は自己判断でやめると悪化のもと。妊娠中も比較的安全に使える薬もある。妊娠前から主治医と相談を
  62. Q.マタニティブルーA.産後数日〜2週間ごろ、急に涙が出る・いらいら・落ちこむ。出産した人の30〜50%が経験し、多くは10日ほどで自然によくなる。長引く・強いときは産後うつに移ることもあるので相談を
  63. Q.男性のプレコンセプションケアA.「精子は毎日新しくつくられるから、生活習慣は関係ない」は誤解。父親の健康や生活習慣は、妊娠のしやすさ、流産、妊娠中の合併症、子どもの将来の健康にも影響しうる
  64. Q.流産と診断されたら、自然に出るのを待つ?手術?A.どちらを選んでも次の妊娠率に差はない。待つ方法は手術を避けられる可能性があるが、いつ出るかわからず出血や痛みがある。手術は予定が立てやすい。自分で決めてよく、医療者はその選択を支える
  65. Q.赤ちゃんが新生児の特別なケア(NICUなど)に入ったらA.早産、低出生体重、感染症、黄疸などで。保育器の赤ちゃんにも、ふれる・話しかける・母乳をとどけることができる。不安はスタッフに話して
  66. Q.妊婦健診で何をする?A.出産まで14回程度。23週までは4週に1回、35週までは2週に1回、36週からは毎週。毎回、血圧・尿・体重・おなかの大きさを確かめ、時期に合わせて血液検査や超音波、子宮頸がん検診も(国の基準)
  67. Q.肥満と妊娠(BMI30以上)A.妊娠糖尿病や妊娠高血圧腎症などのリスクは上がるが、多くは健康な赤ちゃんが生まれる。妊娠中に体重を減らそうとしない。健診を欠かさず、食事と体を動かすことを大切に
  68. Q.健診で「羊水が少ない」「へその緒が巻いている」と言われたらA.へその緒の巻きつきは赤ちゃんの3人に1人にあり、ふつうのこと。羊水は赤ちゃんの元気のバロメーター。お産が近いと減ることも多い
  69. Q.排卵検査薬の使い方A.次の生理の予定日の17日前から、毎日同じ時間に(1日2回だと見つけやすい)。検査の前に水をたくさん飲まない。陽性になった日が、性交をすすめられる日
  70. Q.日本の妊婦と百日せきワクチンA.赤ちゃんの百日せきが増え、重症例も。欧米で妊婦にすすめられるワクチン(Tdap)は日本では承認・販売されていない。日本で妊婦に使える3種混合ワクチンの接種は、重症化予防の効果がまだ証明されていない(学会、2025年)
  71. Q.羊水過多A.赤ちゃんのまわりの羊水が多すぎる状態。多くは重くなく、原因がわからないことも多い。健診の超音波で見つかることがほとんど。おなかが急に大きくなる、おなかが痛いときはすぐ連絡を
  72. Q.産後の生理はいつ戻る?A.ミルクなら早くて産後5〜6週、母乳だけなら授乳を減らすまで来ないことも。生理が戻る前に排卵して妊娠することがあり、産後3週間から避妊が必要。授乳していないのに3〜6か月来ないときは相談を
  73. Q.産後精神病A.出産後まもなく急に始まる、幻覚・妄想・気分の極端な波。約1,000人に1人。「マタニティブルー」とはちがう、すぐに受診が必要な病気。本人は気づきにくいので、家族が早く気づいて動くことが大切
  74. Q.産後におしっこが出ない・出しきれない(産後の尿閉)A.お産のあと6時間以内に自然に出ないときをいう。膀胱がのびすぎたり、お産で神経がおされたりすることが原因。多くは自然によくなるが、長引くことも。尿意がなくても3〜4時間ごとにトイレへ
  75. Q.妊娠前から、有害な化学物質を減らすにはA.ゼロにはできないが、職場では防護具や換気、家では換気や使い方の工夫で減らせる。ふれたからといって、すぐに害が出るとは限らない。仕事で化学物質を扱う人は、妊娠の計画を上司や産業医に相談を
  76. Q.妊娠中・授乳中のアレルギーA.赤ちゃんのアレルギー予防のために、お母さんが特定の食べ物をがまんする必要はない(効果がなく、栄養によくない)。かゆみ止めの抗ヒスタミン薬は、日本で承認されているもので赤ちゃんの形の異常の報告はない
  77. Q.妊娠中の貧血A.世界では妊婦の37%。妊娠で血液の量がふえるため起こりやすく、大部分は鉄不足。疲れやすい・めまい・息切れに注意。レバーは鉄が多いが、ビタミンAのとりすぎに気をつけて少しずつ(牛レバーなら1日30g程度)
  78. Q.妊娠中の虫垂炎(もうちょう)A.大きくなった子宮で虫垂の位置が動き、典型的な症状が出にくい。妊婦さんは重症化しやすく、原則としてすみやかに手術。続く腹痛や吐き気は「妊娠のせい」と決めつけずに受診を
  79. Q.妊娠中の髪染め・パーマ・脱毛・ハイヒールA.カラーやパーマに制限はないが、肌が敏感なので最小限に。レーザー脱毛と除毛クリームはやめて、陰部のカミソリも避けたほうが無難。ハイヒールは転びやすく腰痛のもと
  80. Q.妊娠中・授乳中に胸のしこりに気づいたらA.妊娠中は乳腺が発達して、しこりが見つけにくい。気づいたら「妊娠のせい」と思わずに、早めに乳腺の専門医へ。針の検査は赤ちゃんに影響なし。早く見つかれば、妊娠中でも手術ができる
  81. Q.妊婦健診の子宮頸がん検診で異常と言われたらA.妊娠初期の検査で見つかることが多い。前がん病変(CIN3以下)なら、妊娠中は手術をせず経過をみて、産後にもう一度調べるのが基本。がんが疑われるときは、週数や進み具合をふまえて一人ひとり相談して決める
  82. Q.おなかが張る・「安定期」はいつから?A.不規則な張りは誰にでもあり、横になって治まれば多くは心配ない。1時間に5〜6回以上、安静でも治まらないときは早めに受診。医学的には「安定期」はない。里帰り分娩は30〜34週が目安
  83. Q.妊娠中の歯医者と健康診断A.歯周病は流産・早産のリスクを上げる。歯科治療は妊娠を伝えて、初期は急ぎの治療だけ。会社の健診・人間ドックは妊娠を伝えて、CT・MRIは避ける。採血・エコーはいつでも大丈夫
  84. Q.妊娠中の薬物(大麻・コカインなど)A.赤ちゃんに深刻な影響が出ることがある。妊娠に気づく前に一度使っただけなら、影響の可能性は低い。やめられないときは、責められずに相談できる場所がある
  85. Q.妊娠中の食事、これって大丈夫?A.レバーは少量ずつならOK、コーヒーは薄めを1日1〜2杯、カップ麺はスープを残して野菜を足す、乳製品はアトピーを心配してやめなくていい、栄養ドリンクはお酒・カフェイン・砂糖に注意
  86. Q.妊娠中・産後の手のしびれ、手首の痛みA.親指〜中指がしびれる「手根管症候群」、親指側の手首が痛む「ドケルバン病(腱鞘炎)」は、妊娠・出産期の女性に多い。妊娠中の手根管症候群は数か月で自然によくなることも
  87. Q.次の妊娠まで、どのくらいあける?A.出産から次の妊娠まで6か月未満だと、早産や低出生体重のリスクが上がる。日本の研究では18〜23か月が標準的で、短すぎても長すぎても早産がふえた。経腟分娩は最低6か月、帝王切開は最低1年が目安
  88. Q.尿もれ?破水?A.妊娠中は大きくなった子宮が膀胱を押して尿もれしやすく、破水と区別しにくいことも。迷ったら自己判断せず産院へ。産後の尿もれは骨盤底筋体操でよくなることが多い
  89. Q.妊娠中の湿布・市販の風邪薬・花粉症の薬A.痛み止めの成分(NSAIDs)は、妊娠中期以降、とくに後期に注意。赤ちゃんの腎臓の働きが落ちて羊水が減ったり、心臓の血管が狭くなったりすることがある。自己判断で使わず、まず相談を
  90. Q.妊娠中のプール・温泉・自転車・車のシートベルトA.プールは出血や切迫早産のきざしがなく破水していなければできる運動。自転車は控えて。シートベルトはおなかを横切らないように正しく。事故にあったら症状がなくても受診を
  91. Q.妊婦健診で「卵巣が腫れている」と言われたらA.妊娠中の卵巣腫瘍は全妊娠の1〜4%、そのうち悪性は2%ほど。多くは経過をみる。手術が必要なときも、待てるなら流産を考えて妊娠14週以降に
  92. Q.パートナーが妊娠したら、できることA.つわりの時期は料理や重い買い物を代わりに。健診や超音波にも一緒に。たばこは近くで吸わない。お産の前は連絡がつくように、産後は家事と赤ちゃんのお世話を。自分の気持ちの変化も大切に
  93. Q.妊娠中に眠れない・妊娠中と産後の抜け毛A.不眠はホルモンの変化や頻尿・こむら返り・胎動のせいでよくある。生活リズムを整え、寝る前のスマホを控えて。抜け毛は産後にとくに増えるが、半年ほどでよくなることが多い
  94. Q.妊娠中に交通事故にあった・おなかを打ったらA.軽い打撲でも約3%に、胎盤がはがれる「常位胎盤早期剥離」が起こるとされる。数時間たってから症状が出ることも。おなかの痛み・張り、胎動が減る、出血があればすぐ連絡。シートベルトは正しく必ず
  95. Q.妊娠中に食べられない状態が長く続いたらA.つわりや摂食障害でビタミンKが足りなくなると、お母さんの検査に異常がなくても、赤ちゃんの脳に出血が起こることがある。ビタミンKやビタミンB1の補充を考えるので、食べられない状態はがまんせず相談を
  96. Q.妊娠中の働き方と法律A.健診に行く時間の確保、医師の指導にもとづく勤務の軽減は会社の義務。軽い仕事への転換、残業・深夜業の免除も請求できる。産前6週(多胎14週)・産後8週の休業、妊娠を理由にした解雇は禁止
  97. Q.妊娠に気づかずレントゲンやCTを受けたらA.ふつうの検査で、赤ちゃんの奇形が増える線量(100ミリグレイ)に達することは極めてまれ。おなかから離れた胸や頭のレントゲンでは、赤ちゃんはほとんど被ばくしない。MRIも、これまで有害という報告はない
  98. Q.Rh(D)陰性の妊婦さんA.日本人では200人に1人。赤ちゃんがRh陽性だと、お母さんの体に赤ちゃんの血液を攻撃する抗体ができることがある。妊娠28週ごろと出産後72時間以内の注射(抗D免疫グロブリン)で防げる
  99. Q.妊娠中の風疹・はしか・水ぼうそうA.「かかったことある?」と聞かれたら母子健康手帳を確認。わからなければ抗体検査を。妊娠中に患者と接したら、受診前にまず電話で相談
  100. Q.妊娠中のセックスA.経過が順調なら、医師や助産師に止められていなければ基本的に大丈夫。流産や早産の原因にはならない。でも出血がある、破水した、子宮頸管に問題がある、前置胎盤などのときは控えて。性欲の変化はふつうのこと
  101. Q.死産A.原因がわからないことも多く、お母さんのせいではない。胎動が少ない・いつもとちがうときは、翌日まで待たずにすぐ連絡を。リスクを下げるためにできることと、赤ちゃんを亡くした家族への支え
  102. Q.10代で「妊娠したかも」と思ったらA.ひとりで抱えこまないで。検査薬、産婦人科、各地の「にんしんSOS」へ。高校生が妊娠しても、学業を続けたいなら安易に退学をすすめないよう国が学校に求めている
  103. Q.妊娠と甲状腺の病気(バセドウ病・橋本病)A.甲状腺ホルモンのバランスが悪いと流産や早産のリスクが上がる。妊娠前から整えておくことが大切。バセドウ病の薬の中には妊娠初期に避けたいものがあるので、妊娠を考えたら主治医に相談
  104. Q.赤ちゃんがほしいと思ったらA.40歳未満なら、避妊せずに定期的にセックスすると1年以内に10人に8人が妊娠(英国NHS)。2〜3日おきのセックス、排卵のころ、体重・お酒・たばこ、葉酸。1年妊娠しなければ「不妊症」、年齢や持病によっては早めに相談を
  105. Q.妊娠前・妊娠中に知っておきたいワクチン(日本)A.風しん・はしか・水ぼうそうは生ワクチンで妊娠中は打てず、打ったら2か月は避妊。インフルエンザは流行期に妊婦への接種が一般にすすめられる。RSウイルスは妊娠28〜36週に定期接種
  106. Q.吸引分娩・鉗子分娩A.赤ちゃんの心拍が心配なとき、お産が進まないときに、器具で赤ちゃんが出てくるのを手助けする方法。英国では約8人に1人。肛門まで裂ける傷や尿もれが起こりやすくなるので、産後のケアも大切
  107. Q.逆子(骨盤位)と横向きの赤ちゃんA.多くは産まれるまでに頭が下に向く。36週ごろも逆子なら、おなかの外から向きを直す方法(外回転術)や、お産の方法を相談。横向きのままなら帝王切開がすすめられることが多い
  108. Q.胎盤のトラブルA.低置胎盤・前置胎盤、胎盤が残る(遺残胎盤)、常位胎盤早期剥離。どれも多くはないが、妊娠後期の痛みのない真っ赤な出血、おなかの痛みと出血はすぐ連絡を
  109. Q.妊娠中の薬A.多くの薬は胎盤を通って赤ちゃんに届く。市販薬・痛み止めも、飲む前に医師・薬剤師に確認を。いつもの薬を自己判断でやめない。「自然」なハーブ類も安全とは限らない
  110. Q.妊娠中のサプリメントA.葉酸は妊娠前から。ビタミンDは英国では全妊婦にすすめられている。鉄は血液検査で足りないときに。ビタミンA(レチノール)の入ったサプリや肝油は避ける
  111. Q.妊娠中の体重の増え方A.増え方は人によって大きくちがう。増えすぎると妊娠糖尿病や妊娠高血圧腎症、少なすぎると早産や低出生体重のリスク。妊娠中のダイエットはしない
  112. Q.赤ちゃんが生まれた直後に起こることA.すぐに肌と肌でふれあう、体をふいて温める、赤ちゃんの体の確認、ビタミンK、傷の縫合、産後の大量出血を防ぐ処置。前もって知っておくと安心
  113. Q.お産の進み方A.子宮の入り口が開いていく時期、赤ちゃんが生まれる時期、胎盤が出る時期。初産では、本格的な陣痛から全開まで8〜18時間ほど(英国)。それぞれの時期に起こることと、パートナーにできること
  114. Q.双子の妊娠A.一卵性と二卵性、胎盤を共有しているかどうかで健診の回数が変わる。双子の約6割は37週より前に生まれる(英国)。貧血や妊娠高血圧腎症にもなりやすいので、健診を欠かさずに
  115. Q.双子のお産A.双子でも経腟分娩は多い。1人目が頭を下にしていれば経腟分娩になりやすい。逆子や胎盤を共有している場合などは帝王切開も。三つ子以上はほぼ予定の帝王切開(英国)
  116. Q.産後の出血(悪露)と、産後すぐの体A.出血は数週間続き、だんだん茶色く少なくなる。6週の健診まではタンポンを使わない。急にたくさん出血する、大きな血のかたまり、高い熱、ふくらはぎの痛み、胸の痛みはすぐ相談
  117. Q.ぜんそくがある人の妊娠A.ぜんそくの薬の多くは妊娠中も使える。自己判断でやめると、悪くなって赤ちゃんの体重が少なくなるリスクも。妊娠がわかったら主治医に相談し、発作止めが増えたら早めに受診を
  118. Q.授乳のよくある悩みA.乳首が痛い・切れた、母乳が足りているかわからない。乳首の痛みの多くは、赤ちゃんの吸いつき方(ポジショニング)が原因。足りているかの目安と、早めに相談したいとき
  119. Q.帝王切開A.おなかと子宮を切って赤ちゃんを出す手術。予定の手術は39週ごろから。下半身の麻酔で起きたまま、40〜50分ほど。回復は経腟分娩より時間がかかり、運転やセックスは6週ごろまで様子を見て
  120. Q.生まれつきの心臓病(先天性心疾患)がある人の妊娠A.妊娠・出産できる可能性はあるが、妊娠は心臓に大きな負担。妊娠を考えたら、何年も受診していなくても循環器の専門医へ。自己判断で薬をやめない
  121. Q.陣痛誘発A.予定日を過ぎたとき、破水したのに陣痛が来ないとき、お母さんや赤ちゃんの健康のために、薬や器具でお産を始める方法。受けるかどうかは説明を聞いて自分で選べる。家でお産を起こす確かな方法はない
  122. Q.お産の痛みをやわらげる方法A.呼吸法・姿勢・お風呂・マッサージから、硬膜外麻酔(無痛分娩)まで。硬膜外麻酔は多くの場合しっかり痛みを取るが、吸引・鉗子分娩が増えることも。前もって産院で確かめよう
  123. Q.お産が始まったサインA.陣痛(規則的な張り)、おしるし、腰の痛み、破水。破水・出血・胎動が少ない・37週前・2分以上続く張りは、夜中でもすぐに産院へ連絡を
  124. Q.会陰切開と会陰の傷A.初めて経腟分娩をする人の最大9割に、何らかの裂け目・すり傷・切開。傷はふつう1か月以内に治る。痛みが強くなる、いやなにおい、赤い腫れは感染のサイン
  125. Q.妊娠中のよくある不調A.こむら返り、立ちくらみ、暑さ・汗、トイレが近い・尿もれ、静脈瘤、肌の色の変化。多くはホルモンや大きくなる子宮のせいで、産後によくなる。28週からはあおむけで寝ない
  126. Q.妊娠中のうつ(妊娠中のこころの不調)A.落ちこみ、涙もろい、楽しめない、赤ちゃんを育てられるか不安でたまらない——妊娠中にもうつになることがある。放っておくと産後まで続くことも。早めに相談を
  127. Q.胎動(お腹の赤ちゃんの動き)A.16〜24週ごろから感じはじめる。決まった回数はなく、大切なのは「いつものパターン」を知ること。動きが少ない・いつもとちがうときは、夜中でもすぐ連絡を
  128. Q.妊娠中に気をつけたい「サイトメガロウイルス」と「トキソプラズマ」A.大人は症状がなくても、赤ちゃんに難聴などの障害が出ることがある。小さな子どもの唾液やおしっこ、加熱不十分な肉に注意
  129. Q.糖尿病がある人の妊娠A.妊娠前に血糖をよくしておくことが、お母さんと赤ちゃんを守るいちばんの方法。妊娠は計画して、主治医に相談を。HbA1cは6.5%以下が目安(英国)
  130. Q.てんかんがある人の妊娠A.多くの人は安全に出産できる。抗てんかん薬の中には赤ちゃんの発達に影響するものがあるので、妊娠を考えたら専門医に相談。自己判断で薬をやめない。父親が薬を飲んでいる場合も相談を
  131. Q.妊婦健診の「GBS(B群溶血性レンサ球菌)」A.ふだん腟や直腸にいる、ありふれた菌。ほとんどは害がないが、お産のときに赤ちゃんにうつると重い病気になることも。陽性ならお産のときに点滴の抗菌薬
  132. Q.妊娠中の性器ヘルペスA.いちばん気をつけたいのは「出産間近に初めてかかる」こと。赤ちゃんにうつる割合は30〜50%、くり返している人は1%未満。妊娠後期はパートナーとの性行為に注意
  133. Q.もともと高血圧の人の妊娠A.血圧の薬には妊娠中に向かないものがある。妊娠を考えたら、妊娠前に主治医に相談して薬を見直す。妊娠がわかったらすぐ連絡。妊娠高血圧腎症にもなりやすいので健診を欠かさずに
  134. Q.乳腺炎A.授乳中に胸が腫れて熱く痛い、熱も出た。多くは授乳を続けて休めばよくなる。自分でできることと、12〜24時間でよくならないときの受診の目安
  135. Q.胞状奇胎A.受精卵の異常で、赤ちゃんと胎盤がふつうに育たない妊娠。偶然に起こり、だれのせいでもない。治療のあとは、hCGの値が下がるまで避妊して経過を見る
  136. Q.産後の健診(産婦健康診査)で相談したいことA.産後2週間・1か月ごろ、体の回復・授乳・こころの健康を確かめる。気分の落ちこみ、尿もれ、セックスの痛み、避妊も遠慮なく
  137. Q.産後の体の回復A.おなかの真ん中の筋肉が離れる「腹直筋離開」は多くが産後8週までに戻る。尿もれや下がる感じには骨盤底筋トレーニング。授乳やおむつ替えで腰を痛めない工夫も
  138. Q.妊娠中・妊娠を考えているときのお酒A.飲まないのがいちばん安全。飲むほど赤ちゃんへのリスクは大きくなる。妊娠に気づく前に飲んでいても、必要以上に心配しないで、気づいた時点からやめる
  139. Q.妊娠中の腰痛A.靭帯がやわらかくなり、腰や骨盤の関節に負担がかかるため。物を持つときはひざを曲げる、低い靴、横向きのクッション。妊娠中期・後期の腰痛、熱・出血・おしっこの痛みをともなうときは急いで相談
  140. Q.妊娠中の出血A.いつも深刻とは限らないが、必ずかかりつけの産婦人科に連絡を。強い腹痛、肩の痛み、気が遠くなる、ナプキンがすぐにぬれるほどの出血は、すぐに救急へ
  141. Q.妊娠中の便秘と痔A.ホルモンの変化で、妊娠のごく初期から便秘になりやすい。食物繊維・水分・運動で便をやわらかく。痔の薬やクリームは、使う前に医師・助産師・薬剤師に確認を
  142. Q.妊娠中のおりものA.増えるのはふつうで、子宮に感染が上がるのを防ぐため。においが変・緑や黄色・かゆみ・おしっこの痛みは感染症のサイン。出産間近のピンクのねばねばは「おしるし」
  143. Q.妊娠中の運動A.お母さんにも赤ちゃんにも安全。目安は大人と同じ週150分の中くらいの運動と、週2回の筋トレ。会話はできるが歌えない強さで。転ぶ・おなかをぶつける運動とスキューバダイビングは避ける
  144. Q.妊娠中の頭痛A.妊娠初期によくあり、赤ちゃんに害はない。痛み止めはアセトアミノフェン(パラセタモール)が第一選択で、イブプロフェンなどは医師の指示がなければ避ける。ひどい頭痛と見えにくさは妊娠高血圧腎症のサインのことも
  145. Q.妊娠中の胸やけ・胃もたれA.ホルモンと、大きくなる子宮が胃を押すため。妊娠12週以降に多い。少量ずつ食べる、寝る前3時間は食べない、頭を高くして寝る。胃薬は妊娠中と伝えて相談を
  146. Q.妊娠中のかゆみA.多くはホルモンや皮膚がのびるため。でも、手のひら・足の裏がかゆい、夜にひどい、眠れないほどかゆいときは、肝臓の病気「妊娠性肝内胆汁うっ滞症」のことがあるので急いで相談を
  147. Q.妊娠中の骨盤の痛み(恥骨の痛み・骨盤帯痛)A.妊婦の最大5人に1人。歩く、階段、寝返り、車の乗り降りで痛む。赤ちゃんに害はなく、多くは経腟分娩できる。早めに相談して、理学療法や骨盤ベルトを
  148. Q.妊娠中のたばこA.赤ちゃんへの酸素が減り、早産・低出生体重・死産・乳幼児突然死症候群のリスクに。やめるのに遅すぎることはない。パートナーの受動喫煙も赤ちゃんに害
  149. Q.妊娠中の腹痛A.多くは靭帯がのびる痛み、便秘、ガス。でも、出血、規則的な張り、水っぽいおりもの、おしっこの痛み、休んでもおさまらない強い痛みは、すぐ産婦人科へ
  150. Q.妊娠中のむくみA.脚・足首・足・指がむくむのはふつう。夕方や妊娠後期にひどくなる。でも、顔・手・足が急にむくむ、ひどい頭痛、見えにくい、肋骨の下の痛みは、妊娠高血圧腎症のサインなのですぐ連絡を
  151. Q.妊娠中の旅行A.おすすめは妊娠4〜6か月ごろ。飛行機は赤ちゃんに害はないが、4時間以上の移動は血栓に注意。シートベルトはおなかの下に。ジカ熱の流行地には行かない。母子健康手帳と保険の確認を
  152. Q.妊娠中の予防接種A.不活化ワクチン(インフルエンザ、百日せき、RSウイルスなど)は妊娠中もすすめられることがある。麻しん風しん(MR)などの生ワクチンは、ふつう出産後に。妊娠前に風しんの抗体を確かめよう
  153. Q.妊娠中に「すぐ相談」したい症状A.胎動の変化、出血、破水のような水っぽいおりもの、38℃以上の熱、ひどい頭痛や目のチカチカ、急なむくみ、急な息苦しさ。迷ったら産婦人科に連絡を
  154. Q.妊娠線A.妊婦の10人に8人ほどにできる、皮膚がのびてできる線。体に害はなく、産後はうすく目立たなくなっていく。消せるとうたうクリームに確かな根拠はない。妊娠中に食事を減らしてやせようとしない
  155. Q.妊娠中の梅毒が増えているA.2023年は383例と前の年の1.4倍。7割は20代で、7割は症状がない。妊婦健診の検査で見つかり、治療すれば赤ちゃんへの感染を防げる
  156. Q.人工妊娠中絶A.法律で決まっていること。できるのは妊娠22週未満まで、母体保護法の指定医師だけ。2023年から飲み薬(妊娠9週0日まで)も。2024年度は12万7,992件
  157. Q.異所性妊娠(子宮外妊娠)A.妊娠検査薬が陽性でも、受精卵が子宮の外に着床していることがある。片側の下腹部痛、少量の出血、肩の先の痛みは早めに受診を
  158. Q.出生前検査(NIPTなど)とはA.受けるかどうかは自分で決めていい検査。NIPTの「陽性」は確定ではなく、25歳で13トリソミー陽性なら本当に病気があるのは2割未満。認証施設と遺伝カウンセリング
  159. Q.りんご病(伝染性紅斑)と妊娠A.子どもは軽くても、妊娠中にかかると流産や胎児水腫のことも。うつりやすいのは、ほっぺが赤くなる「前」。アルコール消毒は効きにくい
  160. Q.流産を2回以上くり返したら「不育症」かもしれないA.決してめずらしくない。原因が見つかるのは約35%、見つからなくても次の妊娠で出産できる可能性は高い
  161. Q.妊娠糖尿病は妊婦の7〜9%——原因は食生活より「体質」が大きいA.血糖値の目標、インスリン注射の不安、出産後に気をつけること
  162. Q.流産は妊娠の約15%——ほとんどは赤ちゃんの染色体の偶然で、お母さんのせいではありません。種類、流産のあと、パートナーにできること
  163. Q.つわりは妊婦の10人に8人A.朝だけとは限らず、多くは12〜20週ごろまでにおさまる。24時間水分がとれない・尿が8時間以上出ない・色が濃いときは「妊娠悪阻」かも、すぐ連絡を
  164. Q.妊婦健診で調べる感染症A.梅毒・HIV・B型/C型肝炎・HTLV-1・クラミジア・GBS。国の基準の時期と、パートナーの男性にできること
  165. Q.産後うつはママだけじゃないA.父親の11.0%、母親の10.8%が産後1年に「メンタル不調のリスクあり」。夫婦そろって不調の家庭も3.4%。長時間労働と睡眠不足に注意
  166. Q.「プレコンセプションケア」って?A.性別を問わず、将来の妊娠や健康のために今からできる準備。国が2025年に5か年計画。男性向けの「メンズプレコン検定」も
  167. Q.妊娠中に気をつけたい食べものA.生ハム・スモークサーモン・加熱していないナチュラルチーズは「リステリア」に注意、冷蔵庫でも増える。魚は水銀の多い種類だけ量に注意、ツナ缶はふつうに食べてOK
  168. Q.妊娠高血圧症候群は妊婦の10〜20人に1人A.140/90で要注意、160/110ならすぐ連絡。経験したことのない頭痛・目が見えにくいは危険なサイン
  169. Q.早産は日本では5.7%——世界でも少ない国A.原因に「腟や子宮頸管の感染症」も。切迫早産のサインと、妊娠前からできること
  170. Q.妊婦さんのRSウイルスワクチンが2026年度から定期接種にA.妊娠28〜36週に1回。お母さんの抗体が赤ちゃんを守る「母子免疫」
  171. Q.妊娠検査薬はいつから使える?A.「生理予定日のおおむね1週間後」から。陽性でも陰性でも、次にやること
  172. Q.妊娠を考えたら葉酸A.妊娠1か月以上前から、食事に加えて1日400μg。赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らす
  173. Q.大人の風疹対策A.妊娠20週ごろまでの感染で赤ちゃんに影響も。男性も予防接種を確認しよう

Your Body

からだの悩み

生理痛、PMS、検診、更年期、男性のからだの悩みも。がまんしなくていいこと。

  1. Q.AMH(卵巣予備能)検査でわかること・わからないことA.卵巣に残っている卵子の数のめやす。ただし正常値はなく、「妊娠できるか」や「閉経の時期」はわからない。25歳ごろをピークに下がっていく
  2. Q.20代・30代のがん(AYA世代)A.30代は年に約1万5,000例。30代の女性では乳がんが30%、子宮頸がんが14%。20代の男性では胚細胞腫瘍・性腺腫瘍がいちばん多い
  3. Q.女の子の赤ちゃんの「お股が閉じて見える」「胸がふくらんだ」A.多くは陰唇癒合や早発乳房で、心配のないもの。ただ、おしっこが出にくい、身長が急にのびる、などがあれば受診を
  4. Q.自分のからだのことを自分で決められる女性は56.3%(国連SDGs報告2026):避妊は88.5%、性交を断れるのは75.4%。性的同意にもとづく強制性交の法律がある国は38%
  5. Q.世界の乳がん(WHO、2026年)A.2024年に約240万人が診断、約69万4,000人が亡くなった。約80%は、女性であることと年齢のほかにリスクがない人に。痛くないしこりでも受診を
  6. Q.がんの治療と性生活A.手術・放射線・抗がん剤でどう変わる?男性も女性も、パートナーも。再開の時期は担当医に、痛みや悩みはがまんせずに相談を
  7. Q.子宮頸がんの治療のあとA.通院の間隔、再発のサイン、性生活と妊娠のこと。性生活ががんを悪くすることはない。痛みや違和感はがまんせず担当医とパートナーに
  8. Q.世界の子宮頸がん(WHO、2026年)A.2024年に約60万4,000人が新たに診断され、約28万人が亡くなった。HPVワクチンと検診でほとんど防げる。「90-70-90」の目標で、世界は子宮頸がんの排除をめざしている
  9. Q.子宮頸がん検診で「要精密検査」、精密検査を受けた人は78.0%(2023年度)A.乳がん検診の90.6%より低く、16.1%は受けたかどうかもわからない。がんだった人は要精密検査の約1%
  10. Q.性交の経験がない人の子宮頸がん検診A.リスクは「ゼロ」ではないが、圧倒的に低く、検診の利益は小さい。国の検討会は2026年7月、受診をすすめるときにこのことを伝える案を示した
  11. Q.抗がん剤の治療で髪が抜けるときA.治療を始めて2〜3週間ごろから。治療が終わって1〜3か月で生えはじめ、1年ほどで回復する。前もって髪を短くしておく、帽子やバンダナを用意するなど。見た目の悩みを支える「アピアランスケア」も
  12. Q.「高濃度乳房」と言われたらA.病気ではなく乳房のタイプのひとつ。40代の約7割が高濃度。マンモグラフィでがんが見つかりにくい傾向があり、国は通知のための説明資材を作成(2026年7月)
  13. Q.子宮内膜ポリープA.子宮の内側にできる、いぼのようなふくらみ。不正出血や生理の量が多い原因に。妊娠しにくい原因になることも。閉経後のポリープの約1〜10%にがんや前がん病変が見つかるため、切除して調べることが望ましい
  14. Q.世界の子宮内膜症(WHO、2025年)A.妊娠できる年代の女性の約10%、1億9,000万人。診断までに平均4〜12年かかる。手術をしなくても、症状と超音波・MRIで診断して治療を始められる
  15. Q.女性性器切除(FGM)(WHO)A.世界で2億3,000万人以上の女の子・女性が受けている。健康上の利点はなく、害だけ。女の子と女性の人権の侵害
  16. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と診断されて不安なときA.不安になるのは自然なこと。ひとりでかかえこまず、まず話す。つらさが続くときは心の専門家へ。同じ立場の仲間と話せる場所も
  17. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の乳がん対策A.定期検査(サーベイランス)は造影MRIが中心。がんになる前に乳房をとる「リスク低減乳房切除術」で、乳がんの90%以上を防げるが、100%ではない
  18. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と毎日の生活A.日常生活を制限する必要はない。生活習慣は一般の人と同じく、禁煙・体重・食事・お酒・運動。放射線には少し注意。ワクチンや献血は?
  19. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)を家族や子どもに伝えるときA.伝えることで血縁者ががんを防ぐ機会になる。伝える・伝えない、知る・知りたくないの気持ちはどちらも尊重される。自分のせいではない
  20. Q.日本で遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の体質をもつ人はどのくらい?A.約200〜500人に1人(0.2〜0.5%)。乳がんの人の約4%、卵巣がんの人の約10〜15%
  21. Q.男性と遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)A.男性も乳がん・前立腺がん・膵がんのリスクが上がる。子どもに受け継がれる確率は男女とも2分の1。前立腺がんは40歳からPSAの検査を
  22. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)と卵巣がんの定期検査A.超音波とCA125で調べるが、卵巣がんを防ぐことはできない。最も効果的な対策はリスク低減卵管卵巣摘出術
  23. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)とすい臓がんA.家族にすい臓がんの人がいれば、50歳ごろから年1回の画像検査がすすめられる。BRCAの変化は、すい臓がんの薬の選び方にもかかわる
  24. Q.HBOCの「リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)」A.がんになる前に卵管・卵巣をとって、卵巣がんなどを防ぐ。BRCA1は35〜40歳、BRCA2は40〜45歳までが目安。手術のあとは更年期症状に注意
  25. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の遺伝学的検査の結果の読み方A.「陽性」「陰性」「VUS(意義がまだわからない変化)」。陰性でもがん検診は続ける。VUSは将来、解釈が変わることも
  26. Q.5年に1回の「HPV検査単独法」の子宮頸がん検診、導入した市区町村はまだ7(2026年5月)。2027年度は39自治体が予定、608自治体は「予定なし」
  27. Q.「乳腺症」と言われたらA.病気ではなく、女性ホルモンのバランスで起こる生理的な変化。ただし、さわるだけでは判断できないので、マンモグラフィと超音波で確認を。30歳以上なら年1回の画像検査を
  28. Q.閉経(WHO)A.多くは45〜55歳。閉経の前後の時期は数年続くことがあり、体とこころに影響する。閉経の前後でも妊娠や性感染症の可能性はある
  29. Q.ホルモン補充療法(HRT)以外の更年期の治療A.話をよく聴いてもらうこと、生活習慣の見直し、認知行動療法、気分の症状が重いときの抗うつ薬、ホットフラッシュには大豆イソフラボンも。HRTができない人にも選択肢がある
  30. Q.生理の悩みは「聞いてもらうべきもの」(WHO、2026年)A.世界で生理のある人は約21億人。3人に2人以上に生理痛。ひどい痛み、多い出血、気分の落ちこみは、病気のサインのことも
  31. Q.子宮の入り口(子宮頸部)に「のう胞」があると言われたらA.多くは治療のいらない「ナボットのう胞」。ただ、まれに注意が必要なものもあるので、超音波・細胞診・MRIで見分ける
  32. Q.同意のない性交等をされた経験(内閣府の調査、2023年度)A.女性の8.1%、男性の0.7%。被害の約4割は20代、約2割は18〜19歳のとき。55.7%はだれにも相談できていない
  33. Q.性暴力の相談先「ワンストップ支援センター」への相談は2025年度に7万4,472件で過去最多:2019年度の約1.8倍。ひとりで抱えこまず「#8891」へ
  34. Q.卵巣がん・卵管がん・腹膜がんA.性質も治療も共通するので、まとめて扱われるようになった(2026年3月)。初期は症状がほとんどなく、服のウエストがきつい・下腹部のしこり・食欲がないがきっかけのことも
  35. Q.世界の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS、WHO 2026年)A.妊娠できる年代の女性の10〜13%、でも最大70%は気づいていない。生理のことだけでなく、糖尿病など一生つきあう代謝の問題も
  36. Q.女の子の思春期が早い・遅いときA.7歳6か月より前に胸がふくらむ、13歳で胸がふくらまない、15歳で生理が来ないなどは受診の目安。多くは体質だけど、病気がかくれていることも
  37. Q.市区町村の乳がん・子宮頸がん検診、国の指針にない方法もA.乳がんの視触診は301自治体、エコーは721自治体、子宮頸がんの細胞診とHPVの併用は218自治体(2024年度)。子宮体がん・卵巣がんの検診も
  38. Q.子宮頸がん検診・乳がん検診を受けている人は?(2025年)A.子宮頸がん検診は46.1%、乳がん検診は51.0%。少しずつ上がっているが、国の目標の60%にはまだ届かない
  39. Q.赤ちゃんがほしいのに、セックスがうまくいかないA.不妊の原因に性の悩み(挿入がむずかしい、腟の中で射精できないなど)がふえている。対処すると不妊治療をしなくてすむことも。シリンジ法という方法も。はずかしがらずに相談を
  40. Q.「みんなもう経験してる?A.」未婚の18〜34歳で性交経験がある人は男性53.0%、女性47.5%(出生動向基本調査2021年)。経験がないのはめずらしいことではない
  41. Q.子宮の形のちがい(双角子宮・重複子宮・中隔子宮)と言われたらA.生まれつきで、ふだんは症状がないことが多い。健診や不妊・流産の検査で見つかる。中隔子宮は流産などに関わることがあり、子宮鏡の手術が考えられる
  42. Q.女性への暴力と健康(WHO、2026年)A.世界の女性の約3人に1人が、パートナーからの暴力や性暴力を経験。けがだけでなく、望まない妊娠、性感染症、うつやPTSDにもつながる
  43. Q.生理の量が多い人の一部に「血が止まりにくい体質」A.過多月経の女性の約12〜30%に止血の異常があるとされ、いちばん多いのはフォン・ヴィレブランド病。診断までに16年かかったという米国の調査も。鼻血やあざが出やすい人は相談を
  44. Q.数字で見る女性のがん(最新)A.乳がんは年10万例以上、子宮体がん約2万、卵巣がん約1万3,000、子宮頸がん約1万。5年相対生存率は乳がん89.7%、卵巣がん59.9%
  45. Q.職場の健診の子宮頸がん・乳がん検診は、方法がいろいろA.健康保険の22%が「自分でとる細胞診」、乳がんでは78%がエコー、34%が視触診(2024年度)。国の指針の方法とちがうことも
  46. Q.性暴力の被害にあったらA.あなたのせいではありません。まず自分の体を守ることを。72時間以内なら緊急避妊やHIVの予防の薬が間に合うことも。ひとりで抱えず「#8891」(ワンストップ支援センター)へ
  47. Q.胸(乳房)のしこりA.多くは害のないもの(線維腺腫、のう胞)だが、乳がんのこともある。自分で判断せず、乳房やわきの下にしこりを見つけたら受診を。乳首のへこみ、皮膚のくぼみ、血の混じった分泌物も
  48. Q.子宮頸がんA.がんになる前(CIN・AIS)は症状がない。進むと生理以外やセックスのときの出血、においのあるおりもの。前がん病変や早期なら円錐切除で子宮を残せることも。20〜30代で増えている。検診とワクチンで防げるがん
  49. Q.子宮頸がん検診は何歳まで?A.細胞診は69歳まで定期的に受けて異常がなければ、その後に新しくHPVに感染する機会がなければ浸潤がんになる割合は低い。HPV検査単独法なら60歳で終了が妥当。長く受けていない人は70歳をこえても受けて
  50. Q.「子宮頸部異形成(CIN)」と言われたらA.がんではなく、がんになる前の変化。CIN1は治療せず経過をみる、CIN2は経過観察か治療、CIN3は切除をすすめられる。円錐切除なら子宮を残せる。手術のあと妊娠したら、早産のリスクを医師に伝えて
  51. Q.「包括的性教育」ってなに?A.WHOによると、体や思春期だけでなく、家族や人との関係、同意、避妊、性感染症まで、年齢に合わせて学ぶもの。性教育を受けると、初めての性交が遅くなり、より安全なセックスにつながる。「性交しないで」だけの教育は効果がないとWHO
  52. Q.射精の悩み(早い・遅い・精液が出ない)A.男性によくある性の悩み。ときどき早いのは心配ない。ストレスや不安、薬、糖尿病などが関係することも。ひとりで抱えずパートナーと話し、続くときは泌尿器科へ
  53. Q.子宮内膜症の薬のよくある疑問A.飲みはじめの少量の出血は多くが自然におさまる。多い出血は飲むのをやめてすぐ受診。やめどきの目安は50歳前後で、3〜6か月休んで症状が戻るかを確かめる。薬は妊娠の希望や副作用で選ぶ
  54. Q.閉経したのに子宮筋腫が小さくならないA.症状がなければ、定期的な画像検査は原則いらない。ただし、閉経後の出血、下腹部の痛み、おなかが急にふくらむなどの症状が出たら、すぐに受診して再評価を
  55. Q.10代・はじめての婦人科A.いきなり内診はしない、おなかの上からの超音波など負担の少ない方法から、いやならいつでも中止を頼める。生理が15歳で来ない、3か月来ない、7日以上だらだら続く、生理の前後がつらいときは受診を
  56. Q.初めての生理(初経)A.だいたい10〜14歳。15歳になっても来なければ婦人科へ。はじめのうちは周期が乱れやすいが、3か月以上止まる、7日以上だらだら続く、つらい症状があるときは相談を
  57. Q.閉経のころからの「デリケートゾーンと尿」の不調(GSM)A.腟の乾燥・ヒリヒリ・性交痛に、トイレが近い・排尿の違和感も。40歳前後から起こることがある。こすらない・洗いすぎないなどの手入れと、腟に入れる女性ホルモンの薬で治療できる
  58. Q.婦人科がんの手術のあとの足のむくみ(リンパ浮腫)A.リンパ節をとる手術や放射線治療のあとに起こることがある。下腹部・陰部・太もものつけ根から始まりやすい。一度なると治りにくいので、早く気づくことと、皮膚を守ることが予防のかなめ
  59. Q.遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)A.BRCA1・BRCA2の生まれつきの変化で、乳がん・卵巣がんになりやすい体質。男性も前立腺がん・乳がんなどのリスクが上がることがある。2020年度から一定の条件で遺伝子検査とリスク低減手術が保険適用に
  60. Q.生理の量が多い(過多月経)A.1〜2時間ごとにナプキンを替える、7日以上続く、大きな血のかたまり、服や寝具にもれる。体質のこともあるが、子宮筋腫などの病気や貧血のことも。生活に困るなら相談を
  61. Q.HPVワクチンを2価・4価で打ち終えた人は、9価を打ち直すべき?A.主な型はすでにカバーされていて、追加のメリットは限られる。全員に一律にはすすめられていない。打つなら任意接種で自費。希望やリスクに応じて医師と相談を
  62. Q.HPVワクチンの効果、日本のデータでもA.20代の浸潤子宮頸がんが2011年の10万人あたり8.0人から2020年は2.8人へ65%減少。海外では86〜88%減。「多様な症状」との因果関係は調査で否定。でも日本の接種完了は対象者の約5割
  63. Q.ホルモン補充療法(HRT)のよくある疑問A.始めてすぐの不正出血や乳房の張りはよくある副作用。60歳未満・閉経後10年未満に始めるのがより安全。乳がんのリスクは5年未満なら明らかな差なし。急にやめず、年に1度は医師と見直しを
  64. Q.「処女膜」の誤解A.見た目で性経験はわからない。WHOは「処女(バージン)」は医学の言葉ではなく、性経験を確かめられる検査はないとしている。「処女検査」はなくすべき人権侵害
  65. Q.乳首がへこんでいる(陥没乳頭)A.生まれつきや思春期からなら、よくある体の個性で心配いらないことが多い。陥没乳頭でも授乳は十分できる。ただし、大人になって「新しく」へこんできたときは乳がんのサインのこともあるので受診を
  66. Q.学校の「生命(いのち)の安全教育」ってなに?A.「水着で隠れるところは自分だけの大切なところ」から、中高生の「性的同意」まで。2026年3月の改訂で、身近な人からの性暴力やデジタル性暴力、関連する法律も。家庭で話すヒントに
  67. Q.閉経するとコレステロールが上がりやすいA.女性ホルモンが減ると、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪がふえる。閉経のころからは健診の脂質の値にも注目を。まずは食事・運動・禁煙・お酒を減らすこと。更年期症状があればHRTで改善することも
  68. Q.更年期の関節の痛みA.更年期の女性の40〜60%が関節の痛みを感じる。ホルモン補充療法(HRT)のあとも15〜25%で痛みが残る。変形性関節症やリウマチ、甲状腺、ビタミンD不足なども確かめて、運動・体重管理などを組み合わせる
  69. Q.生理がつらいときの「生理休暇」A.労働基準法で決まっている権利。診断書は原則いらない、半日や時間単位でもとれる、日数を就業規則で限ることはできない。でも請求した人は0.9%。がまんせず、つらい生理痛は治療も
  70. Q.片頭痛がある人の生理痛の治療とピルA.大事なのは「前兆」があるかどうか。前兆のある片頭痛では、エストロゲンをふくむピル(OC・LEP)は脳卒中のリスクのため使えない。前兆がなければ慎重に使える
  71. Q.乳頭から分泌物が出るA.妊娠・授乳中は多いが、誰にでも起こる。多くは心配のないものだが、乳がんのサインのこともあるので、片方からでも一度は受診を。ピルなどの薬の副作用のことも
  72. Q.「卵巣にのう胞がある」と言われたらA.いちばん多いのは生理の周期に関係した「機能性のう胞」で、ほとんどはがんではなく、数か月で自然に消える。突然の激しい下腹部痛や吐き気があるときは、破裂やねじれのことがあるのですぐ受診
  73. Q.「チョコレート嚢胞」と言われたらA.子宮内膜症が卵巣にできたもの。がんになるのは日本の追跡調査で約0.7%と多くはないが、45歳以上・大きいほど注意。半年ごとくらいの受診を続け、閉経前後も油断しない。生理痛が急に軽くなったら伝えて
  74. Q.子宮をとる手術のとき、卵巣もとる?A.閉経前(とくに50歳未満)に両方の卵巣をとると、心臓・血管の病気や骨粗しょう症、認知機能の低下のリスクに影響する。はっきりした高リスクがなければ慎重に。片方を残す、卵管だけとる選択肢も
  75. Q.排卵痛A.生理の約14日前に、おなかの片側がチクッ・ズーンと痛む。数分〜1、2日で治まり、多くは心配ない。痛み止めが効かない、くり返す、妊娠の可能性があるときは受診を
  76. Q.骨盤うっ血症候群A.下腹部や腰の鈍い痛みが6か月以上続き、立ちっぱなしや運動、セックスで悪化し、横になると楽になる。出産経験のある女性に多い。日本ではあまり知られず見のがされていることも。カテーテルで静脈をふさぐ治療がある
  77. Q.生理用品が手に入らないとき(生理の貧困)A.18〜49歳の女性の8.1%が「買うのに苦労したことがある」。長く替えない・紙や布で代用すると、かぶれやかゆみ、おりものの異常の原因に。自治体や学校で無料でもらえることも。ひとりで抱えないで
  78. Q.生理前の気分の落ちこみが重いとき(PMDD)の治療A.まずピル(OC・LEP)で排卵をおさえる。気分の症状が中心で重いときは、抗うつ薬(SSRI)も。「死にたい」気持ちがあるときは、すぐに精神科などと連携して
  79. Q.15歳になっても生理が来ないとき(初経遅延・原発性無月経)A.15歳で来なければ婦人科で調べる。原因はホルモンの指令、卵巣、子宮や腟のつくりなどさまざま。毎月おなかが痛むのに出血がないときは、出口がふさがっていることも。治療は骨を守るためにも大切
  80. Q.セックスレスの悩みA.合意したふれあいが1か月以上なく、その後も続きそうな状態。原因はこころ・体・関係・生活の変化などいろいろで、性交痛など病気が隠れていることも。おたがいに不満がなければ問題なし。悩んだら相談してOK
  81. Q.部活・スポーツと生理A.生理中もプールに入ってよい(出血が減ってから。入るかは本人が決める)。大事な試合と生理が重なりそうなら2〜3か月前に婦人科へ。生理が止まる、やせてきたら「アスリートの三主徴」に注意
  82. Q.10代前半の生理の量が多いA.初経から数年は、ホルモンのしくみがまだ育ちきっておらず、排卵がないために量が多くなることがある。血の止まりにくい病気などがないか確かめて、ホルモンの治療と鉄剤で治療。大量の出血はすぐ受診
  83. Q.トランスジェンダーの人のがん検診A.子宮や乳房が残っているトランス男性は、子宮頸がん・乳がんの検診を。エストロゲン療法を受けているトランス女性は、乳がん検診も考えて。受けやすい環境づくりも大切
  84. Q.注射がこわい、ワクチンのあとに気分が悪くなるA.「接種ストレス関連反応」はWHOが2020年に提唱した考え方。10〜19歳に多く、失神も。信頼できる人に付きそってもらう、座って受けて休む、足に力を入れる運動など、防ぐ工夫がある
  85. Q.子宮頸がん検診の結果の見方A.「NILM」なら異常なし。「ASC-US」以上は要精密検査だが、精密検査=がんではない。ASC-USはHPV検査や再検査、LSIL・HSILはコルポスコピーと生検へ
  86. Q.男性の胸がふくらんできた「女性化乳房」A.思春期や50歳以上のホルモンの変化、肥満、薬、筋肉増強のステロイドなどで起こる。多くは害がないが、しこり・分泌物・皮膚の変化は受診を
  87. Q.勃起が痛いまま、おさまらない「持続勃起症」A.3〜4時間以上続くときは、すぐに救急へ。放っておくと陰茎に後遺症が残ることも。冷やさない、自分で運転しない
  88. Q.基礎体温でわかること・わからないことA.排卵があったかは推定できる。でも排卵日を「当てる」のは苦手で、避妊にもあてにならない。正しい測り方とグラフの見方
  89. Q.胸(乳房)が痛い・張るA.多くは生理に関係したもので、痛みだけで乳がんのことは少ない。でも、動かない硬いしこり、血の混じった分泌物、皮膚のくぼみ・赤み・熱は早めに受診
  90. Q.おりものは、体を守るためのものA.ふつうは透明〜白で、強いにおいはない。排卵のころは透明でのびる。腟の中は洗わなくていい。色・におい・かゆみが変わったら受診を
  91. Q.性欲がわかないA.ストレス、関係のこと、産後、更年期、薬やピルなど原因はいろいろ。原因に合わせた対処で戻ることが多い。悩んでいるなら、ひとりで抱えず相談を
  92. Q.生理が来ない・遅れるA.まずは妊娠の可能性を確かめる。ほかには、ストレス、急な体重の変化、運動のしすぎ、PCOS、ピルなどの避妊法、授乳、更年期の始まり。3回続けて来ないなら受診を
  93. Q.生理(月経)の「ふつう」の目安A.周期25〜38日、続くのは3〜7日、量は20〜140g。外れていたら、がまんせず婦人科へ。量が多いサインは「1〜2時間でナプキン交換」「大きなかたまり」
  94. Q.生理用品の選び方と、タンポン・月経カップの「トキシックショック症候群(TSS)」:まれだけど命にかかわる。長時間入れっぱなしにしない、生理が終わったら必ず取り出す。急な高熱と発疹はすぐ受診
  95. Q.閉経後の出血A.少しでも、1回だけでも受診を。多くは腟や子宮の内膜がうすくなる・ポリープなど深刻でないものだが、子宮体がんのサインのこともある
  96. Q.思春期の体の変化A.始まるのは8〜14歳ごろと幅がある。8歳前に始まる・15歳になっても始まらないときは相談を。初めての生理は10〜14歳、15歳で来ないなら受診
  97. Q.腟の乾燥A.更年期、妊娠・授乳中、ピルや抗うつ薬、がんの治療などで起こる。ヒリヒリ、性交痛、くり返す膀胱炎のサインも。水性の潤滑剤や腟用の保湿剤、ホルモン治療で楽に
  98. Q.外陰部がヒリヒリ・ズキズキ痛い、でも見た目は何ともないA.3か月以上続く「外陰痛症」は、はっきりした原因がない痛み。気のせいではない。婦人科・理学療法・心理療法などで痛みを和らげる
  99. Q.生理痛がひどく、量も多い「子宮腺筋症」A.子宮の筋肉の中に内膜のような組織ができ、子宮全体が厚く硬くなる。40代がピーク、閉経までは進みやすい
  100. Q.乳がんは女性でいちばん多いがんA.30代後半から増え、40歳から2年に1度のマンモグラフィを。ふだんは「ブレスト・アウェアネス」、しこりに気づいたら検診を待たずに受診
  101. Q.子宮頸がん検診は20歳からA.2年に1回の細胞診、一部の自治体では5年に1回のHPV検査も。ワクチンを打っていても検診は必要
  102. Q.ダイエットや部活で生理が止まったA.「来なくてラク」ではすまない。脳が卵巣への指示を休み、骨がもろく、将来の妊娠にも影響。まず体重と食事をもとにもどす
  103. Q.子宮体がんは婦人科のがんで最も多く、今も増加中A.いちばんのサインは「不正出血」。更年期・閉経後の出血は産婦人科へ。子宮にとどまれば80%以上が治る
  104. Q.生理痛がどんどん重くなる、は「子宮内膜症」のサインかもA.患者の9割に生理痛、半数近くが不妊に。チョコレート嚢胞のことも
  105. Q.精液に血が混じった!「血精液症」の多くは原因不明で自然に治るA.でも長く続く・量が増える・中高年なら泌尿器科へ
  106. Q.女性の更年期A.閉経の前後5年、計10年。ほてり・イライラ・不眠は「気のせい」じゃない。治療と、パートナーができること
  107. Q.卵巣の腫瘍は「気づきにくい」A.初期はほとんど症状なし。お腹のはり・下腹部痛・トイレが近いはサインのことも。突然の激しい腹痛はすぐ受診
  108. Q.生理不順・ニキビ・毛が濃い…「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」は妊娠できる年代の女性の5〜8%に。放っておくと子宮体がんや糖尿病のリスクも
  109. Q.お風呂で陰部にピンポン玉のようなものが…「骨盤臓器脱」A.膀胱や子宮、直腸が下がってくる女性の病気。午後や立ちっぱなしで悪化、軽いうちは骨盤底筋トレーニング
  110. Q.生理前にイライラ、落ちこむのはPMS(月経前症候群)かもA.女性の70〜80%が経験、5%は生活に支障。治療と、パートナーができること
  111. Q.40歳前に生理が止まったA.「早発卵巣不全(早発閉経)」は100人に1人。ほてり・汗、骨や血管にも影響。ホルモン補充を続けることが大切
  112. Q.タマが腫れてきた、でも痛くない——恥ずかしがらずに泌尿器科へA.陰嚢水腫のことが多いが、若い男性に多い精巣腫瘍のことも
  113. Q.くしゃみで尿がもれる、トイレに間に合わないA.40歳以上の女性の4割以上が経験。出産や加齢で骨盤底がゆるむ「腹圧性尿失禁」は、骨盤底筋トレーニングで改善も
  114. Q.子宮筋腫は30歳以上の女性の3割前後にA.がんではない良性の腫瘍。生理の量が多い・貧血・生理痛がサイン。治療が必要かは場所と症状しだい
  115. Q.タンポンや診察の器具が入らない、痛いA.「腟けいれん(ワギニスムス)」は自分では止められない体の反応。10代後半〜30代前半に多く、治療で良くなる
  116. Q.陰嚢の中に「ミミズのような」ふくらみ、重い感じA.精索静脈瘤は成人男性の約15%に。9割は左側。男性不妊の原因の一つにも
  117. Q.生理前にやたら眠い、妊娠中は眠れない、更年期は眠りが浅いA.女性ホルモンと睡眠の関係。ライフステージごとの眠りの悩みと対処
  118. Q.20〜30代女性の5人に1人が「やせ」A.BMI18.5未満が20.2%。鉄不足・貧血、将来の骨粗しょう症、赤ちゃんの健康にも影響。「やせているほうがいい」を見直す
  119. Q.生理痛(月経困難症)はがまんしなくていいA.若い女性の4割以上に。痛み止めとピル、病気が隠れていることも
  120. Q.女性の薄毛(FAGA・女性型脱毛症)の治療とは?A.ガイドラインですすめられる治療と、男性の薬が使えない理由