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妊娠中・産後1年以内の自殺

日本では2022〜2024年の3年間で162人。産後3か月〜1年が56%。産後は「子育ての悩み」と「うつ病」が多い。つらいときは一人でかかえずに相談を

2026年10月12日

妊娠中と産後1年以内の女性の自殺について、いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)が日本産婦人科医会の助言のもとで警察庁の自殺統計を分析した資料「いのちを育む妊産婦の危機 ~自殺の実態と今後の課題~」(2025年7月9日)をもとにまとめました。2022〜2024年の3年間で、妊娠中または産後1年以内に自殺で亡くなった人は162人(2022年65人、2023年53人、2024年44人)でした。妊娠中が28%、産後2か月以内が16%、産後3か月〜1年が56%でした。妊娠中は交際の問題が、産後は家庭の問題が多く、産後の家庭の問題では「子育ての悩み」が82%、健康の問題では「うつ病」が79%でした。つらいときの相談窓口もまとめています。

目次
  1. 3年間で162人
  2. 背景にあるもの
  3. 産婦人科の医師の団体の調べでも
  4. つらいときの相談先
  5. まとめ

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中と産後の自殺という、とても大切な話です。いのち支える自殺対策推進センター(JSCP)が、日本産婦人科医会の助言のもとで警察庁の自殺統計を分析した資料「いのちを育む妊産婦の危機 自殺の実態と今後の課題」(2025年7月9日)をもとにまとめました。

いま「死にたい」「消えたい」と感じている人へ。 その気持ちを、一人でかかえこまないでください。この記事のおわりの「つらいときの相談先」に、24時間つながる電話もまとめています。

3年間で162人

警察庁の自殺統計では、2022年1月から、亡くなった女性が妊娠中か産後1年以内だとわかった場合に、その状況が記録されるようになりました。JSCPの分析によると、

ここでいう「妊産婦」は、妊娠中と産後1年以内のことで、統計の「妊産婦死亡」(妊娠中と産後42日未満)とは期間がちがいます。

妊娠中・産後1年以内に自殺で亡くなった人は、2022〜2024年の3年間で162人でした。そのうち56%は産後3か月〜1年でした。

背景にあるもの

警察が推定した原因・動機(1人に複数あり)の分析では、

産婦人科の医師の団体の調べでも

日本産婦人科医会が2023年11月の記者懇談会で示した資料(会員から報告された妊産婦死亡の登録)では、

メル美産後は、子育てのことやこころの不調を、一人でかかえこまないことが大事なんだね。

プレ男いっしょに暮らしている家族も、いつもとちがう様子に気づいたら、声をかけて、相談先につなげたいな。

産後のこころの不調は産後うつ、妊娠中のこころの不調は妊娠中のうつ、産後の支えになる公的なサービスは産後ケア事業とはを見てください。

つらいときの相談先

厚生労働省の「まもろうよ こころ」(電話相談、2026年10月12日閲覧)では、次の窓口が案内されています。

SNSでの相談も、同じサイトで案内されています。妊婦健診や産後の健診、市区町村の保健師に相談することもできます。

まとめ


参考文献

  1. いのち支える自殺対策推進センター(JSCP). いのちを育む妊産婦の危機 自殺の実態と今後の課題(2025年7月9日、PDF). https://jscp.or.jp/assets/img/maternalsuicide2025.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 日本産婦人科医会 医療安全部/母子保健部 関沢明彦. 自殺による妊産婦死亡について(記者懇談会、2023年11月8日、PDF). https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/11/3bd9b6256769e55154e241912e123866.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  3. 厚生労働省. まもろうよ こころ(電話相談). https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。