
プレ男世界では、どのくらいの人が避妊をしているんだろう。

メル美避妊したくてもできない人もいるって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、世界の避妊と家族計画の話です。世界保健機関(WHO)のファクトシート「Family planning/contraception methods」(2025年7月3日)をもとにまとめました。
世界の数字(2021年)
WHOによると、
- 世界の15〜49歳の女性19億人のうち、11億人に家族計画のニーズがありました
- そのうち、8億7,400万人が近代的な避妊法を使い、1億6,400万人は、避妊が必要なのに満たされていませんでした
- 2030年までに、さらに7,000万人が避妊を使えるようになると見こまれています
避妊がもたらすもの
WHOによると、
- 避妊を使えることは、子どもの数や間隔を、自由に責任をもって決める権利を支えます
- 予定外の妊娠を防ぎ、とくに10代の女の子の妊娠に関係する健康のリスクを減らします
- 教育や仕事の機会を広げ、男女平等にもつながるとしています

避妊法にはいろいろな種類がありますが、性感染症とHIVも防げるのはコンドームだけです。妊娠を防ぐ方法と、性感染症を防ぐ方法を組みあわせて考えましょう。
避妊法の種類
WHOによると、
- インプラント、IUD、不妊手術は、効果が高く長く続く方法です
- ピル、注射、パッチ、腟リングは、定期的に使うもので、正しく使えばよく効きます
- コンドームは、正しく使えば妊娠を防ぐのに効果があり、性感染症とHIVも防げる唯一の方法です
- 妊娠しやすい時期を避ける方法や膣外射精は、信頼性が低いとされています
- どの方法がよいかは、一人ひとりの健康状態や希望によるため、医療者と相談して選ぶことが大切です

プレ男ピルやIUDは妊娠を防いでも、性感染症は防げないんだよね。コンドームの役割は大きいんだ。
使えない理由
WHOによると、避妊を使えない理由には、地域で選べる方法が少ないこと、年齢・収入・結婚しているかどうかによる壁、副作用への不安や誤った情報、社会や宗教からの反対、医療者の偏見、パートナーの同意が必要なことなどがあるとしています。
避妊と性感染症の関係は避妊と性感染症の予防は別のもの、ピルは低用量ピルとは?、IUDとインプラントはIUD・皮下インプラントとは?を見てください。世界の中絶の数字は、世界の人工妊娠中絶(WHO、2025年)にまとめています。2026年9月の新しい指針は、WHOが避妊の選択肢を広げる新しい指針(2026年9月)を見てください。
(更新)KEGG MEDICUSの医療用医薬品の検索(2026年10月12日)では、海外で腟リングや皮下インプラントに使われるエトノゲストレル、貼り薬(パッチ)に使われるノルエルゲストロミンをふくむ薬は見つかりませんでした。避妊の注射に使われるメドロキシプロゲステロン酢酸エステルは、日本では飲み薬(錠剤)だけが見つかりました。日本で承認されていないと考えられますが、承認の有無を公的な一覧で確かめたものではありません。
避妊と性生活の関係は、避妊のせいで、セックスが楽しくなくなった?を見てください。
日本の夫婦の避妊の実態は、日本の夫婦の避妊(出生動向基本調査2021年)を見てください。
子どもをもつかを自分で選べるかについては、ほしい数の子どもをもてない人は5人に1人を見てください。
まとめ
- 世界の15〜49歳の女性のうち、8億7,400万人が近代的な避妊法を使っている
- 1億6,400万人は、避妊が必要なのに使えていない
- 避妊は、子どもの数や間隔を自分で決める権利を支える
- インプラント・IUD・不妊手術は効果が高く長く続く
- 性感染症も防げるのはコンドームだけ
参考文献
- World Health Organization. Family planning/contraception methods(Fact sheet, 3 July 2025). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/family-planning-contraception (閲覧日:2026年10月12日)
- KEGG MEDICUS 医療用医薬品の検索(エトノゲストレル、ノルエルゲストロミン、メドロキシプロゲステロン). https://www.kegg.jp/medicus-bin/search_drug (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。