
メル美妊娠中の姉が頭痛に悩んでるの。いつもの痛み止め、飲んでいいのかな。

プレ男妊娠中の薬って、気をつけないといけないんだよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中の頭痛の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。
妊娠初期の頭痛はよくある
NHSによると、
- 頭痛は、妊娠初期によくあり、妊娠が進むにつれてよくなることが多いです
- 頭痛そのものが赤ちゃんに害をおよぼすことはありませんが、つらいものです
すぐに連絡したい頭痛:妊娠高血圧腎症のサイン
NHSは、次のどれかがあるときは、すぐに確認が必要としています。妊娠高血圧腎症のサインのことがあり、ふつう妊娠20週以降に起こります。
- ひどい頭痛
- 見えにくい、ぼやける、目の前がチカチカする
- 肋骨のすぐ下の痛み
- 嘔吐
- 顔・手・足・足首が急にむくむ
日本では、健診を受けている産婦人科にすぐに連絡しましょう(妊娠高血圧症候群、妊娠中に「すぐ相談」したい症状)。

メル美妊娠後半のひどい頭痛や目のチカチカは、血圧の病気のサインのことがあるんだ。
痛み止めは「アセトアミノフェン」が第一選択
NHSによると、
- 妊娠中の痛み止めは、パラセタモール(日本ではアセトアミノフェン)が第一選択です
- 安全のため、できるだけ短い期間の使用にします。量や期間は、薬剤師、助産師、医師に相談しましょう
- コデインを含む痛み止めや、イブプロフェンなどの消炎鎮痛薬(NSAIDs)は、医師の指示がなければ避けます
- 英国の医薬品規制当局(MHRA)は、妊娠中のパラセタモールは引き続き安全で、子どもの自閉症の原因になるという根拠はないとしています(2025年9月)
市販の頭痛薬には、いろいろな成分が組み合わされているものがあります。妊娠していることを伝えて、薬剤師に相談してから選びましょう。

妊娠中の痛み止めは、アセトアミノフェンが第一選択です。イブプロフェンなどは医師の指示がなければ避け、市販薬は妊娠中と伝えて相談を。
薬を使わずにできること
NHSは、頭痛の予防や対策として、次のことをすすめています。
- 水分をしっかりとって、脱水を防ぐ
- 十分に眠る
- 休む、リラックスする(マタニティヨガなど)
まとめ
- 妊娠初期の頭痛はよくある。赤ちゃんに害はなく、妊娠が進むとよくなることが多い
- ひどい頭痛、見えにくさ・チカチカ、肋骨の下の痛み、嘔吐、急なむくみは妊娠高血圧腎症のサインのことも。すぐ連絡
- 痛み止めはアセトアミノフェンが第一選択、できるだけ短く。イブプロフェンなどのNSAIDs、コデイン入りは医師の指示がなければ避ける
- 水分、睡眠、休息も大切
参考文献
- NHS. Headaches in pregnancy(MHRAの声明の更新:2025年9月23日). https://www.nhs.uk/pregnancy/common-symptoms/headaches/ (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。