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妊娠中の腹痛

多くは靭帯がのびる痛み、便秘、ガス。でも、出血、規則的な張り、水っぽいおりもの、おしっこの痛み、休んでもおさまらない強い痛みは、すぐ産婦人科へ

2026年10月5日

妊娠中のおなかの痛みや張りは、よくあることです。英国NHSによると、軽くて、姿勢を変えたり休んだり、便やガスが出たりするとおさまる痛みは、たいてい心配いりません。原因の多くは、大きくなるおなかを支える靭帯がのびる痛み、便秘、ガスです。一方で、出血、規則的な張り、腰の痛み、いつもとちがうおりものや水っぽいもの、おしっこの痛み、30〜60分休んでもおさまらない強い痛みは、すぐに連絡が必要です。考えられる病気とあわせてまとめました。

目次
  1. 心配いらないことが多い痛み
  2. すぐに産婦人科へ連絡したい痛み
  3. 考えられる、急ぐ必要のある病気
  4. まとめ

メル美妊娠中の姉が、下腹の片側がチクッと痛むことがあるって。大丈夫なのかな。

プレ男心配ない痛みと、急ぐ痛みの見分け方を知りたいな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中の腹痛の話です。英国NHSによると、妊娠中のおなかの痛みや張りはよくあることで、たいていは心配いりません。でも、すぐに相談が必要な痛みもあります。

心配いらないことが多い痛み

NHSによると、痛みが軽くて、姿勢を変える、休む、便やガスが出るとおさまるなら、たいてい心配いりません。よくある原因は、

恥骨や腰、足のつけ根の痛みは、妊娠中の骨盤の痛みのこともあります。胸の焼けるような痛みや胃もたれは、妊娠中の胸やけを見てください。

すぐに産婦人科へ連絡したい痛み

NHSは、腹痛に加えて次のどれかがあるときは、すぐに連絡するようすすめています。

日本では、健診を受けている産婦人科に電話しましょう。痛みや出血が強いときは、救急車を呼んでください。

メル美休んでもおさまらない、出血がある、規則的に張る——こういうときは急ぐんだね。

考えられる、急ぐ必要のある病気

NHSは、すぐに対応が必要な腹痛の原因として、次のものをあげています。

病気 ポイント
異所性妊娠 妊娠4〜12週ごろ。腹痛と出血、肩の先の痛み、うんちやおしっこのときの違和感(異所性妊娠)
流産 24週より前の、つるような痛みと出血(流産)
妊娠高血圧腎症 妊娠後期の、とくに右側の肋骨のすぐ下の、強い・続く痛み。ひどい頭痛、見えにくさ、むくみも(妊娠高血圧症候群)
早産 37週より前の、規則的な痛みや張り(早産)
常位胎盤早期剥離 胎盤が子宮のかべからはがれはじめる。出血と痛み。痛みは陣痛のように出たり消えたり、ずっと続いたり。強いときは救急車
尿路感染(膀胱炎など) 妊娠中に多い。腹痛、おしっこの痛み(ないことも)(膀胱炎)

出典:NHS「Stomach pain in pregnancy」

妊娠中の腹痛の多くは心配ありませんが、出血、規則的な張り、休んでもおさまらない痛みは、すぐに産婦人科へ。迷ったら連絡してください。

妊娠中の虫垂炎については、妊娠中の虫垂炎(もうちょう)にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Stomach pain in pregnancy. https://www.nhs.uk/pregnancy/common-symptoms/stomach-pain/ (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。