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生理の量が多い(過多月経)

1〜2時間ごとにナプキンを替える、7日以上続く、大きな血のかたまり、服や寝具にもれる。体質のこともあるが、子宮筋腫などの病気や貧血のことも。生活に困るなら相談を

2026年10月10日

生理の量が多いのは、自分にとってはふつうのこともあります。でも英国NHSによると、1〜2時間ごとにナプキンやタンポンを替える、ナプキンとタンポンを一緒に使う、7日以上続く、約2.5cmより大きい血のかたまりが出る、服や寝具にもれる、生理のせいで仕事や運動を休む、いつも疲れて息切れする——こんなときは過多月経かもしれません。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの病気や、貧血が隠れていることもあります。生活に困っていれば、婦人科で相談しましょう。

目次
  1. こんなときは「多い」かもしれない
  2. 原因
  3. 婦人科で相談したいとき
  4. 治療
  5. まとめ

メル美生理の2日目は、夜用ナプキンでも朝にはもれちゃう。みんなこんなものなのかな。

プレ男量が多いって、人とくらべにくいよね。どこからが「多い」なんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、生理の量が多い(過多月経)の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。生理の量は人とくらべにくく、「こんなものかな」とがまんしがちです。でも、生活に困っているなら、相談してよいことです。

こんなときは「多い」かもしれない

NHSは、次のようなときは過多月経かもしれないとしています。

メル美夜にもれるのも、目安のひとつなんだ。疲れやすいのも関係あるのかな。

原因

NHSによると、

(更新)米国内分泌学会(Endocrine Society)の発表(2026年5月12日)によると、50以上の患者団体・専門家団体による国際的な合意(The Lancetに掲載)で、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の英語の名前は「Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome(PMOS)」に変わりました。この病気では卵巣の異常なのう胞はふえておらず、「のう胞」の名前が誤解や診断の遅れにつながっていたためとしています。3年の移行期間をへて、2028年の国際ガイドラインの改訂で新しい名前に完全に移る予定です。日本内分泌学会の一般向けページ(2026年9月8日更新)では、PCOSに代わる新しい名称として「多分泌代謝性卵巣症候群(Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome: PMOS)」が今後使用される予定とされています。

婦人科で相談したいとき

NHSは、次のようなときは受診するようすすめています。

量が多いと鉄が足りなくなり、貧血になることがあります。血液検査で確かめることがあります(貧血と鉄)。

生理の量が多いのは、がまんするものではありません。生活に困る、長く続く、疲れやすいときは、病気や貧血が隠れていないか、婦人科で相談しましょう。

治療

NHSによると、生活に困っていなければ、治療が必要とは限りません。困っているときは、次のような治療があります。

(更新)日本の添付文書で確認すると、レボノルゲストレル放出子宮内システム(2023年6月改訂)の効能・効果は「避妊」「過多月経」「月経困難症」で、過多月経では、子宮筋腫などの病気が原因の場合はその治療を優先することとされ、装着後5年をこえないうちに取り出すか交換します。トラネキサム酸の錠剤(2023年9月改訂)の効能・効果には「局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(…性器出血…)」がふくまれ、血栓のある人などには注意が必要とされています。保険の扱いそのものや、そのほかの治療は確認していません。

10代前半の生理の量が多いときのことは、10代前半の生理の量が多いにまとめています。血が止まりにくい体質については、生理の量が多い人の一部に「血が止まりにくい体質」を見てください。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Heavy periods(Page last reviewed: 19 September 2024). https://www.nhs.uk/conditions/heavy-periods/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Endocrine Society. Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome: New name to improve diagnosis and care of condition affecting 170 million women worldwide(May 12, 2026). https://www.endocrine.org/news-and-advocacy/news-room/2026/pcos-name-change (閲覧日:2026年10月12日)
  3. 一般社団法人日本内分泌学会. 多嚢胞性卵巣症候群(一般の皆様へ)(2026年9月8日更新). https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=75 (閲覧日:2026年10月12日)
  4. レボノルゲストレル放出子宮内システム 添付文書(2023年6月改訂 第2版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00052815 (閲覧日:2026年10月12日)
  5. トラネキサム酸錠 添付文書(2023年9月改訂 第1版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067950 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。