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10代前半の生理の量が多い

初経から数年は、ホルモンのしくみがまだ育ちきっておらず、排卵がないために量が多くなることがある。血の止まりにくい病気などがないか確かめて、ホルモンの治療と鉄剤で治療。大量の出血はすぐ受診

2026年10月10日

初めての生理から数年の10代前半は、生理の量が多くなることがあります。日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、初経から数年は、脳と卵巣のホルモンのしくみがまだ育ちきっておらず、排卵がないことで出血が多くなることがあります。血が止まりにくい全身の病気、子宮の病気、妊娠などがないことを確かめたうえで、ホルモンの治療を行い、鉄欠乏性貧血があれば鉄剤で治療します。初経からまもない時期の低用量ピル(LEP)が身長の伸びをさまたげるという報告はないとされています。まれに入院や輸血が必要な大量の出血が起こることもあります。

目次
  1. 初経から数年は、量が多くなることがある
  2. まず、ほかの原因がないか確かめる
  3. ホルモンの治療
  4. 貧血には鉄剤
  5. まとめ

メル美中学生のいとこが、生理の量がすごく多くて、学校でもれないか心配で、ふらふらするって言ってるの。

プレ男生理が始まったばかりのころって、そういうものなのかな。受診したほうがいいのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、10代前半の生理の量が多いときの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」(医師向け、2026年)の「10代前半女性の過多月経への治療は?」(産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023などをもとにした解説)をもとにまとめました。

初経から数年は、量が多くなることがある

研修ノートによると、

初めての生理については初めての生理(初経)、生理の量が多いこと全般については生理の量が多い(過多月経)を見てください。

10代前半の生理の量が多いときは、ホルモンの治療や鉄剤で治療することができます。まれに大量の出血が起こることもあるので、量が多くて心配なときは、婦人科を受診してください。

まず、ほかの原因がないか確かめる

研修ノートによると、血が止まりにくい全身の病気、子宮の病気、妊娠などがないことを確かめたうえで、排卵に関係する出血と診断された場合に、ホルモンの治療を行います。

ホルモンの治療

研修ノートによると、

プレ男ピルで身長が伸びなくなるわけじゃないんだね。

貧血には鉄剤

研修ノートによると、

(更新)英国NHSの「Heavy periods」(2024年9月19日更新)では、生理の量が多い(過多月経)目安として、1〜2時間ごとにナプキンやタンポンを替える必要がある、ナプキンとタンポンを2つ合わせて使う必要がある、生理が7日より長く続く、直径約2.5cmより大きい血のかたまりが出る、服や寝具までもれる、生理のために運動などをさける・休む、疲れやすい・息切れがよくある、をあげています。生理が始まったばかりのころは量が多いこともあるとしています。日本の資料での目安は確認していません。

保護者にできること

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「23.10代前半女性の過多月経への治療は?」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_23/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NHS. Heavy periods(Page last reviewed: 19 September 2024). https://www.nhs.uk/conditions/heavy-periods/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。