
メル美美容師の友だちが、「仕事でヘアカラーの薬剤をいつもさわってるけど、妊娠を考えるなら気をつけたほうがいいのかな」って言ってたの。

プレ男家の中にも、いろいろな化学物質があるよね。全部避けるのは無理そう……。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠前から有害な化学物質を減らす方法の話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No115 プレコンセプションケア」(医師向け)の「有害な薬品(化学物質)を避ける」をもとにまとめました。
ゼロにはできない。でも減らせる
研修ノートによると、
- 化学物質は、食品、農薬・殺虫剤、衣料品、洗剤・化粧品、家電、医薬品、塗料や接着剤など、身のまわりのさまざまな物にふくまれていて、知らないうちにふれています
- 今の生活で、有害な化学物質にふれる量をゼロにすることはできませんが、最小限にする方法を知っておくことが大切です
- 将来の妊娠のための健康管理として、妊娠前から有害な化学物質を避けることがすすめられています
職場では
研修ノートによると、化学物質にふれるリスクは職場によってちがいます(美容業のヘアカラーの成分、建物の解体のアスベスト、医療現場のホルマリンなど)。化学物質を扱う仕事では、
- リスクの評価(使う物質の種類や、どこから体に入るかを把握する)
- 防護具(手袋、マスク、ゴーグル、防護衣など)を使う
- 換気設備を確認する
- 可能なら、より安全な物質に置きかえる
ことを確認します。妊娠を計画している場合は、上司や産業医に相談し、必要に応じて仕事の内容の変更や配置転換を考えることも大切だとしています。

仕事で化学物質を扱う人が妊娠を計画しているときは、上司や産業医に相談して、防護具や換気、仕事の内容を見直すことが大切です。
妊娠中の働き方については、妊娠中の働き方と法律を見てください。
家庭では
研修ノートでは、家庭での対策として、
- プラスチック製品は、表示された使い方を守る
- 防虫剤や芳香剤を使いすぎない
- スプレー製品、塗料、接着剤を使ったあとは、しっかり換気する(DIYなど)
- 食材は流水でよく洗う
などをあげています。

プレ男換気とか、使い方を守るとか、できることから始めればいいんだね。
ふれても、すぐに害が出るとは限らない
研修ノートによると、化学物質にふれても、必ずしもすぐに有害な影響が出るとは限りません。影響は、ふれた量、期間、物質の種類、体質などで変わり、一定の量より少なければ害がみられないことも多いとされています。とくに妊娠中にふれてしまって不安なときは、一人ひとりのリスクを評価して、落ちついて対応することが大切だとしています。心配なときは、主治医に相談してください。
男性の妊娠前の健康づくりは男性のプレコンセプションケア、全体は「プレコンセプションケア」って?を見てください。
まとめ
- 化学物質にふれる量をゼロにはできないが、減らせる
- 職場では防護具・換気・置きかえ。妊娠の計画は上司や産業医に相談
- 家庭では使い方を守る、換気、使いすぎない
- ふれてもすぐに害が出るとは限らない。不安なときは主治医に相談
参考文献
- 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No115 プレコンセプションケア「(1)有害な薬品(化学物質)を避ける」. https://www.jaog.or.jp/note/no115_2_3_1/ (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。