
プレ男コンドームが破れたとき、薬局で緊急避妊薬を買えるようになったんだよね。どんな人が買っているの?

メル美試験販売のときのデータがあるみたいだよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、薬局での緊急避妊薬(アフターピル)の試験販売の結果の話です。日本薬剤師会の「緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業 報告書」(令和6年度厚生労働省事業、2025年3月)をもとにまとめました。緊急避妊薬は、この試験販売などをへて、2026年2月から薬局で買えるようになりました(アフターピル)。
試験販売の6,813件
試験販売では、条件を満たした薬局で、薬剤師が販売してよいかを判断し、その場で飲んでもらう形で行われました。2023年11月28日〜2025年1月31日に判断が行われたのは6,813件でした。
年齢
| 年齢 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 16〜17歳 | 18件 | 0.3% |
| 18〜19歳 | 609件 | 8.9% |
| 20〜29歳 | 3,764件 | 55.2% |
| 30〜39歳 | 1,679件 | 24.6% |
| 40〜49歳 | 711件 | 10.4% |
| 50歳以上 | 32件 | 0.5% |
避妊できなかった理由(複数回答)
| 理由 | 割合 |
|---|---|
| コンドームの脱落・破損・不適切な使用 | 75.0% |
| 避妊なし | 22.0% |
| 低用量ピルの飲み忘れ | 2.1% |

試験販売で緊急避妊薬を求めた人の75%は、コンドームの脱落・破損・不適切な使用が理由でした。
そのほかの結果
- 33.0%は、前にも緊急避妊薬を飲んだことがありました
- 薬剤師の判断の結果は、販売可が6,433件、販売可だが受診が必要が327件(避妊についての指導が必要、性感染症の可能性など)、販売不可が53件(妊娠の可能性、性交から72時間をこえている、など)でした
- 性感染症のリスクがある人は2.2%、性暴力の可能性がある人は0.6%でした
- 来局は月曜日がいちばん多く(20.5%)、時間は約8割が朝9時〜夕方6時前、約95%が朝9時〜夜8時前で、夜9時〜朝8時前は約1.8%でした

プレ男コンドームのトラブルがこんなに多いんだね。サイズや着けるタイミングなど、正しい使い方をちゃんと知っておこう。
知っておきたいこと
- 緊急避妊薬は、できるだけ早く飲むほど効果があります。週末や夜でも、すぐに買える薬局を知っておくと安心です
- 緊急避妊薬は性感染症は防げません。心当たりがあれば、性感染症の検査も考えましょう
- コンドームの正しい使い方はコンドームで性感染症はどれくらい防げる?、若い人の避妊は10代の避妊を見てください
まとめ
- 試験販売の6,813件のうち、20代が55%、18〜19歳が約9%
- 理由の75%はコンドームの脱落・破損・不適切な使用
- 3人に1人は前にも緊急避妊薬を飲んだことがある
- 来局は月曜日が多く、ほとんどが昼〜夕方
- 緊急避妊薬は性感染症を防げない。ふだんの確実な避妊と、コンドームの正しい使い方を
参考文献
- 日本薬剤師会. 令和6年度厚生労働省医薬局医薬品審査管理課事業 緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業 報告書(2025年3月). https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001486690.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。