
メル美母が40歳をすぎてから、乳がん検診を一度も受けてないって…。私も30代になったら気にしたほうがいいのかな。

プレ男乳がんって、男性もなることがあるって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、乳がんと乳がん検診の話です。国立がん研究センターの「がん情報サービス」をもとにまとめました。
女性でいちばん多いがん
- 乳がんは、女性で最も多く診断されるがんです(2023年)
- 2023年には女性102,592人が乳がんと診断され、2024年には女性15,869人が亡くなっています
- 5年相対生存率は89.7%(2018年診断例、女性)
- かかる人は30代後半から増え、40歳以上の女性では最も多いがんです
- 男性も、2023年に832人が乳がんと診断されています

プレ男男性も年に800人以上…。まれだけど、ゼロじゃないんだ。
乳がん検診:40歳から2年に1度
- 40歳から、2年に1度、定期的に受けることが勧められています
- 検診の方法はマンモグラフィ(乳房を片方ずつ板ではさんで撮るX線検査)です
- 圧迫は数十秒ほどで、痛みを感じることもあります。生理前の1週間を避けると、痛みが比較的少ないといわれています
- 40歳から2年ごとなら、放射線による健康被害はほとんどありません。1回の撮影の線量(0.05〜0.15ミリシーベルト)は、1年間に受ける自然の放射線(約2.4ミリシーベルト)よりはるかに低いです
- 視触診や超音波検査は、乳がんで亡くなることを防ぐ科学的根拠が不十分なため、検診としては推奨されていません
- 検診には利益だけでなく、見落とし(偽陰性)、がんでないのに疑いありとなる(偽陽性)、過剰診断などの不利益もあるため、年齢と間隔を守ることが大切とされています
- 豊胸術をしている人は、事前に検査担当者に伝えてください
「要精密検査」と言われたら
- 必ず精密検査を受けましょう。乳がんがあっても症状が出ないことはよくあります。「次の検診まで待とう」「症状がないから大丈夫」と自己判断しないで
症状があるときは、検診ではなくすぐ受診
- しこり、乳房のひきつれ、乳首から血のような液が出る、乳首の湿疹やただれなどの気になる症状があるときは、検診ではなく、すぐに医療機関を受診してください
- 早期の乳がんは、自覚症状がないことも少なくありません。だからこそ、症状がないうちの検診が大事です

メル美症状があるなら「検診」じゃなくて、すぐ病院なんだね。
ふだんは「ブレスト・アウェアネス」
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乳房を意識する生活習慣のことを「ブレスト・アウェアネス」といいます
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検診で「異常なし」でも、ふだんから自分の乳房の状態を知っておき、しこりやひきつれなど気になる変化があれば、次の検診を待たずに受診しましょう
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しこりを見つけたときのことは、胸(乳房)のしこりの記事にまとめています
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がん情報サービスでは、ブレスト・アウェアネスの4つのポイントとして、次をあげています
- 自分の乳房の状態を知る
- 乳房の変化に気をつける
- 変化に気づいたら、すぐ医師へ相談する
- 40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受ける
パートナー・家族にできること
- 40歳を過ぎた家族に、2年に1度の検診を声かけする
- 「しこりがある気がする」と言われたら、すぐ受診を後押しする

乳がんは女性で最も多いがんです。40歳から2年に1度のマンモグラフィ検診を受け、しこりなど気になる症状があれば検診を待たずに受診しましょう。
家族に乳がんや卵巣がんの人が多いときは、遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)も見てください。
まとめ
- 乳がんは女性で最も多いがん。30代後半から増える。男性もまれに
- 検診は40歳から2年に1度のマンモグラフィ
- 要精密検査なら必ず受ける
- しこり・ひきつれ・血のような分泌物・乳首のただれは、すぐ受診
- ふだんからブレスト・アウェアネス
参考文献
- 国立がん研究センター がん情報サービス. 乳がん検診について. https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/breast.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 国立がん研究センター がん情報サービス. がん種別統計情報 乳房. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 国立がん研究センター がん情報サービス. 最新がん統計. https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html (閲覧日:2026年9月29日)
- 国立がん研究センター がん情報サービス. 乳がん 予防・検診. https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/prevention_screening.html (閲覧日:2026年9月30日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。