
プレ男妊娠に気づく前に、頭痛薬を飲んじゃったって友だちが心配してた。

メル美妊娠中に薬を飲みたいとき、どうすればいいんだろう。持病の薬はどうするのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中の薬の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。
多くの薬は、赤ちゃんに届く
NHSによると、
- 妊娠中に飲んだ多くの薬は、胎盤を通って赤ちゃんに届きます
- 痛み止めを含めて、妊娠中に薬を飲む前は、薬剤師・助産師・医師に、使ってよいか確かめましょう
- これは、病院で処方された薬にも、薬局や店で買った薬にも当てはまります
いつもの薬は、自己判断でやめない
- NHSは、健康を保つために処方された薬を、医師に相談せずにやめないようにとしています。やめることが、お母さんと赤ちゃんの両方に害になることがあります
- いつも飲んでいる薬がある人は、できれば妊娠を考えはじめる前に、遅くとも妊娠がわかったらすぐに、医師に相談しましょう(もともと高血圧の人の妊娠、てんかんがある人の妊娠、ぜんそくがある人の妊娠)
- 歯医者さんなどでも、薬や治療の前に、妊娠していることを伝えましょう

メル美やめたほうが安心、とは限らないんだね。まず相談なんだ。

妊娠中は、市販薬や痛み止めも、飲む前に医師や薬剤師に確認を。いつもの薬は自己判断でやめず、早めに相談しましょう。
妊娠に気づく前に飲んでしまったら
- 英国NHSは、すでに飲んでしまったときの情報も、専門の情報サイトで調べられるとしています
- 日本では、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」が、厚生労働省の事業として、妊娠中や妊娠を希望する人の薬の相談を受けています。全国47都道府県の拠点病院に「妊娠と薬外来」があります。授乳中の薬の情報と相談もあります(授乳中の薬)
- まずは、産婦人科の医師や薬剤師に、飲んだ薬の名前と時期を伝えて相談しましょう
アセトアミノフェン(パラセタモール)と自閉症の話
- 英国の医薬品規制庁(MHRA)は、妊娠中のパラセタモール(アセトアミノフェン)の使用は引き続き安全で、子どもの自閉症の原因になるという根拠はないとしています(NHS、2025年9月23日更新)
- それでも、使う前には医師や薬剤師に相談しましょう
ハーブ・ホメオパシー・アロマ
NHSによると、
- 「自然」な療法や補完療法が、妊娠中にすべて安全とは限りません
- 品質が低く、鉛など害になる物質が入っている製品もあります
- 妊娠を考えているときも、ハーブ療法はとらないようすすめています
- 使っているときは、助産師や医師、薬剤師に伝えましょう
- 補完療法は、妊婦健診のかわりにはなりません。健診は欠かさずに
花粉症やじんましんの薬、赤ちゃんのアレルギー予防については、妊娠中・授乳中のアレルギーにまとめています。
まとめ
- 多くの薬は胎盤を通って赤ちゃんに届く。市販薬・痛み止めも、飲む前に確認
- いつもの薬は自己判断でやめない。妊娠を考えたら・わかったら、すぐ医師に
- 医師・歯医者さんには妊娠を伝える
- 日本では「妊娠と薬情報センター」で、妊娠中・授乳中の薬の相談ができる
- ハーブなど「自然」なものも安全とは限らない
参考文献
- NHS. Medicines in pregnancy. https://www.nhs.uk/pregnancy/keeping-well/medicines/ (閲覧日:2026年10月7日)
- 国立成育医療研究センター. 妊娠と薬情報センター. https://www.ncchd.go.jp/kusuri/ (閲覧日:2026年10月7日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。