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授乳中の薬

多くの薬は母乳に移る量がとても少なく、赤ちゃんに影響する可能性は低い。薬のために授乳をあきらめる必要がないことも多い。自己判断でやめず、医師・薬剤師に「授乳中」と伝えて相談を

2026年10月10日

授乳中に薬を飲むと、赤ちゃんに影響しないか心配になりますよね。国立成育医療研究センター「妊娠と薬情報センター」によると、多くの薬は母乳に移りますが、その量はとても少なく、赤ちゃんに影響する可能性は低いとされています。薬を飲むために授乳をあきらめる必要がないことも多く、授乳のために薬をやめる必要がないことも多いのです。英国NHSも、多くの抗菌薬、ぜんそくの吸入薬、アセトアミノフェンなどは授乳中に使えるとしています。医師や薬剤師に「授乳中」と伝えて相談しましょう。

目次
  1. 多くの薬は、母乳に移る量がとても少ない
  2. 説明書(添付文書)の「授乳を避ける」について
  3. 授乳中に使えることが多い薬・注意したい薬(英国)
  4. 相談するときのポイント
  5. 違法な薬物
  6. まとめ

メル美授乳中の姉が風邪をひいたんだけど、薬を飲んだら母乳をやめなきゃいけないのかって悩んでた。

プレ男薬の説明書に「授乳を避けて」って書いてあると、こわくなっちゃうよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、授乳中の薬の話です。国立成育医療研究センター「妊娠と薬情報センター」と英国NHSの資料をもとにまとめました。

多くの薬は、母乳に移る量がとても少ない

妊娠と薬情報センターによると、

NHSも、一般に母乳に移る量はとても少なく、授乳中に安全でない薬はごくわずかだとしています。

プレ男薬を飲むから即、授乳をやめる、ってわけじゃないんだね。

説明書(添付文書)の「授乳を避ける」について

妊娠と薬情報センターによると、

授乳中に使えることが多い薬・注意したい薬(英国)

NHSは、次の薬は授乳中に使えるとしています。

一方、NHSは、次の薬は授乳中はすすめられないとしています。

アレルギーや花粉症の抗ヒスタミン薬は、使う前に医師や薬剤師に相談しましょう。

(更新)日本の情報として、ヘルスケアラボの「マタニティトラブルQ&A」(国立成育医療研究センター監修、2026年8月3日更新)では、多くの薬は授乳中に使っても赤ちゃんへの明らかな悪影響はないとされ、薬を使うことになっても必ずしも授乳をやめる必要はないとしています。ただし、抗がん剤や放射性医薬品など、授乳を続けてよいか慎重な判断が必要な薬もあり、医師や薬剤師に相談しながら薬ごとに判断することが大切です。国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」のホームページで、「授乳中でも比較的安全に使えると考えられる薬」の一覧などを確認できるとしています。日本の市販の風邪薬の配合成分ごとの扱いは確認していません。

授乳中でも使える薬は多くあります。がまんして病気が悪くなると、育児もつらくなります。医師や薬剤師に「授乳中」と伝えて、一緒に決めましょう。

相談するときのポイント

違法な薬物

妊娠中・授乳中の薬の情報が少ない理由は、妊娠中・授乳中の薬の情報が少ないのはなぜ?を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター. 授乳と薬について知りたい方へ. https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NHS. Breastfeeding and medicines. https://www.nhs.uk/baby/breastfeeding-and-bottle-feeding/breastfeeding-and-lifestyle/medicines/ (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 厚生労働省 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ. マタニティトラブルQ&A【授乳中】「薬を飲むときはどうしたらよいですか?」(最終更新日:2026年8月3日). https://w-health.jp/maternity_qa/detail38/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。