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Contraception

40代からの避妊

妊娠しにくくなっても、閉経までは妊娠の可能性がある。避妊は「55歳まで」が目安。ホルモンを使わない方法なら、50歳未満は生理が2年来なくなるまで、50歳以上は1年来なくなるまで。HRTは避妊にならない

2026年10月10日

40代になっても、閉経するまでは妊娠する可能性があります。英国の性と生殖の医療の専門団体FSRHのガイドライン「40歳以上の女性の避妊」(2017年、2025年5月改訂)によると、一般に55歳になれば避妊をやめてよいとされ、ホルモンを使わない避妊法の場合は、50歳未満なら生理が2年来なくなってから、50歳以上なら1年来なくなってからやめることがすすめられています。エストロゲンを含むピルは50歳でやめて、ほかの方法に切りかえます。更年期のホルモン補充療法(HRT)は避妊にはなりません。

目次
  1. 40代でも、閉経までは妊娠する可能性がある
  2. 避妊は「55歳」が目安
  3. 方法ごとの、やめどき
  4. ピルを飲んでいると、閉経がわかりにくい
  5. HRTは避妊にならない
  6. 性感染症は、年齢に関係ない
  7. まとめ

メル美40代の先輩が「もう妊娠しないと思って避妊をやめてたら、生理が遅れてあせった」って言ってたの。

プレ男40代でも妊娠することがあるんだね。避妊はいつまで続ければいいんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、40代からの避妊の話です。英国の性と生殖の医療の専門団体 FSRH(Faculty of Sexual & Reproductive Healthcare)のガイドライン「Contraception for Women Aged Over 40 Years」(2017年8月、2025年5月改訂)と、英国NHSの更年期のページをもとにまとめました。

40代でも、閉経までは妊娠する可能性がある

FSRHのガイドラインによると、

NHSによると、更年期に近づくと、生理が早く来たり遅く来たり、量が多くなったり少なくなったりして、やがて止まります(女性の更年期)。

避妊は「55歳」が目安

FSRHのガイドラインによると、

メル美55歳が目安なんだ。思っていたよりずっと長いね。

方法ごとの、やめどき

FSRHのガイドラインの表をまとめると、次のとおりです。

避妊法 40〜50歳 50歳より上
ホルモンを使わない方法(コンドーム、銅付加IUDなど) 生理が2年来なくなったらやめてよい 生理が1年来なくなったらやめてよい
エストロゲンを含むピル(低用量ピルなど) 続けてよい 50歳でやめて、ホルモンを使わない方法か、黄体ホルモンだけの方法に切りかえる
黄体ホルモンだけの方法(ミニピル、黄体ホルモンを出すIUDなど) 50歳以降も続けてよい 55歳でやめる。生理がない50歳以上の人が早くやめたいときは、血液検査(FSH)を参考にすることもある

40代でも、閉経までは妊娠の可能性があります。避妊をやめる時期は、年齢と使っている方法で変わるので、自己判断せず婦人科で相談を。

ピルを飲んでいると、閉経がわかりにくい

FSRHのガイドラインによると、

(更新)日本のレボノルゲストレル・エチニルエストラジオールの添付文書で確認すると、経口避妊薬(OC、2023年7月改訂)・LEP(2023年11月改訂)とも、禁忌に「50歳以上」や「閉経後」という年齢の項目は見あたりませんでした。40歳以上は「合併症・既往歴等のある患者」として、心筋梗塞などの心血管系の障害が起こりやすくなる年代のため注意が必要とされ(1日15本以上の喫煙者には投与しない)、35歳以上で1日15本以上の喫煙者は禁忌です。閉経前後の切りかえの目安などは確認していません。ほかの成分の製剤は確認していません。

HRTは避妊にならない

性感染症は、年齢に関係ない

まとめ


参考文献

  1. Faculty of Sexual & Reproductive Healthcare (FSRH). FSRH Guideline: Contraception for Women Aged Over 40 Years(August 2017, Amended May 2025、PDF). https://www.cosrh.org/Common/Uploaded%20files/documents/fsrh-guideline-contraception-for-women-aged-over-40-years.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NHS. Symptoms of menopause and perimenopause(Page last reviewed: 19 May 2026). https://www.nhs.uk/conditions/menopause-and-perimenopause/symptoms/ (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 日本産婦人科医会. 産婦人科ゼミナール「Dr石谷の女性医学四方山話」20.こっそり教えますOC/LEPからHRTへの移行のコツ. https://www.jaog.or.jp/lecture/20%EF%BC%8E%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%82%8A%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99oclep%E3%81%8B%E3%82%89hrt%E3%81%B8%E3%81%AE%E7%A7%BB%E8%A1%8C%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%84/ (閲覧日:2026年10月10日)
  4. レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール錠(避妊) 添付文書(2023年7月改訂 第1版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060612 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。