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Contraception

不妊手術(パイプカット・卵管結紮)

元に戻せないことが前提の避妊法。日本では母体保護法で条件と「配偶者の同意」が決まっている。性感染症は防げない

2026年10月4日

「もう子どもはつくらない」と決めたときの選択肢が、男性の精管切除(パイプカット)と女性の卵管の手術です。英国NHSによると、どちらも元に戻すことを前提にしない永久的な避妊法で、精管切除は局所麻酔で約30分、卵管の手術は全身麻酔の腹腔鏡で20〜30分。日本では母体保護法で、手術できる条件、本人と配偶者の同意、未成年は受けられないことが決まっています。効果、手術のあと、合併症、法律のルールをまとめました。

目次
  1. どんな手術?
  2. 避妊の効果
  3. 手術のあと
  4. 合併症
  5. 元に戻せる?
  6. 日本の法律で決まっていること(母体保護法)
  7. 性感染症は防げない
  8. パートナーと話し合うこと
  9. まとめ

メル美「パイプカット」って聞いたことあるけど、どんな手術なの?

プレ男男の手術なんだよね…。そのあと、ふつうにセックスできるのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、不妊手術の話です。「これ以上子どもはつくらない」と決めたときの避妊法で、男性の精管切除(パイプカット)と、女性の卵管の手術(卵管結紮など)があります。元に戻せないことを前提に考える方法なので、よく知ってから決めることが大切です。

どんな手術?

男性:精管切除(パイプカット)

女性:卵管の手術(卵管結紮など)

日本の母体保護法施行規則では、精管を切って結ぶ方法、卵管を結んで切る・取る・焼く・ふさぐ方法など、認められる手術の方法(術式)が決められています。

プレ男精液は出るし、性機能にも影響しないんだ。思っていたイメージとちがった。

避妊の効果

精管切除は「すぐには効かない」

手術のあと

精管切除(NHS)

女性の卵管の手術(NHS)

合併症

精管切除:NHSによると、重い副作用はまれです。

女性の卵管の手術:NHSによると、ふつうはとても安全ですが、手術なので、まれに

手術のあと、高い熱、傷の腫れ・痛み・うみ、片脚の腫れ、急な息苦しさ、胸の痛みなどがあれば、すぐに受診してください(NHS)。

元に戻せる?

日本の法律で決まっていること(母体保護法)

メル美法律で条件や同意のことまで決まっているんだ。自分たちだけでは決められないんだね。

性感染症は防げない

不妊手術は、元に戻せないことを前提に考える避妊法です。精管切除のあとは、成功が確認されるまでほかの避妊法を。性感染症は防げません。

パートナーと話し合うこと

まとめ


参考文献

  1. 母体保護法(昭和23年法律第156号)第2条、第3条、第26条、第28条、第34条. e-Gov法令検索. https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0100000156 (閲覧日:2026年10月4日)
  2. 母体保護法施行規則(昭和27年厚生省令第32号)第1条. e-Gov法令検索. https://laws.e-gov.go.jp/law/327M50000100032 (閲覧日:2026年10月4日)
  3. NHS. Vasectomy (male sterilisation): What is a vasectomy? / Recovering after a vasectomy / Complications of a vasectomy. https://www.nhs.uk/contraception/methods-of-contraception/vasectomy-male-sterilisation/ (閲覧日:2026年10月4日)
  4. NHS. Female sterilisation: What is female sterilisation? / What happens during female sterilisation / Complications(Page last reviewed: 14 February 2024). https://www.nhs.uk/contraception/methods-of-contraception/female-sterilisation/ (閲覧日:2026年10月4日)
  5. Centers for Disease Control and Prevention. Contraception(避妊法ごとの典型的な使用での失敗率). https://www.cdc.gov/contraception/about/index.html (閲覧日:2026年10月4日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。