
メル美出産のことは調べてるけど、生まれた直後って何が起こるのか知らないって姉が言ってた。

プレ男生まれてすぐ抱っこできるのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、赤ちゃんが生まれた直後に起こることの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。産院によって流れはちがうので、前もって産院で確かめておきましょう。
生まれてすぐ、肌と肌でふれあう
NHSによると、
- 肌と肌でふれあうことは、きずなを深めるのにとても役立ちます。生まれたらすぐに、へその緒を切る前に、赤ちゃんをお母さんの胸にのせてもらうのがよいとされています
- へその緒をとめる前かすぐあとに、赤ちゃんの体をふいて、タオルで覆い、冷えないようにします。そのあいだも抱っこしたままでかまいません
- 赤ちゃんの肌には、お母さんの血や、おなかの中で肌を守っていた白いあぶらのようなもの(胎脂)がついていることがあります。先にふいて毛布に包んでから抱っこしたいときは、助産師に伝えましょう
赤ちゃんの様子を確かめる
- 鼻や口の粘液を取りのぞくことがあります
- 呼吸が始まるのに少し手助けが必要な赤ちゃんもいます。部屋の別の場所で酸素をもらうこともありますが、できるだけ早くお母さんのもとに戻ってきます
- 助産師や小児科医などが赤ちゃんの体を確かめ、体重をはかり、名前のついたバンドを手首や足首につけます

プレ男酸素をもらいに連れていかれても、すぐ戻ってくるんだね。
新生児のビタミンK
- NHSによると、まれな出血の病気(新生児出血症)を防ぐため、赤ちゃんにビタミンKが提案されます
- 英国では注射がふつうで、注射を望まないときは飲み薬にもできます(その場合は何回か飲む必要があります)
お母さんの傷の縫合
- 小さな裂け目やすり傷は、自然に治ることが多いので縫わないこともあります
- 大きな裂け目や会陰切開は縫います。硬膜外麻酔をしていれば追加し、していなければ局所麻酔をします(会陰切開と会陰の傷)
- 縫っているあいだも、赤ちゃんを抱っこしたままでいられます

生まれた直後は、肌と肌でふれあい、赤ちゃんの体を確かめ、お母さんの出血を防ぐ処置をします。流れを前もって知っておくと安心です。
産後の大量出血を防ぐ
NHSによると、
- 産後の大量出血は、お産のあとに腟からたくさん出血する合併症です
- 生まれて24時間以内に起こるもの
- 24時間以降、産後12週までに起こるもの
- 子宮が十分に縮まない、胎盤の一部が子宮に残る、子宮の内側の感染(子宮内膜炎)などで起こります(胎盤のトラブル)
- 防ぐために、赤ちゃんが生まれるときに子宮を縮めるオキシトシンの注射が提案されます。胎盤も出やすくなります(お産の進み方)
退院したあとも、急にたくさん出血するときはすぐに相談しましょう(産後の出血(悪露))。
そのあと
- 助産師などが、お母さんが体をきれいにして、産後の部屋に移るのを手伝います
- 授乳は、できれば生まれて1時間以内に始めるのがよいとされています(授乳のよくある悩み)
パートナーにできること
- 生まれた直後の流れを一緒に知っておく
- 希望があれば、へその緒を切る、赤ちゃんを抱っこすることを、前もって産院に相談しておく
- お母さんが処置を受けているあいだ、声をかけて支える
まとめ
- 生まれたらすぐに肌と肌でふれあう。体をふいて温める
- 赤ちゃんの体の確認、体重、名前のバンド
- ビタミンKで新生児の出血を防ぐ
- 必要なら傷を縫う。抱っこしたままでよい
- オキシトシンの注射で、産後の大量出血を防ぐ
参考文献
- NHS. What happens straight after the birth? https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/what-happens-straight-after/ (閲覧日:2026年10月7日)
- NHS. The stages of labour and birth. https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/the-stages-of-labour-and-birth/ (閲覧日:2026年10月7日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。