
メル美出産した姉が、産後の出血がまだ続いてるって。これってどれくらい続くものなのかな。

プレ男産後って、出血が続くものなんだ。知らなかった。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、産後の出血(悪露:おろ)と、産後すぐの体の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。産後の健診については産後の健診、帝王切開のあとの回復は帝王切開の記事を見てください。
産後の出血(悪露)
NHSによると、
- お産のあと、腟から出血が続きます。最初は量が多いので、吸収量の多いナプキンを使い、こまめに替えましょう(替える前後に手を洗う)
- 授乳のときに、出血が赤く多くなったり、生理痛のような痛みを感じたりすることがあります。授乳で子宮が縮むためです
- 出血は数週間続き、だんだん茶色っぽく、少なくなって、止まります
- 大きな血のかたまりが出るときは、助産師や医師に伝えてください。治療が必要なことがあります
6週の健診までは、タンポンを使わない
- 子宮の中には胎盤がついていた傷が残り、腟のまわりにも傷があることがあります
- 傷が治る前にタンポンや月経カップを使うと、感染のリスクが上がることがあるので、6週の健診まではナプキンを使いましょう

プレ男子宮の中にも傷が残っているから、タンポンは控えるんだね。
トイレのこと
- 最初はおしっこがしみてこわいこともあります。水をたくさん飲むと、尿がうすまってしみにくくなることがあります
- おしっこがとても出にくい、とても痛む、いやなにおいがあるときは、助産師に伝えましょう
- 産後数日はうんちが出ないこともありますが、便秘にならないように。果物、野菜、全粒の穀物をとり、水をたくさん飲みましょう(妊娠中の便秘と痔)
- 縫っていても、うんちで傷が開くことはまずありません。清潔なティッシュを傷に当てて、いきみすぎないように
- 痔は産後によくありますが、数日〜数週間でよくなることが多いです
- 便がもれるときも、恥ずかしがらずに伝えましょう
- 笑ったり、せきをしたりしたときの尿もれもよくあります。骨盤底のトレーニングで改善しなければ、産後の健診で相談を(産後の体の回復)
会陰の傷のケアは、会陰切開と会陰の傷の記事にまとめています。
生理と、次の妊娠
NHSによると、
- 生理が戻る時期は人によってちがいます。ミルクや混合の人は、産後5〜6週で戻ることもあります。母乳だけ(夜も)の人は、授乳を減らすまで戻らないこともあります
- 産後3週間で妊娠することもあります。授乳中で生理が戻っていなくても、です。妊娠を望まないときは、産後21日以内に避妊を始めることが大切です(産後の避妊)

産後の出血は数週間かけて少なくなります。急にたくさん出血する、ふくらはぎが痛む、胸が痛い・息苦しいときは、すぐに相談を。
すぐに相談したいサイン
NHSは、次のような症状があれば、すぐに助産師や医師に相談するようすすめています。
| 症状 | 考えられること |
|---|---|
| 片方のふくらはぎの痛み・腫れ・赤み | 深部静脈血栓症 |
| 胸の痛み、息苦しさ | 肺塞栓症 |
| 急に、またはとても多く出血する、気が遠くなる、脈が速い | 産後の大量出血 |
| 高い熱、おなかの痛み・押すと痛い | 感染症 |
| 頭痛、見え方の変化、吐く | 妊娠高血圧腎症(妊娠高血圧症候群) |
胸の痛みや息苦しさ、意識が遠くなるほどの出血は、ためらわず救急車(119)を呼んでください。
パートナーにできること
- 産後は、出血が続き、傷も痛む時期です。家事や上の子の世話を引き受けて、休める時間をつくりましょう
- すぐ相談したいサインを一緒に知っておき、気づいたら連絡や受診を手伝う
まとめ
- 産後の出血(悪露)は数週間続き、だんだん茶色く少なくなる。授乳で赤く多くなることも
- 6週の健診まではタンポン・月経カップを使わず、ナプキンを
- 大きな血のかたまりは助産師や医師に伝える
- 急な大量出血、高い熱とおなかの痛み、片方のふくらはぎの腫れ、胸の痛み・息苦しさ、頭痛と見え方の変化はすぐ相談
- 産後3週間で妊娠することも。避妊は21日以内に
参考文献
- NHS. Your body after the birth. https://www.nhs.uk/pregnancy/labour-and-birth/your-body/ (閲覧日:2026年10月6日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。