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40歳を過ぎても低用量ピル(LEP・OC)は続けられる?

年齢以外にリスクがなければ、基本的に続けられる。ただし40代は血栓症がふえるので、たばこ・高血圧・肥満などがあれば別の方法も。閉経か50歳をめやすにやめることを考える

2026年10月10日

生理痛や過多月経、避妊のために低用量ピル(LEP・OC)を飲んでいる人が40歳を過ぎたら、どうすればいいのでしょうか。日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、50歳までは年齢だけを理由に飲めなくなることはなく、年齢以外のリスクがない40歳以上では、一般にリスクより利点が上回ると考えられています。ただし、40代は若い人にくらべて血栓症(静脈の血栓、脳梗塞、心筋梗塞)がふえるため、たばこ、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などのリスクが重なる場合は、ほかの治療法への変更を考えます。閉経または50歳をめやすに、やめることを考えます。

目次
  1. 年齢だけでやめる必要はない
  2. 40代は血栓症がふえる
  3. 40代で続ける利点と、やめどき
  4. まとめ

メル美生理痛でピルを飲んでいる先輩が、「40歳になったらやめなきゃいけないの?」って言ってたの。

プレ男年齢で血栓のリスクが上がるって聞いたことがあるけど、どうなんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、40歳を過ぎても低用量ピル(LEP・OC)を続けられるかの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」(医師向け、2026年)の「LEPを使用している方が40歳を超えた時の対応は?」(OC・LEPガイドライン2020年度版などをもとにした解説)をもとにまとめました。

年齢だけでやめる必要はない

研修ノートによると、

低用量ピルの基本は、低用量ピルとは?を見てください。

40歳を過ぎても、年齢以外にリスクがなければ、低用量ピルは基本的に続けられるとされています。ただ、40代は血栓症がふえるので、たばこや高血圧などのリスクが重なるときは、ほかの方法も考えます。

40代は血栓症がふえる

研修ノートによると、

ほかの方法については、ミニピルとは?や黄体ホルモンを出す子宮内システム(IUS)の悩みも見てください。

プレ男年齢そのものより、たばこや高血圧みたいなリスクが重なっているかどうかが大事なんだね。

40代で続ける利点と、やめどき

研修ノートによると、

よくある疑問については、低用量ピルのよくある疑問を見てください。

(更新)日本の経口避妊薬(レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール錠)の添付文書(2026年8月改訂)では、「緊急対応を要する血栓症の主な症状」として、足の急な痛み・はれ、突然の息切れ、胸の痛み、激しい頭痛、手足の脱力・まひ、ろれつが回らない、急に見えにくくなるなどをあげ、このような症状があればすぐに服用を中止し、救急医療機関を受診するよう説明することとしています。また、足の痛み・はれ・しびれ・赤み・熱感、頭痛、吐き気・嘔吐なども血栓症が疑われる症状としています。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「29.LEPを使用している方が40歳を超えた時の対応は?」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_29/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール錠 添付文書(2026年8月改訂). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00072141 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。