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Contraception

黄体ホルモンを出す子宮内システム(IUS)の悩み

入れて3〜6か月は不正出血が多い。長く続くときは妊娠や位置のずれ、ほかの病気を確かめる。生理の量が多い人や筋腫・腺筋症がある人は抜けやすいことも。ずれていたら避妊の効果が下がるので別の避妊も

2026年10月10日

子宮に入れて黄体ホルモンを少しずつ出す器具(IUS)は、避妊や、生理の量が多い・生理痛がつらいときの治療に使われます。日本産婦人科医会の研修ノート(医師向け、2026年)によると、入れてから3〜6か月は不正出血がみられやすく、長く続くときは、まれな子宮外妊娠をふくめて妊娠でないことを確かめ、器具の位置や、筋腫などほかの病気がないかも確認します。生理の量が多い人、生理痛が強い人、子宮筋腫や子宮腺筋症がある人は、抜けやすいことがあります。避妊目的で器具が下がっているときは、効果が下がるおそれがあるため、入れなおしと別の避妊を考えます。

目次
  1. 入れてしばらくは出血しやすい
  2. 出血が長く続くときに確かめること
  3. 抜けてしまうことも
  4. 避妊目的で、器具が下がっていたら
  5. まとめ

メル美生理の量が多くて、子宮に入れる黄体ホルモンの器具を入れたんだけど、少しの出血がだらだら続いてるの。これって大丈夫なのかな。

プレ男入れたあとに抜けちゃうこともあるって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、黄体ホルモンを出す子宮内システム(IUS)の悩みの話です。日本産婦人科医会の研修ノート「No116 産婦人科診療 こんなときどうする?」の「IUSが脱落しないような工夫や脱落した際の対応は?」「LNG-IUSの不正出血が長期間続く場合の対応は?」(医師向け)をもとにまとめました。IUSそのものについてはIUD・皮下インプラントとは?を見てください。

入れてしばらくは出血しやすい

研修ノートによると、

入れてしばらくの少しの出血はよくあることです。でも、何か月も続いてつらいときや、生理が遅れているときは、がまんせずに受診してください。

出血が長く続くときに確かめること

研修ノートによると、

子宮体がんについては、子宮体がんを見てください。

抜けてしまうことも

研修ノートによると、

プレ男筋腫や腺筋症で生理の量が多い人は、抜けやすいこともあるんだね。

避妊目的で、器具が下がっていたら

研修ノートによると、

(更新)英国NHSの「Getting an IUS (intrauterine system) or hormonal coil fitted or removed」では、IUSには子宮から腟の奥にたれる2本の細くやわらかい糸があり、入れた医師や看護師が糸のさわり方を教えるとしています。最初の1か月に何回か、その後は生理のあとなど定期的に、入っているか確かめるようすすめています。糸がさわれないときは、IUSがずれている可能性があり、妊娠を防げていないかもしれないため、すぐに受診し、確かめるまでほかの避妊法を使うよう書かれています(緊急避妊が必要になることもあります)。日本での案内が同じかどうかは確認していません。

長く使っている途中で急に不正出血が出たときは、IUD・IUSを入れているのに、急に不正出血を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 公益社団法人日本産婦人科医会. 研修ノート No116 産婦人科診療 こんなときどうする?「9.IUSが脱落しないような工夫や脱落した際の対応は?」「10.LNG-IUSの不正出血が長期間続く場合の対応は?」. https://www.jaog.or.jp/note/no116_3_10/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NHS. Getting an IUS (intrauterine system) or hormonal coil fitted or removed. https://www.nhs.uk/contraception/methods-of-contraception/ius-hormonal-coil/getting-it-fitted-or-removed/ (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。