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学校の「生命(いのち)の安全教育」ってなに?

「水着で隠れるところは自分だけの大切なところ」から、中高生の「性的同意」まで。2026年3月の改訂で、身近な人からの性暴力やデジタル性暴力、関連する法律も。家庭で話すヒントに

2026年10月10日

子どもたちが性暴力の加害者にも被害者にも傍観者にもならないように——文部科学省と内閣府は、学校で使う「生命(いのち)の安全教育」の教材をつくっています。幼児期は「自分の体は自分だけのもの」、小学校では「水着で隠れるところは、自分だけが見たり触ったりしてよい大切なところ」、中学・高校では「距離感(境界線)」「性的同意」「関連する法律」を学びます。2026年3月の改訂では、不同意性交等罪などの刑法改正、身近な人からの性暴力、生成AIによる性的ディープフェイクについても加わりました。

目次
  1. 生命(いのち)の安全教育とは
  2. 年齢ごとに学ぶこと
  3. 2026年3月の改訂で加わったこと
  4. 教材にある「性的同意」
  5. 相談先
  6. 家庭でも話してみよう
  7. まとめ

メル美姪っ子が「学校で、水着で隠れるところは大事なところって習ったよ」って教えてくれたの。今の学校ではそういうことを教えてるんだね。

プレ男ぼくらのころは、そういう授業はあまり覚えてないなあ。どんな内容なんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、学校で行われている 「生命(いのち)の安全教育」 の話です。文部科学省のページと、「生命(いのち)の安全教育」の指導の手引き、教材の拡充・改訂内容(2026年3月改訂版)をもとにまとめました。子どもと話すときのヒントにもなると思います。

生命(いのち)の安全教育とは

文部科学省によると、

年齢ごとに学ぶこと

指導の手引きによると、

段階 主な内容
幼児期 自分の体は自分だけのもので、大切にする。それはほかの人も同じ。体を見られたり触られたりして嫌な気持ちになったら、「いやだと言う」「逃げる」「安心できる大人に相談する」
小学校 低・中学年 体全部が大切。とりわけ水着で隠れるところは、自分だけが見たり触ったりしてよい大切なところで、ほかの人も同じ。自分と相手の体を守るための「同意」の基本と、いくつかの対応のしかた
小学校 高学年 「自分だけの大切なところ」を守るルールとしての距離感(境界線)。性暴力の基本。インターネットやSNSの例をふまえた対応
中学校 距離感(境界線)や性的同意などを通して、性暴力の正しい知識。自分や友だちが被害にあったときの対応、具体的な相談先
高校 性暴力の現状、距離感(境界線)、性的同意。性暴力が起きないように自ら考え行動する態度

プレ男小学生の教材で「手をつないでもいい?って聞いてみよう」から始まるんだね。「同意」って、大人になってからいきなり学ぶものじゃないんだ。

2026年3月の改訂で加わったこと

教材の拡充・改訂内容によると、

教材にある「性的同意」

中学・高校向けの教材では、「性的同意」を次のように説明しています。

また、性暴力はお互いの関係が対等でないときに起こりやすいこと、少しずつ距離を縮めて安心させてから性加害をする「性的グルーミング」(2人だけの秘密にさせる、いつも2人きりになりたがる、など)があることも教えています。

性暴力を受けたのは、あなたのせいではありません。ひとりで抱えこまず、信頼できる人や相談窓口に話してください。

相談先

指導の手引きには、次のような相談先がのっています。

性暴力の被害にあったときのことは、性暴力の被害にあったら、交際相手からの暴力についてはデートDVも見てください。

家庭でも話してみよう

世界で行われている性教育の考え方については、「包括的性教育」ってなに?にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. 文部科学省. 性犯罪・性暴力対策の強化について(生命(いのち)の安全教育). https://www.mext.go.jp/a_menu/danjo/anzen/index.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 文部科学省・内閣府. 「生命(いのち)の安全教育」指導の手引き(令和8年3月改訂版、PDF). https://www.mext.go.jp/content/20260326-mxt_kyousei02-000014005-001.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 文部科学省. 「生命(いのち)の安全教育」教材及び指導の手引きの拡充・改訂内容について(PDF). https://www.mext.go.jp/content/20260326-mxt_kyousei02-000014005-015.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。