性教育Sex Education

Pregnancy

世界の帝王切開(WHO)

お産の5回に1回以上(21%)が帝王切開。1990年の約7%から増え、2030年には約3割の見通し。必要な人が受けられない国と、多すぎる国の差

2026年10月12日

世界の帝王切開について、世界保健機関(WHO)のニュースリリース(2021年6月16日)をもとにまとめました。WHOの研究によると、帝王切開は世界のお産の21%をしめ、1990年の約7%から増えていて、2030年には29%になる見通しです。帝王切開は命を救う大切な手術ですが、医学的に必要でないときに行うと、お母さんと赤ちゃんに不要なリスクをもたらすことがあります。一方、最も開発の遅れた国では約8%と、必要な人が受けられていない心配もあります。WHOは、目標の割合を決めるのではなく、一人ひとりのニーズに目を向け、女性がお産の決定に参加できることが大切だとしています。

目次
  1. お産の5回に1回以上が帝王切開
  2. 帝王切開は命を救う。でも、不要な手術にはリスクも
  3. 受けられない国と、多すぎる国
  4. WHOのすすめ
  5. まとめ

メル美友だちが帝王切開で産んだの。世界では、帝王切開ってどのくらいあるのかな。

プレ男国によって、ずいぶんちがいそうだね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、世界の帝王切開の話です。世界保健機関(WHO)のニュースリリース「Caesarean section rates continue to rise, amid growing inequalities in access」(2021年6月16日)をもとにまとめました。帝王切開そのものについては、帝王切開を見てください。

お産の5回に1回以上が帝王切開

WHOの研究によると、

帝王切開は命を救う。でも、不要な手術にはリスクも

WHOによると、

帝王切開は、命を救う大切な手術です。WHOは、目標の割合を決めるのではなく、一人ひとりのニーズに目を向け、女性がお産の決定に参加できることが大切だとしています。

受けられない国と、多すぎる国

WHOによると、

WHOのすすめ

WHOは、医学的に必要でない帝王切開をへらすために、質の高い、尊重されるケアのなかで、次のような取り組みをすすめています。

また、すべての女性が医療者と話し、リスクと利点の説明を受けて、お産の決定に参加できること、妊娠中からお産まで気持ちの支えを受けられることが大切だとしています。

プレ男帝王切開がいい・悪いじゃなくて、必要な人がちゃんと受けられて、本人が納得して決められることが大事なんだね。

お産がこわいときのことはお産がこわくてたまらない(出産恐怖症)、お産の準備はお産の準備を見てください。日本のお産の場の数字は数字で見る日本のお産の場(2023年)を見てください。

(更新)厚生労働省の「令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査」によると、2023年9月中の分娩のうち帝王切開の割合は、一般病院で29.1%(32,691件中9,523件)、一般診療所で15.3%(26,335件中4,028件)で、どちらも増える傾向です(2011年は一般病院24.1%、一般診療所13.6%)。9月の1か月間の調査で、WHOの推計とは集め方がちがいます。

助産師が中心になるケアについては、助産師が中心になるお産のケア(WHO、2025年)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Caesarean section rates continue to rise, amid growing inequalities in access(News release, 16 June 2021). https://www.who.int/news/item/16-06-2021-caesarean-section-rates-continue-to-rise-amid-growing-inequalities-in-access (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 厚生労働省. 令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況 医療施設調査(PDF). https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/23/dl/02sisetu05.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。