性教育Sex Education

Your Body

職場の健診の子宮頸がん・乳がん検診は、方法がいろいろ

健康保険の22%が「自分でとる細胞診」、乳がんでは78%がエコー、34%が視触診(2024年度)。国の指針の方法とちがうことも

2026年10月12日

職場の健康保険(健保組合・共済組合・協会けんぽなど)が行うがん検診について、厚生労働省の「第47回がん検診のあり方に関する検討会」(2026年7月16日)の参考資料6「被用者保険におけるがん検診の実施状況」(2025年度保険者データヘルス全数調査、2024年度が対象、1,416保険者)をもとにまとめました。子宮頸がん検診では、医師がとる細胞診が86.2%、自分でとる細胞診が22.1%、HPV検査(医師がとる)が19.5%、HPV検査(自分でとる)が16.2%の保険者で行われていました。乳がん検診では、マンモグラフィが90.0%、エコーが78.1%、視触診が34.0%でした。国の指針(市区町村の検診)の方法とはちがうものもふくまれます。

目次
  1. 子宮頸がん検診の方法(複数回答)
  2. 乳がん検診の方法(複数回答)
  3. 国の指針の方法とのちがい
  4. 「職域のがん検診のマニュアル」を知らない保険者も
  5. まとめ

メル美会社の健診の子宮頸がん検診で、「自分で綿棒みたいなものでとってください」って言われたの。それでいいのかな。

プレ男市区町村の検診とは方法がちがうのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、職場の健康保険が行う子宮頸がん・乳がん検診の方法の話です。厚生労働省の「第47回がん検診のあり方に関する検討会」(2026年7月16日)の参考資料6「被用者保険におけるがん検診の実施状況」をもとにまとめました。2025年度保険者データヘルス全数調査の結果で、2024年度について、健保組合・共済組合・協会けんぽなど1,416の保険者が答えています(任意のアンケートです)。

子宮頸がん検診の方法(複数回答)

方法 行っている保険者
問診 52.2%
細胞診(医師がとる) 86.2%
細胞診(自分でとる) 22.1%
HPV検査(医師がとる) 19.5%
HPV検査(自分でとる) 16.2%

乳がん検診の方法(複数回答)

方法 行っている保険者
問診 51.6%
マンモグラフィ 90.0%
乳房の超音波検査(エコー) 78.1%
視触診 34.0%

職場の健康保険の子宮頸がん検診では、22.1%が自分でとる細胞診を、16.2%が自分でとるHPV検査を行っていました。乳がん検診では、78.1%がエコー、34.0%が視触診を行っていました。

国の指針の方法とのちがい

市区町村の検診のための国の指針では、

とされています。職場の検診には、自分でとる細胞診や視触診など、この指針の方法とはちがうものもふくまれています。市区町村の検診の方法は市区町村の乳がん・子宮頸がん検診、国の指針にない方法もを見てください。

「職域のがん検診のマニュアル」を知らない保険者も

国は2018年に「職域におけるがん検診に関するマニュアル」を公表していますが、活用している保険者は40.0%で、活用していない理由でいちばん多かったのは「存在を知らない」(65.3%)でした。

プレ男会社の健診でどんな方法を使っているか、案内をよく見て、わからなければ聞いてみるといいんだね。

子宮頸がん検診は子宮頸がん検診は20歳から、乳がん検診は乳がんは女性でいちばん多いがんを見てください。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課. 被用者保険におけるがん検診の実施状況(第47回がん検診のあり方に関する検討会 参考資料6、2026年7月16日). https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001724383.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 厚生労働省. がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(第47回がん検診のあり方に関する検討会 参考資料5). https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001724382.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。