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妊娠中の湿布・市販の風邪薬・花粉症の薬

痛み止めの成分(NSAIDs)は、妊娠中期以降、とくに後期に注意。赤ちゃんの腎臓の働きが落ちて羊水が減ったり、心臓の血管が狭くなったりすることがある。自己判断で使わず、まず相談を

2026年10月10日

妊娠中に腰が痛くて湿布を貼りたい、風邪をひいて市販薬を飲みたい——そんなとき、注意したい成分があります。国立成育医療研究センターが監修した厚生労働省研究班のヘルスケアラボによると、湿布や市販の風邪薬に含まれることがある痛みや炎症をおさえる成分(非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs。インドメタシン、ケトプロフェン、ジクロフェナク、ロキソプロフェン、イブプロフェンなど)は、妊娠中期以降に使うと、おなかの赤ちゃんの腎臓の働きが落ちて羊水が減ったり、心臓の大切な血管が狭くなったりすることが知られています。湿布でも実際に悪影響が起きた報告があります。

目次
  1. 注意したい成分:NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
  2. 湿布(貼り薬)も油断しない
  3. 市販の風邪薬
  4. 花粉症の薬
  5. まとめ

メル美妊娠中の姉が腰が痛くて、家にあった湿布を貼ろうとしてたの。湿布くらいなら大丈夫だよね?

プレ男貼り薬って、飲み薬ほど体に入らないイメージだけど……。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中の湿布・市販の風邪薬・花粉症の薬の話です。厚生労働省研究班のヘルスケアラボ(国立成育医療研究センター監修)のQ&Aをもとにまとめました。

注意したい成分:NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

ヘルスケアラボによると、

メル美湿布でも、赤ちゃんに影響することがあるんだ……。

湿布(貼り薬)も油断しない

ヘルスケアラボによると、

妊娠中の腰痛の対策は、妊娠中の腰痛の記事にまとめています。

湿布や市販の風邪薬に入っている痛み止めの成分には、妊娠中期以降、とくに後期に注意が必要なものがあります。家にある薬を使う前に、産婦人科の医師や薬剤師に相談を。

市販の風邪薬

ヘルスケアラボによると、

(更新)日本のアセトアミノフェン錠(医療用)の添付文書(2026年8月改訂)では、妊婦・妊娠している可能性のある女性には、「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」とされ、妊娠後期の女性への投与で胎児に動脈管収縮を起こすことがある、と書かれています。妊娠中に使えないわけではありませんが、医師の判断で使う薬です。自己判断で市販薬を飲まず、医師や薬剤師に相談してください。

花粉症の薬

ヘルスケアラボによると、

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省研究班 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ. 【妊娠中】「湿布を貼ってもよいですか。」(監修:国立成育医療研究センター、最終更新日:2026年8月31日). https://w-health.jp/maternity_qa/detail35/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 厚生労働省研究班 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ. 【妊娠中】「市販薬の風邪薬を飲んでもよいですか?」(監修:国立成育医療研究センター、最終更新日:2026年8月31日). https://w-health.jp/maternity_qa/detail36/ (閲覧日:2026年10月10日)
  3. 厚生労働省研究班 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ. 「花粉症はどう対処したらいいですか?」. https://w-health.jp/maternity_qa/detail25/ (閲覧日:2026年10月10日)
  4. アセトアミノフェン錠 添付文書(2026年8月改訂 第3版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00071537 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。