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授乳のあとに両方の乳首が強く痛む

乳首のカンジダかもしれない。赤ちゃんの口の中に、ふいてもとれない白い斑点があればうつしあっていることも。お母さんと赤ちゃんを同時に治療し、授乳は続けてよい(英国NHS)

2026年10月10日

それまで痛くなかったのに、授乳のあと両方の乳首や胸が強く痛み、毎回1時間くらい続く——英国NHS(NHS 111 Wales、2023年)によると、乳首や胸のカンジダ(真菌)の感染かもしれません。乳首の傷や、抗菌薬を使ったあとに起こりやすく、赤ちゃんの口の中にカンジダ(ふいてもとれない白い斑点)ができることもあります。お母さんと赤ちゃんはうつしあうので、同時に治療します。治療中も授乳は続けられます。痛みには、くわえ方などほかの原因もあるので、まず相談しましょう。

目次
  1. なぜ起こるの?
  2. お母さんのサイン
  3. 赤ちゃんのサイン
  4. 検査と治療
  5. うつさないために
  6. まとめ

メル美友だちが、生後2か月の赤ちゃんに授乳してるんだけど、最近になって授乳のあと両方の乳首がずっと痛いんだって。最初は平気だったのに……。

プレ男カンジダって、腟の病気だと思ってた。乳首にもなるの?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、授乳中の乳首のカンジダと、赤ちゃんの口のカンジダの話です。英国NHS(NHS 111 Wales)の「Breastfeeding and thrush」(2023年5月更新)をもとにまとめました。授乳のほかの悩みについては授乳のよくある悩みを見てください。

なぜ起こるの?

NHSによると、

腟のカンジダについては、カンジダを見てください。

お母さんのサイン

NHSによると、次のようなときは、胸のカンジダかもしれません。

一方、次のようなときは、カンジダの可能性は低いとされています。

赤ちゃんのサイン

NHSによると、

授乳中の乳首の痛みには、カンジダのほかにも、赤ちゃんのくわえ方などいろいろな原因があります。がまんせずに、助産師や医師に相談してください。カンジダなら、お母さんと赤ちゃんを一緒に治療します。

検査と治療

NHSによると、

(更新)日本のミコナゾール経口用ゲルの添付文書(2022年4月改訂)では、効能・効果は口腔カンジダ症と食道カンジダ症です。小児については、誤嚥により呼吸困難や嚥下性肺炎を起こすおそれがあり、「外国において、6ヵ月未満の乳児で誤嚥により窒息を起こした症例が報告されている」、小児を対象とした臨床試験は行われていない、と書かれています。授乳婦は、治療の有益性と母乳栄養の有益性を考えて授乳を続けるかを検討するとされています。赤ちゃんの鵞口瘡に実際にどの薬が使われるか、どの診療科で相談するかは確認していません。

うつさないために

NHSによると、治療中は、

母乳のしぼり方と保存については、母乳のしぼり方と保存を見てください。

まとめ


参考文献

  1. NHS 111 Wales. Breastfeeding and thrush(Last Updated: 25/05/2023). https://111.wales.nhs.uk/livewell/pregnancy/Breastfeedingthrush/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. ミコナゾール経口用ゲル 添付文書(2022年4月改訂 第2版). KEGG MEDICUS. https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00059753 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。