
プレ男風疹の抗体って、どのくらいの人がもっているの?自分が受けたかどうかも覚えていないや。

メル美妊娠前に確かめておきたいから、気になる!
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、風疹の抗体をもっている人の割合の話です。国立健康危機管理研究機構の「病原微生物検出情報(IASR)」2026年4月号の「令和7(2025)年度風疹予防接種状況および抗体保有状況」をもとにまとめました。国の感染症流行予測調査として、15都道県の4,148人(男性2,193人、女性1,955人)の血液を調べたものです(HI法で抗体価1:8以上を「抗体あり」としています)。
女性はおおむね90%以上
2025年度の調査では、
- 2歳以降の年齢では、抗体をもつ人はおおむね90%以上(89〜100%)でした
- 女性は、2〜64歳の年齢でおおむね90%以上(83〜100%)でした
- 男性は、45〜69歳の各年齢群で90%を下回り、45〜49歳が87%、50〜54歳が89%、55〜59歳が88%、60〜64歳が88%と、女性より低い傾向でした
定期接種の機会がなかった世代の男性
- 1962年4月2日〜1979年4月1日生まれの人は、子どものころ女性だけが風疹の定期接種の対象だったため、この世代の男性は抗体をもつ人が少ない傾向がありました
- この世代の男性は、2016〜2020年度の調査では80%前後でしたが、2019年度からの第5期の定期接種(抗体検査とワクチン)のあとふえ、2022〜2025年度は80%後半を保っています
- 第5期の定期接種は2024年度末で終わりましたが、期間内に抗体検査を受けて陰性だった人で、ワクチンの偏りなどで期間内に受けられなかった人は、特例の対象になる可能性があるとしています

2025年度の調査では、20歳以上で風疹ワクチンを受けたとわかっている人は、男性22%、女性47%でした。接種歴がわからない人も多くいます。
大人は接種歴が「わからない」人が多い
- 20歳以上で、風疹のワクチンを1回以上受けたとわかっている人は、男性22%、女性47%でした
- 20歳以上では、ワクチンを受けたかどうかわからない人が、男性で58〜82%、女性で24〜94%(年齢群による)と多くいました
- 第5期の対象をふくむ45〜64歳の男性で、ワクチンを1回以上受けたとわかっている人は10〜15%でした
子どもの抗体
- 生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんから移った抗体があり、それが消える生後6〜11か月では3%まで下がります
- 1歳の定期接種のあと上がり、2歳以降はおおむね90%前後になります。ただ、2025年度は2歳の男の子で85%と例年より低く、調べた人数が少ないことに注意しつつ、今後も見ていく必要があるとしています

プレ男受けたかどうかわからないなら、母子手帳を見たり、抗体検査を受けたりして確かめておくといいんだね。
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男性の世代で抗体が少ない理由(制度の歴史)は、風疹ワクチンの制度の歴史を見てください。
まとめ
- 2歳以降は抗体をもつ人がおおむね90%以上。女性はおおむね90%以上
- 45〜64歳の男性は87〜89%で、女性より低め
- 1962〜1979年生まれの男性は、第5期の定期接種で80%前後→80%後半に
- 20歳以上で接種がわかっている人は男性22%・女性47%。わからない人は確かめておこう
参考文献
- 国立健康危機管理研究機構. 令和7(2025)年度風疹予防接種状況および抗体保有状況―感染症流行予測調査2025年度速報値から(IASR Vol.47 p68-70: 2026年4月号). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol47/554/554r06.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。