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世界の妊産婦死亡(2023年、WHO)

1年で約26万人、毎日700人以上が妊娠・出産で亡くなっている。多くは防げる原因。高所得国では生涯リスク7,933人に1人、低所得国では66人に1人

2026年10月12日

世界の妊娠・出産による死亡について、世界保健機関(WHO)のファクトシート(2025年4月7日)をもとにまとめました。2023年には、約26万人の女性が妊娠・出産の途中やそのあとに亡くなり、毎日700人以上が、防げる原因で亡くなっていました。2000年から2023年に、妊産婦死亡率は世界で約40%下がりましたが、約92%は低所得国・低中所得国で起きています。死亡の約75%は、大量出血(おもに産後)、感染症、妊娠中の高血圧(妊娠高血圧腎症・子癇)、出産の合併症、安全でない中絶によるものです。

目次
  1. 毎日700人以上
  2. 国による大きなちがい
  3. おもな原因
  4. まとめ

メル美世界では、今も妊娠や出産で亡くなる人がたくさんいるって聞いたの。

プレ男国によって、どのくらいちがうんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、世界の妊産婦死亡の話です。世界保健機関(WHO)のファクトシート「Maternal mortality」(2025年4月7日)をもとにまとめました。

毎日700人以上

WHOによると、

国による大きなちがい

WHOによると、2023年の妊産婦死亡率(出生10万あたり)は、

でした。15歳の女性が生涯のうちに妊娠・出産で亡くなるリスクは、高所得国で7,933人に1人、低所得国で66人に1人です。紛争や不安定な状況にある国は、出生の25%なのに、妊産婦死亡の61%をしめていました。

世界では、妊娠・出産で毎日700人以上の女性が亡くなっていて、その多くは防げる原因です。妊娠前・妊娠中・出産のときの、専門家による適切なケアが命を守ります。

おもな原因

WHOによると、妊産婦死亡の約75%は、次のような合併症によるものです。

ほとんどの合併症は妊娠中に起こり、多くは防いだり治療したりできるとされています。妊娠前からある病気が妊娠中に悪くなることもあります。

また、WHOの研究(2025年3月発表、2020年の推計)では、妊産婦死亡の27%が出血(おもに出産の最中やそのあと)、16%が妊娠高血圧腎症などの高血圧によるもので、23%には、HIV、マラリア、貧血、糖尿病など、ほかの病気が関わっていました。こうした病気は、大きな合併症が起きるまで見つからなかったり、治療されなかったりすることが多いとしています。

プレ男産後の出血や高血圧など、日本でも妊婦健診で気をつけていることが、世界でも大きな原因なんだね。

妊娠中に気をつけたい症状は、妊娠中に「すぐ相談」したい症状を見てください。

(更新)厚生労働省の「令和7年(2025)人口動態統計(確定数)」の第8表(死因簡単分類別にみた性別死亡数)では、死因が「妊娠、分娩及び産じょく」に分類された死亡は、2025年に23人(2024年は30人)でした。妊産婦死亡率(出生または出産10万あたり)は、この表には書かれておらず、確認していません

妊娠中の高血圧の世界の状況と産後のリスクは、妊娠高血圧腎症は世界で年4万2,000人の妊産婦の命にかかわる(WHO、2026年)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Maternal mortality(Fact sheet, 7 April 2025). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/maternal-mortality (閲覧日:2026年10月12日)
  2. World Health Organization. Many pregnancy-related complications going undetected and untreated(News, 8 March 2025). https://www.who.int/news/item/08-03-2025-many-pregnancy-related-complications-going-undetected-and-untreated--who (閲覧日:2026年10月12日)
  3. 厚生労働省. 令和7年(2025)人口動態統計(確定数)の概況 統計表 第8表 死因簡単分類別にみた性別死亡数. https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei25/index.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。