
メル美妊娠中の姉が、おなかに線ができてきたって落ちこんでるの。高いクリームを買おうか迷ってるみたい。

プレ男妊娠線って、ほとんどの人にできるものなのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠線(ストレッチマーク)の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。
妊娠線とは
NHSによると、
- 妊娠線は、皮膚の表面にできる細い、すじのような線です。肌の色によって、ピンク、赤、紫、茶色などに見えます
- 妊婦の10人に8人ほどにできる、とてもよくあるものです
- おなかが大きくなるにつれて、主におなか、ときに太ももの上のほうや胸にできます。できる時期は人によってちがいます
- 最初に、皮膚がうすくなっているところのかゆみに気づくこともあります(妊娠中のかゆみ)
- 妊娠線は体に害はなく、病気を起こすことはありません。特別な治療もありません
- 出産後は、少しずつうすく、目立たなくなっていきますが、完全には消えないことが多いとされています

メル美10人に8人もできるんだ。体に害はなくて、産後はうすくなっていくんだね。
なぜできる?
NHSによると、
- 皮膚の真ん中の層(真皮)がのびて、ところどころ切れることでできます
- 妊娠中に限らず、思春期や体重が増えたときなど、皮膚がのびるとできます。妊娠中はホルモンの変化で、よりできやすくなります
- できるかどうかは肌の性質にもよります。のびやすい肌の人もいます
- 妊娠中の体重の増え方が平均より多いと、できやすくなります
クリームやオイルは効く?
- NHSは、できた妊娠線を消すとうたうクリームがあるが、効くという確かな根拠はないとしています
- オイルやクリームで妊娠線を予防できるかについても、根拠はかぎられているとされています
保湿は、乾燥やかゆみを和らげるために役立つことがありますが、高価な商品を無理に買う必要はありません。

妊娠線は妊婦の10人に8人ほどにできる、体に害のないものです。消せるとうたうクリームに確かな根拠はありません。妊娠中に食事を減らしてやせようとはしないでください。
妊娠中にやせようとしない
- NHSは、妊娠中に食事を減らして体重を落とそうとしないようにとしています。妊娠中は健康的な食事が大切です(妊娠中に気をつけたい食べもの)
- 体重が気になるときは、健診で医師や助産師に相談しましょう(妊娠中の体重の増え方)。体を動かすことについては、妊娠中の運動を見てください
パートナー・家族にできること
- 妊娠線を気にしているときは、「気にしなくていい」と軽く流さず、気持ちを受けとめる
- 体の変化は、赤ちゃんを育てている証。からかったり、比べたりしない
妊娠中の髪染めや脱毛などのおしゃれの注意は、妊娠中の髪染め・脱毛・ハイヒールの記事にまとめています。
まとめ
- 妊娠線は妊婦の10人に8人ほどにできる、体に害のないもの
- 真皮がのびて切れることでできる。のびやすい肌や、体重の増え方が多いとできやすい
- 産後はうすく目立たなくなるが、完全には消えないことが多い
- 消すクリームに確かな根拠はない。予防のオイル・クリームも根拠はかぎられる
- 妊娠中に食事を減らしてやせようとしない
参考文献
- NHS. Stretch marks in pregnancy. https://www.nhs.uk/pregnancy/common-symptoms/stretch-marks/ (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。