
メル美出産して1年たつのに、尿もれや腰の痛みが続いている人がいるの。そういうものなのかな。

プレ男産後の不調って、どのくらいの人にあるんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、出産のあとに長く続く体とこころの不調の話です。世界保健機関(WHO)のニュースリリース「More than a third of women experience lasting health problems after childbirth, new research shows」(2023年12月7日)で紹介された、医学誌ランセット・グローバル・ヘルスの研究をもとにまとめました。
世界で毎年4,000万人以上
WHOによると、毎年少なくとも4,000万人の女性が、出産によって長く続く健康の問題をかかえると考えられています。出産から何か月、何年も続くことがあります。
どんな不調が、どのくらい?
研究で示された、産後の女性の割合は、
| 不調 | 割合 |
|---|---|
| 性交の痛み | 35%以上 |
| 腰痛 | 32% |
| 便もれ(肛門失禁) | 19% |
| 尿もれ(尿失禁) | 8〜31% |
| 不安 | 9〜24% |
| うつ | 11〜17% |
| 会陰の痛み | 11% |
| 出産への恐怖 | 6〜15% |
| 続発性不妊(出産後に妊娠しにくくなる) | 11% |
でした。

出産のあと、性交の痛みや腰痛、尿もれ・便もれ、不安やうつなどが、何か月・何年も続くことがあります。世界で毎年4,000万人以上の女性に起こると考えられています。
見過ごされがちな不調
WHOによると、
- こうした不調の多くは、ふつう産後のケアを受けられる期間が終わったあとにも起こり、見過ごされ、十分に気づかれず、報告もされにくいとされています
- 研究では、優先される32の状態のうち40%について、治療を支える質の高い指針が見つかりませんでした
- 研究者たちは、医療の中でこうしたよくある問題をもっと認識すること、妊娠中・出産のときのケアで危険を見つけて合併症を防ぐことが大切だとしています
- WHOは、女性が出産を乗りこえるだけでなく、そのあとも健康で生活の質を楽しめるよう、話を聞いてくれる医療者のサービスを利用できることが必要だとしています

プレ男「産後だからしかたない」ってがまんしなくていいんだね。パートナーとしても、気づいたら相談をすすめたいな。
産後の体の変化は産後の体の回復、尿もれはくしゃみで尿がもれる、トイレに間に合わない、産後のうつは産後うつはママだけじゃないを見てください。
まとめ
- 出産による長く続く不調は、世界で毎年4,000万人以上
- 性交の痛み35%、腰痛32%、便もれ19%、尿もれ8〜31%など
- 不安9〜24%、うつ11〜17%、出産への恐怖、続発性不妊も
- 多くは見過ごされがち。がまんせずに相談を
参考文献
- World Health Organization. More than a third of women experience lasting health problems after childbirth, new research shows (News release, 7 December 2023). https://www.who.int/news/item/07-12-2023-more-than-a-third-of-women-experience-lasting-health-problems-after-childbirth (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。