
メル美友だちが、妊娠に気づく前に飲み会でお酒を飲んじゃったって、すごく心配してるの。

プレ男妊娠中は、少しくらいなら飲んでもいいって聞いたことがあるけど…。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、妊娠中のお酒の話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。
妊娠中・妊娠を考えているときは、飲まないのがいちばん安全
- NHSは、妊娠中や妊娠を考えているときは、お酒を飲まないことをすすめています。赤ちゃんへのリスクを最小限にするためです
- 妊娠中の飲酒は、赤ちゃんに長く続く害をおよぼすことがあり、飲む量が多いほどリスクは大きくなります
お酒は、赤ちゃんにどう影響する?
NHSによると、
- お酒を飲むと、アルコールは血液から胎盤を通って赤ちゃんに届き、赤ちゃんの発達に深刻な影響をおよぼすことがあります
- 赤ちゃんの肝臓はまだ十分に育っておらず、アルコールを分解できません
- 流産、早産、低出生体重のリスクが上がります(早産)
- 胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)という、一生続く病気の原因になることがあります。FASDでは、
- 学習や行動の問題
- 関節、骨、筋肉、内臓の問題
- 感情のコントロールや社会性の問題
- 多動や衝動のコントロールの問題
- 言葉などのコミュニケーションの問題
などが起こることがあります。

プレ男赤ちゃんの肝臓はアルコールを分解できないんだ。「少しなら大丈夫」じゃないんだね。
妊娠に気づく前に飲んでいたら
- NHSは、妊娠初期に、妊娠に気づく前に飲んでいた人は、気づいた時点から、残りの妊娠期間はお酒を控えるようにとしています
- そのうえで、赤ちゃんに影響するリスクは低いと考えられるので、必要以上に心配しないようにとしています。気になるときは、医師や助産師に相談しましょう

妊娠中・妊娠を考えているときは、お酒を飲まないのがいちばん安全です。妊娠に気づく前に飲んでいた人は、必要以上に心配せず、気づいた時点からやめましょう。
やめるのがむずかしいときは
- NHSによると、多くの人は、妊娠がわかったとき、または妊娠を考えはじめたときにお酒をやめています。妊娠初期にお酒の味が苦手になる人も多いとされています
- やめるのがむずかしいときは、医師、助産師、薬剤師に相談してください。ひとりで抱えこむ必要はありません
- 日本でも、お酒の問題を相談できる窓口(保健所や精神保健福祉センターなど)があります
妊娠中のたばこについては、妊娠中のたばこの記事にまとめています。女性の体とお酒の関係については、プレイヤーと健康の女性は男性より酔いやすいの記事も見てください。
薬物をやめられないときの相談先は、妊娠中の薬物の記事にまとめています。
出産後、授乳中のお酒については、授乳中のお酒・たばこ・カフェインの記事にまとめています。
パートナー・家族にできること
- 妊娠中・妊娠を考えている時期は、一緒にお酒を控える、ノンアルコールの飲みものを用意する
- 飲み会などですすめない。「少しくらい」と言わない
- 妊娠に気づく前に飲んでいたことを気にしているときは、責めずに、医師に相談するようすすめる
まとめ
- 妊娠中・妊娠を考えているときは、お酒を飲まないのがいちばん安全
- アルコールは胎盤を通って赤ちゃんに届き、赤ちゃんは分解できない
- 流産・早産・低出生体重、一生続く胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)のリスク。飲むほどリスクは大きい
- 妊娠に気づく前に飲んでいたら、必要以上に心配せず、気づいた時点からやめる
- やめるのがむずかしいときは、医師や助産師に相談
参考文献
- NHS. Drinking alcohol while pregnant. https://www.nhs.uk/pregnancy/keeping-well/drinking-alcohol-while-pregnant/ (閲覧日:2026年10月5日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。