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生理の悩みは「聞いてもらうべきもの」(WHO、2026年)

世界で生理のある人は約21億人。3人に2人以上に生理痛。ひどい痛み、多い出血、気分の落ちこみは、病気のサインのことも

2026年10月12日

生理(月経)の健康について、世界保健機関(WHO)のファクトシート「Menstrual health」(2026年6月18日更新)をもとにまとめました。世界で生理のある女性や女の子は推計約21億人で、3人に2人以上が生理痛を経験しています。生理が予測できない・まれ・とても痛い・量が多い、気分の落ちこみなどで生活にさしつかえる場合は、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、血が止まりにくい体質、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、PMS・PMDD、早発卵巣不全などのサインのことがあります。WHOは、生理の悩みは医療者に聞いてもらい、きちんと評価されるべきだとしています。

目次
  1. 世界で約21億人
  2. 3人に2人以上に生理痛
  3. 病気のサインのことも
  4. 生理の教育と、生理用品
  5. まとめ

メル美生理痛がひどくても、「みんなそうだから」ってがまんしちゃうんだよね。

プレ男どこからが「病院で相談したほうがいい」なんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、生理(月経)の健康の話です。世界保健機関(WHO)のファクトシート「Menstrual health」(2026年6月18日更新)をもとにまとめました。

世界で約21億人

WHOによると、

3人に2人以上に生理痛

WHOによると、

生理の悩みは、医療者に聞いてもらい、きちんと評価されるべきものです。ひどい痛み、多い出血、つらい気分の変化で生活にさしつかえるときは、がまんせずに相談してください。

病気のサインのことも

WHOによると、生理が予測できない、まれ、とても痛い、量が多い、またはつらい気分の変化などで、ふだんの生活にさしつかえる場合は、次のような病気のサインのことがあります。

WHOは、医療者が生理の症状を軽く見たり見のがしたりして、診断が遅れることがあるとしています。

プレ男「生理だからしかたない」で済ませないことが大事なんだね。

生理の教育と、生理用品

WHOによると、

生理の目安は生理(月経)の「ふつう」の目安、生理痛は生理痛(月経困難症)はがまんしなくていい、生理の量が多いときは生理の量が多い(過多月経)、生理用品が手に入らないときは生理用品が手に入らないとき(生理の貧困)を見てください。

(更新)米国内分泌学会(Endocrine Society)の発表(2026年5月12日)によると、50以上の患者団体・専門家団体による国際的な合意(The Lancetに掲載)で、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の英語の名前は「Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome(PMOS)」に変わりました。この病気では卵巣の異常なのう胞はふえておらず、「のう胞」の名前が誤解や診断の遅れにつながっていたためとしています。3年の移行期間をへて、2028年の国際ガイドラインの改訂で新しい名前に完全に移る予定です。日本内分泌学会の一般向けページ(2026年9月8日更新)では、PCOSに代わる新しい名称として「多分泌代謝性卵巣症候群(Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome: PMOS)」が今後使用される予定とされています。

まとめ


参考文献

  1. World Health Organization. Menstrual health(Fact sheet, updated 18 June 2026). https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/menstrual-health (閲覧日:2026年10月12日)
  2. Endocrine Society. Polyendocrine Metabolic Ovarian Syndrome: New name to improve diagnosis and care of condition affecting 170 million women worldwide(May 12, 2026). https://www.endocrine.org/news-and-advocacy/news-room/2026/pcos-name-change (閲覧日:2026年10月12日)
  3. 一般社団法人日本内分泌学会. 多嚢胞性卵巣症候群(一般の皆様へ)(2026年9月8日更新). https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=75 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。