
メル美生理の前になると、胸が張ってすごく痛いの。もしかして、乳がんだったらどうしよう…。

プレ男痛いと心配になるよね。どんなときに病院に行けばいいんだろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、胸(乳房)の痛みの話です。英国NHSによると、胸の痛みはよくあることで、多くは深刻なものではありません。ただし、すぐに受診したほうがいいサインもあります。
多いのは、生理に関係した痛み
NHSによると、胸の痛みは多くが生理に関係しています。典型的には、
- 生理の2週間前ごろから痛みはじめ、だんだん強くなり、生理が終わるとおさまる
- にぶい、重い、うずくような痛み
- 両方の胸が痛み、わきの下まで広がることもある
生理前のほかの不調もあるときは、PMS(月経前症候群)の記事も見てください。

メル美生理の前に両方の胸が痛くなって、生理が終わるとおさまる。私のはこのパターンかも。
ほかの原因
NHSは、ほかの原因として次のものをあげています。
- 首・肩・背中のけがや痛みが、胸の痛みとして感じられることがある
- 薬:ピルや一部の抗うつ薬(低用量ピル)
- 乳腺炎や乳房の膿瘍(うみのかたまり)
- 妊娠(妊娠検査薬)
- 更年期のホルモンの変化(女性の更年期)
NHSは、胸の痛みだけなら、乳がんの症状である可能性は低いとしています。
自分でできること
NHSは、次のことをすすめています。
- 市販の痛み止めを使う(痛み止めのジェルを胸にぬる方法もある)
- 昼はサイズの合ったブラジャー、寝るときはやわらかいブラジャーをつける
ビタミンEや月見草オイルが効くという根拠は、ほとんどないとされています。

胸の痛みの多くは、生理に関係したものです。ただ、動かない硬いしこりや血の混じった分泌物、皮膚のくぼみがあるときは、早めに受診してください。
受診の目安
NHSは、次のようなときは受診するようすすめています。
受診を考える
- 痛みがよくならない、痛み止めが効かない
- 家族に乳がんの人がいる
- 妊娠のサインがある(まず妊娠検査薬で確かめても)
早めに受診する
- 胸の痛みに加えて、高い熱や寒気がある
- 胸の一部が赤い、熱い、腫れている
- 動かない硬いしこりがある
- 乳首から分泌物が出る(血が混じることも)
- 片方または両方の胸の形が変わった
- 胸の皮膚がオレンジの皮のようにくぼんでいる
- 乳首やそのまわりに発疹がある、乳首がへこんだ
これらは、より深刻な病気のサインのことがあります。乳腺外科などを受診しましょう。乳がん検診については、乳がん検診の記事にまとめています。
男性の胸のふくらみや痛みについては、男性の胸のふくらみ(女性化乳房)の記事にまとめています。
パートナーにできること
- 生理前の胸の痛みは、ふれられるだけでつらいこともあります。「痛い」と言われたら、やさしく受けとめる
- しこりなどの変化が気になるときは、一緒に受診をすすめる
乳首から液が出るときは、乳頭から分泌物が出るの記事も見てください。
まとめ
- 胸の痛みはよくあることで、多くは生理に関係(生理の2週間前から痛み、生理が終わるとおさまる)
- ほかに、首・肩のけが、ピルや抗うつ薬、乳腺炎、妊娠、更年期など
- 痛みだけなら、乳がんの症状である可能性は低い
- 動かない硬いしこり、血の混じった分泌物、皮膚のくぼみ、赤み・熱・腫れ、高熱は早めに受診
参考文献
- NHS. Breast pain(Page last reviewed: 3 May 2023). https://www.nhs.uk/conditions/breast-pain/ (閲覧日:2026年10月4日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。