この記事には性暴力の被害についての数字がふくまれます。読んでつらくなったら、途中でやめてかまいません。被害にあった人は悪くありません。全国共通の短縮ダイヤル「#8891」で、最寄りのワンストップ支援センターにつながります。

メル美同意のない性行為の被害って、どのくらいの人が経験しているのかな。

プレ男知らない人より、身近な人からのことが多いって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、同意のない性交等の被害の経験についての国の調査の話です。内閣府男女共同参画局の「男女間における暴力に関する調査」(2024年3月公表、全国の18〜59歳の男女2,950人が回答)をもとにまとめました。
女性の8.1%、男性の0.7%
調査では、相手の性別を問わず、同意がないのに性交等をされた経験があるかをたずねています。経験があると答えたのは、
- 女性 8.1%(1人から5.7%、2人以上から2.4%)
- 男性 0.7%
- 全体 4.7%
でした。女性では、およそ12人に1人にあたります。

同意のない性交等をされた経験がある人は、女性で8.1%、男性で0.7%でした。被害を受けた人の55.7%は、どこにもだれにも相談していませんでした。
いつ、だれから?
被害を受けた140人の答え(複数回答)では、
- 被害のときの年齢:20代が40.7%、18〜19歳が22.1%、中学卒業〜17歳が17.9%、小学生のときが15.0%、小学校入学前が7.9%
- 加害者:交際相手16.4%、元交際相手16.4%、職場・アルバイト先の関係者10.0%、学校の生徒・学生8.6%、SNSなどネットで知り合った人7.9%、まったく知らない人10.0%
- 被害のときの状況:不意をつかれて突然に襲われた23.6%、「何もしない」などとだまされた22.9%、上下関係などで拒否できなかった22.9%、驚きや混乱で体が動かなかった22.9%、アルコールや薬物で意識がなかった・もうろうとしていた13.6%

プレ男「体が動かなかった」人も多いんだね。抵抗できなかったからといって、同意したことにはならないんだよね。
生活への影響と、相談できなかった理由
- 被害で生活が変わったこととして、被害を受けたときの感覚がよみがえる(24.3%)、異性と会うのが怖くなった(22.1%)、だれのことも信じられなくなった(21.4%)、生きているのが嫌になった・死にたくなった(13.6%)などがあげられました
- 55.7%は、どこにもだれにも相談しませんでした。相談した人では、友人・知人(29.3%)、家族や親戚(10.0%)が多く、警察は1.4%でした
- 相談しなかった・相談まで5年以上かかった理由では、「恥ずかしくてだれにも言えなかった」45.7%、「相談してもむだだと思った」31.5%、「自分さえがまんすれば」28.3%、「思い出したくなかった」27.2%などが多くなっていました
ひとりで抱えこまないで
性暴力の被害は、被害を受けた人のせいではありません。性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターには、全国共通の短縮ダイヤル「#8891」でつながります。被害にあったときにできることは性暴力の被害にあったら、相談の件数はワンストップ支援センターへの相談は2025年度に7万4,472件で過去最多、法律は不同意性交等罪とは?を見てください。
まとめ
- 同意のない性交等をされた経験は、女性8.1%、男性0.7%
- 被害のときの年齢は20代が約4割、18〜19歳が約2割。子どものときの被害も
- 加害者は交際相手・元交際相手が多く、まったく知らない人は1割
- 55.7%はだれにも相談できていない。理由は「恥ずかしくて言えなかった」が最多
- 被害を受けた人は悪くない。「#8891」へ
参考文献
- 内閣府男女共同参画局. 男女間における暴力に関する調査 報告書(令和6年3月)(問32〜38 不同意性交等をされた経験について). https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/r05/r05danjokan-10.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
- 内閣府男女共同参画局. 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの相談件数の推移(令和元年度〜7年度). https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/pdf/onestop_r07.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。